あれこれ

2018/05/16 エヴゲーニー・プルシェンコ「シニア女子スケートへの移行資格が18歳だとしても支持するだろう」

https://rsport.ria.ru/figure_skating/20180516/1136968596.html

2018/05/16 エヴゲーニー・プリューシェンコ「トルーソワは、シニアスケートまで四回転ジャンプを保持出来る」

モスクワ、5月16日、RIAノーヴォスチ、アナトーリー・サモフヴァーロフ。
現世界ジュニア女王アレクサンドラ・トルーソワは、適切な練習をすれば、シニアスケートでも四回転ジャンプを保持出来ると、二度のオリンピックチャンピオン、エヴゲーニー・プリューシェンコがRIAノーヴォスチに語った。

オランダはISU総会で、2020/21年シーズンからシニアフィギュアスケート大会出場者の最低年齢を17歳まで引き上げる提案を提出した。資格導入案の支持者たちは、ジュニア選手はシニアよりも難易度の高いエレメンツを容易に実行出来ることから、女子シングルスケートにおける選手生活が短くなっていると主張している。

エテリ・トゥトベリーゼの指導の下でトルーソワは、13歳で女子フィギュアスケート史上初めて、大会で四回転ジャンプのサルコウをクリーンに跳び(原文ママ)、その後間もなく、一つのプログラムのなかでサルコウとトウループの二つの四回転ジャンプを跳んだ。

「私は同業者たちを批判したくない。エテリ・トゥトベリーゼのところでは、全てが上手く行っている。私の見る限り、彼女は自分の仕事を立派にやっているし、大きなグループを抱えていて、結果を出している。彼女は既に何名かのオリンピックチャンピオンを養成した。

トゥトベリーゼは非常に力もあるし、地位も固めたコーチだ。あの(アレクサンドラ・)トルーソワや(アリョーナ・)コストルナヤも既に難易度の高いジャンプを跳んでいるし、今後の適切な練習によって、シニアに移行したとしても彼女たちはそれらのジャンプを保持することが出来る」。プリューシェンコは電話で語った。

「生理的成長がある女子スケートにおいて、これをやることは非常に困難だが、しかし、この方向で前進することが必要なのだ」。フィギュアスケートの年齢制限の設定に言及して、コーチはこう強調した。

「もし16歳の女子選手と、25歳あるいは30歳の女子フィギュアスケーターを比べるとすれば、もちろん、二つの異なるスケートだ。

若い選手たちは、身体的にまだ出来上がっていないお陰でジャンプを跳ぶことが出来るが、表現力を発揮することは出来ない。私は大体においてこの(シニアスケート大会への出場資格を17歳まで引き上げる)考えに賛成だし、シニア女子スケートへの移行資格が18歳でも支持するだろう。

その年齢資格の下では、成功した多くのジュニアたちは、自分たちのチャンスのために、その場、今だけにこだわることはなくなるだろうし、どのようにしたらより長く滑れるかを考えるようになるだろう。私は、フィギュアスケートは一日だけのスポーツである筈はなく選手たちは長い間滑らなければならないという考えに賛成する」。

プリューシェンコは、年齢資格の設定が、女子スケーターたちのプログラムの難易度には影響しないと考えている。「これらの女子選手たちは、ジュニアの大会で四回転を跳ぶことが出来るし、その後シニアスケートにそれらを持って行けば良い。ただこれらのエレメンツを保持することは、より困難になるだろう。私自身は、自分の女子ジュニア選手たちに必ず四回転を教えるだろう。フィギュアスケートは進歩しなければならない。われわれは四回転ジャンプからはどこにも逃げられない。全てがここに至る」。

「このことと、15歳でも大人のスケートに適応出来る — 力強さの点でも、カリスマ性でも、つなぎでも、滑りの幅でも、振り付けでも — 女子選手たちがいるということとは別問題だ。ザギートワは、昨シーズン良いレベルで滑った。このような年齢でも、大人の競技アスリートとして自分を見せられる若干の選手たちはいる」。プリューシェンコはこのように語った。

出典:R-Sport

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  1. 2018/05/19(土) 12:54:00|
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2018/05/15 アレクセイ・ミーシン「メドヴェージェワの復活が無いとは言わない。いずれにせよロシアは勝利するだろう」

https://rsport.ria.ru/interview/20180515/1136935060.html

2018/05/15 アレクセイ・ミーシン「メドヴェージェワの復活が無いとは言わない。ロシアの成功への嫉妬がある」

高名なロシアのコーチ、アレクセイ・ミーシンは、RIAノーヴォスチ特派員、タラス・バラバーシュへのインタビューで、シニアフィギュアスケート大会出場者の最低年齢制限を引き上げる提案が出された状況への彼の見解を語り、またフィギュアスケートにおけるロシア兵器(選手)が、結局のところ他国の全ての選手たちに勝利する理由を説明した。

—アレクセイ・ニコラエヴィチ、オランダはISU総会で、2020/21年シーズンからシニアフィギュアスケート大会出場者の最低年齢を17歳まで引き上げるという特別提案を出しました。これは、毎年新たに出現するエテリ・トゥトベリーゼの弟子たちの翼を切ろうとする西側諸国の試みではないですか?

「最初に、私はあなたに、ソヴィエト政権停滞期のレトリックを使わないことを勧めたい。『翼を切る』 — これはソヴェト的レトリックの反応だ。全ての連盟は平等だし、どの連盟も提案を提出、提議する権利がある。だから私は質問を次のように作り変えたい:オランダ連盟の提案をどう思いますか?と。 オランダ連盟の提案には、有益な一歩があると私は思う。それを議論しなければならない」。

—ISU総会は、年齢資格をひき上げる提案を議論するかどうかをこれから決めなければなりません。議論することになるのかどうか、どう思われますか?

「私はこのような提案に激しい拒否的態度は取らないが、しかし、この提案の採択の見通しは疑わしいと思う。私は、そう感じる」。

—最近、ロシアフィギュアスケートでは17歳に満たない女子たちが「撃って出て」います。もしかして、この提案はオランダ連盟の政治的行動なのでしょうか?

「あなたは再び、ロシアに対抗する行動について語っているが — これもまたポストソヴェト的レトリックだ。このような反応をあなたは捨てるべきじゃないかね? 私なら次のように考える:若いロシアの女子選手たちの成功への嫉妬はあるにしても、『翼を切る』とか『(反ロシア的)行動』とか — これは全て戯言的隠語であり、私はそれには組したくない」。

—現在多くの人たちが、ジェーニャ・メドヴェージェワのブライアン・オーサーへの移行について否定的に反応しています。ジェーニャを批判している、いわゆるフィギュアスケートファンたちをつき動かしているものは何なのでしょうか? 少し前まで皆は彼女に歓喜していました。

「私の競技生活、コーチ生活の間に、私と私の妻のタチヤーナの下へ生徒たちがやって来た。しかし、離れていった稀なケースもあった。一つのケースでは、離れていった選手にとって肯定的結果となった。それ以外の去っていった選手たちは、全員が忘れ去られた。アレクセイ・ヤグージンのケースでは、移行の甲斐があり、彼はオリンピックチャンピオンになった。今ではアレクセイと私はノーマルな人間的関係にある。私の側からは彼への何の反目や憎悪の要素も無い。彼の側からのそれも、私は感じない。これが、あなたの質問への私の答えだ」。

—オーサーのことばでは、ジェーニャはフィギュアスケートを愛している、彼女は現役引退を望んでいない、彼女の目標は2022年のオリンピックだということです。メドヴェージェワの性格とスキルとを考える時、彼女は次のオリンピックで勝利のために戦うことが出来るとあなたはお考えですか?

「私はあなたに、幾つかの例で答えよう。実を言えば、ジェーニャ・プリューシェンコは競技生活へ二、三度復帰した。そして毎回その復帰は不可能だと思えた。またリーザ・トゥクタムィシェワの輝かしいシーズンは、ロシア選手権で10位になった後のことだったことも言いたい。それ故私はメドヴェージェワの復活も無いとは言わない。

そしてこの移行を、一つの非常に利口な衝突として描写することによってコメントとしたい。つまり、もしかしたら、ロシアの素晴らしいジェーニャ・メドヴェージェワは、自らの素晴らしいパフォーマンスによってフィギュアスケートファンの目を喜ばせるようになるかもしれない。一方で熱中家にして革新者、エテリ・トゥトベリーゼは、(負けまいと)ロシアに新しい女王たちを準備するだろう。そしてオーサーはフィギュアスケートのアメリカとロシアの流派の伝統を結合しようと試みるだろう。

結局成功するのだ。いずれの場合でもわれわれは、ロシア兵器(選手)の繁栄と勝利の目撃者になるだろう。その際、どの火器が火を噴くのか見ることにしよう — 時が示してくれる」。

—オーサーは、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワのようなレベルの新しい女子スケーターを、エテリ・トゥトベリーゼがどのようにして次から次に輩出し続けているのかを世界の全てのコーチたちが理解したいだろうと語りました。ロシアでどのようにして才能のある選手たちが現れるのかを、オーサーはジェーニャとの仕事の後で理解することが出来るのでしょうか?

「理解出来ないと思う。しかし言っておくが、私はトゥトベリーゼのメソッドを良く知らない」。

  1. 2018/05/16(水) 23:32:00|
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2018/05/11 ブライアン・オーサー「もしスケーターが、二回連続して世界最強になるとすれば、すなわち彼の準備は総体的意味で正しかったのだ」

https://rsport.ria.ru/interview/20180510/1136673188.html

2018/05/11 ブライアン・オーサー「メドヴェージェワの全てはそのままで、ただリンクサイドにはこれから私が立つというだけだ」

====一部抜粋====

(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ)
インタビューの約束はすぐに取れた。私のSMSへの返事の中でただ一つの彼の要望は、対談の時間を確保するために、朝のかなり早いある時間きっかりに彼に電話をするというものだった。私はそのようにした。

—ロシアからのあなたへの電話は、私が最初である筈はありませんよね?

ブライアン・オーサー:「二番目だよ。私はタチヤーナ・タラーソワと非常に短い会話をしたばかりだ。直接口には出さなかったけれども、彼女は内心、メドヴェージェワの決断を支持しているという感じを受けた。これが本当にそうであることをとても願っている。私は、時々ではあったとしてもタラーソワのアドバイスを聞く機会を持てればと思っている。彼女は全く信じられないような、そして非常に賢明な専門家だから」。
・ ・・
—メドヴェージェワは、世界選手権で2連覇しました。彼女をより強くすることが出来るもの、さらに一歩前進する可能性を与えることが出来るものは、一体何だとあなたは見ていますか?

「何よりもそれは彼女の身体だ。身体 — それは全てのアスリートの主要な道具だ。それは強く、良く準備されていなければならない。

そこで重要なことは何か? それはジェーニャが非常に若いアスリートで、まだ18歳だということだ。しかしこれは、アスリートが自分の考えの権利を持たなければならない年齢だし、同時に完全な権利を持っている自分は、自分と働く専門家たちの誰もが同様に完全な権利を持っている、そうしたチームのメンバーなのだということを理解しなければならない年齢なのだ。

メドヴェージェワの目的 — それは次のオリンピックでの勝利だということを私は十分に良く承知している。このオリンピックへの途上には、三回の世界選手権がある。彼女が三回とも勝利するのかどうか、それは分からない。私は(未来が見える)水晶の玉を持っていない。分かっていることは、現在メドヴェージェワが岐路に立っており、私と私たちのチームが、ジェーニャがこの時期を上手く克服出来るよう助けるために、可能な限りを尽くすということだけだ。

彼女は多くのことを、何よりもジャンプに関して、素晴らしく習得している。彼女には素晴らしい頭があり、ある意味でそれは心理的『皮の厚さ』と呼ぶことが出来る。それに加えてジェーニャは、競うことが出来るし、それが好きだ。このようなライバルは — 他の選手たちにとっては全く、有難い贈り物ではない。この面でメドヴェージェワは、非常に強く私にユナ・キムを想起させる。

その際、ジェーニャの滑りの何らかの面をさらにより強くするための、非常に多くの余地を私は見ている。確かにそれのためには、時間も、エネルギーも、頭も要るが、しかし、ジェーニャ自身がこのような冒険への内面的用意が出来ていることは喜ばしい。彼女が望んでいる、これは、あなた自身がご存知のように、アスリートにとって最も重要なことだ」。

—あなたが先に言及したタチヤーナ・タラーソワですが、彼女が積極的に仕事をしていた往時のある時言ったことは、以前のコーチから離れた理由が何だったかを突き止めないうちは、決してアスリートを引き受けないということでした。あなたはメドヴェージェワにこのことを聞きましたか?

「いいえ。ジェーニャは非常に大きな尊敬を持って自分の以前のコーチ陣について話したので、過去の仕事への何らかの否定的評価をするつもりが無いということをすぐに理解することが出来た。これは筋が通っていると私は感じる。

もしスケーターが、二回連続して世界最強になるとすれば、すなわち彼の準備は、総体的意味で正しかったのだ、そうでしょう? エテリ・トゥトベリーゼがどのようにして、このような水準の新しい女子アスリートたちを次から次に輩出し続けているのかを、世界の全てのコーチたちが、出来ることなら、知りたがっていると言っても間違っていないと思う。彼女はどのようにしてこれが出来るのだろう? 彼女がトレーニングのなかでやっていることは一体何なのだろう?と」。

  1. 2018/05/12(土) 12:15:04|
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2018/05/06 ミハイル・コリャダーは、アメリカのアルチュニャーンと働くつもりだ

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2018/05/06 ミハイル・コリャダーは、アメリカのアルチュニャーンと働くつもりだ

モスクワ、5月6日、RIAノーヴォスチ、アナトーリー・サモフヴァーロフ。
アメリカで働いているフィギュアスケートコーチ、ラファエル・アルチュニャーンは、2018年オリンピック団体戦銀メダリスト、ロシアのミハイル・コリャダーが、アルチュニャーンとの協働の希望を表明したとRIAノーヴォスチに語った。

「ミーシャ(ミハイル)は、われわれのグループで滑るためにやって来たいと希望している。私はこれを誰にでも許している訳ではないのだが」。アルチュニャーンは電話で語った。「ただ私は彼を、アスリートとしても、人間としても非常に尊敬している。彼が彼のコーチのワレンチーナ・チェボタリョーワと一緒にやって来られるようにと取り組んでいるところだ。上手く行くことを願っている」。

アルチュニャーンは、「恒常的協働についての話ではない」と強調した。

アルチュニャーンの指導下では、現世界チャンピオン、アメリカのネイサン・チェン、同じくアメリカのアシュリー・ワグナー、日本の本田真凜等のアスリートたちがトレーニングを積んでいる。

  1. 2018/05/09(水) 22:40:21|
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2018/05/07 アレクセイ・ミーシン「ジェーニャにある程度同情しなければならない」

https://rsport.ria.ru/figure_skating/20180507/1136559114.html

2018/05/07 アレクセイ・ミーシン:メドヴェージェワのオーサーへの移行について「ジェーニャに同情しなければならない」

サンクトペテルブルク、5月7日、RIAノーヴォスチ、タラス・バラバーシュ。
著名なロシアのコーチ、アレクセイ・ミーシンは、エテリ・トゥトベリーゼコーチからブライアン・オーサーの下へと去ったフィギュアスケーター、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワに、ある程度同情しなければならないとRIAノーヴォスチに語った。

メドヴェージェワは月曜日(7日)、トゥトベリーゼからカナダのスペシャリスト、ブライアン・オーサーに移ることを発表した。その際、彼女は引き続きロシア代表として滑ると述べた。

「彼女は今、とても不確実な状況だ。別れる者たちの双方に幸せをもたらす別離もあれば、双方共に幸せをもたらさない別離もあり、一方の者にだけ幸せをもたらす別離もある。今の私たちの正しい態度は、これに冷静に接することだと思う」。ミーシンは電話で語った。

「われわれは誰も失わない。ロシアには優れた女子選手たちがいるのだから。ブライアン・オーサーは、高い水準の専門家であることを、身を以て示している。だから、冷静にこれに対応しなければならないし、現在非常に困難な状況にあるジェーニャにある程度同情しなければならない」。ミーシンはこのように続けた。

  1. 2018/05/08(火) 18:00:00|
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2018/05/06 スポーツ界は、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワとエテリ・トゥトベリーゼの離別を議論している

https://www.1tv.ru/news/2018-05-06/345068-sportivnyy_mir_obsuzhdaet_uhod_evgenii_medvedevoy_ot_eteri_tutberidze

2018/05/06 スポーツ界は、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワとエテリ・トゥトベリーゼの離別を議論している

(第1チャンネルのニュースより)
これは、沈黙はそれ自体が何かを物語っているケースだと感じられる。エヴゲーニヤ・メドヴェージェワは、記者たちとも、自分のコーチとも連絡を絶っている。エテリ・トゥトベリーゼが4月中旬に彼女に送ったメッセージは — 一言の答えもない。トゥトベリーゼは、メドヴェージェワが去ることを前夜のニュースで知った。

「もちろん、うわさは既に膨らんでいましたが、私はその時期の前に既にジェーニャにメールしていました — SMSに対しても、私の電話に対しても応答はありませんでした。ですから、第1チャンネルのニュースを見て、ジェーニャが私たちから去ったことが分かったのです」。エテリ・トゥトベリーゼは語る。

メドヴェージェワは今に至るまで、韓国でのオリンピックの結果 — エヴゲーニヤ・メドヴェージェワが2位 — を、理解していないし、受け入れていない。自分と同じコーチの生徒である15歳のアリーナ・ザギートワに負けたことを。しかし、この数ヶ月間ずっと、彼女は離れる可能性を否定していた:だって人生の大部分を、メドヴェージェワはトゥトベリーゼの下でトレーニングして来たのだ!

「私たちはこの11年間で、お互いを非常に良く研究しました」。エヴゲーニヤ・メドヴェージェワは語った。そして、今後もコーチとフィギュアスケーターとして共に進むのかという記者の質問には、ジェーニャは、『はい、間違いなく』と答えたのだ。

「これは、ただコーチへの信頼、結果への日々の信頼でなければならず、何らかの条件ではありません。もし彼女が何らかの条件を持ち出し、あるいはSMSや電話に応答しないのであれば、ジェーニャとの離別は、おそらく、不可避のものでしょう。それは、このアスリートが望んでいないということの表明です」。エテリ・トゥトベリーゼは、このように指摘する。

しかし、スポーツ界のセンセーションになるのは、離別の事実よりも、移籍の事実の方だろう。非公式ではあるが、カナダのコーチ、ブライアン・オーサーの名前が取り沙汰されている。彼は、このオリンピックに二人の男子スケートチャンピオンを導いた:金の羽生結弦と銅のハビエル・フェルナンデスだ。オーサーとトゥトベリーゼは現在、世界で最も結果を出すコーチたちだ。ロシアとカナダという対立する二つの流派のトップ、頂上なのだ。

「これがメドヴェージェワにとってプラスになるのか、そうでないのかを言える人が、フィギュアスケート界に今、一人もいないだろうと確信している。それをジェーニャも知らないし、誰にも分からない。しかしジェーニャは — 努力家で、勤勉家で、非常に才能のある人だ。彼女は、新しい挑戦が現役を続けるためのモチベーションにもなるかもしれないし、そうなると理解していると思う」。イリヤ・アヴェルブーフはこう指摘する。

「彼女が採ったような決断をジェーニャが下すためには、理由がある筈です。彼女は、自分の世界を作っていた人々から簡単に抜け出すような人間ではありません」。タチヤーナ・タラーソワはこのように考えている。

エヴゲーニヤ・メドヴェージェワは変わらなければならない、と専門家たちは言っている。そうでなければ、成長しつつある女子スケーターたちから『食われて』しまう:トゥトベリーゼのグループには、四回転ジャンプを跳んでいる女子ジュニア選手たちがいるのだから! ロシアのアレクサンドラ・トルーソワが現れる迄、女子の公式大会では世界で誰もそれらを跳ばなかった(訳注:トルーソワは四回転トウループと、四回転のコンビネーションジャンプを跳んだ世界初の女子選手。四回転サルコウは、安藤美姫に次いで2番目)。エヴゲーニヤ・メドヴェージェワも、もし足の深刻な怪我の後で出来るなら、もし耐えられるなら、自分の武器の難度を上げ、リスクを負う用意が現在出来ている。

「私は既に、ハーネス無しで、自力で四回転ジャンプに取り組み始めています。問題ない試技がありましたが、出がすばらしいものは、もちろん、ありませんでした。しかし、それ程多くそれに挑まないうちに、一度だけ着氷もしました」。エヴゲーニヤ・メドヴェージェワは、こう語った。

このことはカナダのコーチ、ブライアン・オーサーも理解している。彼は既に、トルーソワのパフォーマンス — 二つの四回転ジャンプについて触れ、しかし、彼女の結果は『短期間』のものだろうと語った(訳注:http://web.icenetwork.com/news/2018/04/30/274122364?tcid=fb_share)。

「私にとってはむしろ、オーサーからの何らかの挑戦状です。トルーソワは短期間の現象だと聞こえるインタビューなのですから。しかし、どのような現象であるにせよ、彼女は歴史を作りました。彼女は滑り切ったのです。向かって行き、跳んで、二つの四回転をクリーンにやりました。だから、認めなさい、認めるべきです。そして『君は良くやった!』と言うべきです。ですから私は、オーサーが私に挑戦状を出したような感じがするのです」。エテリ・トゥトベリーゼはこう言う。

最初の公式発表は、明日行われる筈だ。メドヴェージェワはオーサーのところへ去るのだろうか? どこで彼女はトレーニングを続けるのだろうか? 今、皆がメドヴェージェワの日本からロシアへの帰国を待っている。

  1. 2018/05/07(月) 18:06:00|
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2018/05/04 エヴゲーニー・プルシェンコ「アルトゥール・ドミートリエフJrは、ショーの光線のなかで四回転アクセルを試みた。彼は羽生よりも早くそれを跳べるかもしれない」

https://rsport.ria.ru/interview/20180504/1136358649.html

2018/05/04 エヴゲーニー・プリューシェンコ「私とコフトゥンは和解し、白紙の状態から始めた」

====一部抜粋====

(アナトーリー・サモフヴァーロフ、R-Sport)
—かつてあなたは私に、来るものは拒まず全員を受け入れると話しましたね。

エヴゲーニー・プリューシェンコ:「これからは、より注意深く人を見るつもりだ」。

—あなたのグループの有名なスケーターたちの他に、あなたが目をかけているのは誰ですか?

「私がアルトゥール・ドミートリエフ(子)のコンサルタントになることを、私とアルトゥール・ドミートリエフ(父)とで契約を交わした。既に仕事に入った。7月に私は日本から帰国するので、すぐに積極的協働が始まるだろう」。

—難しいケースですね。

「アルトゥールが?」

—はい。彼は諸々の大会で皆と一緒に滑っているようですが、しかし同時に、何か違っていて、大きな結果が出せずにいます。

「彼には、ミーシンから去るという愚かな行動があった(編集部注:2017年春、ドミートリエフはアレクセイ・ミーシンコーチからイリヤ・クリムキンに移った)。彼は一年を無駄にした。しかし、何も怖いものはない。一緒に働いてみよう」。

—ブライアン・オーサーは、四回転アクセルを最初に跳ぶのは、おそらく、彼の生徒である二度のオリンピックチャンピオン羽生結弦だろうと言いました。しかし、ドミートリエフはこのエレメントを既に試みている。

「四回転アクセルの彼(ドミートリエフ)の試技のなかで最も良いものは、ニージニー・ノヴゴロド市での私のショーでのことだった。舞台照明と光線のなかでのものだった」。

—固定観念があるのでしょうか・・・

「・・・ある。まさにそれが存在するし、われわれはそれぞれに、それを話して来た。アルトゥール・ドミートリエフは、羽生が四回転アクセルをやるよりも早く、それを跳べるかもしれない。羽生の四回転アクセルの非常に良い試技のいくつかを、私自身は見たし、もし彼がそれを『跳び始める』なら、もちろん、非常に嬉しいだろう。ユヅは、現代の最も才能あるフィギュアスケーターだ! それについて語るのを止めるつもりはないよ!」。

  1. 2018/05/05(土) 00:55:00|
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2018/04/26 エヴゲーニー・プルシェンコ「新ルールでは10~20年後退する。これはフィギュアスケートを殺すことだ」

https://www.sports.ru/figure-skating/1062617475.html

2018/04/26 エヴゲーニー・プリューシェンコ「新ルールでは10~20年後退する。これはフィギュアスケートを殺すことだ」

二度のオリンピックチャンピオン、エヴゲーニー・プリューシェンコは、フィギュアスケートルールの予想される変更について意見を述べた。

「ルール変更に関しては、全てが明らかになる5月を待って、見なければならない。今、それらは揺れている:プラス5、マイナス5、音楽の50秒短縮。これらは正しくない。

もしフィギュアスケートの技術が進歩しているとすれば — これは四回転ジャンプに関してだが — 、私なら時間を増やし、4分40秒の代わりに5分にするだろう。

この判定システムは、何のためにもならないと私は感じる。この新ルールによってわれわれは再び10~20年後退し、手を美しく動かし始めるだろう。

私と私のマネージャーは、この件でISUへの手紙を準備している。アスリートたちが四回転ジャンプを跳ぶ時、彼らには回復と休息のためのより多くの時間が必要だ。さらには興味深い表象やイメージも披露しなければならない。今回のそれは、フィギュアスケートを殺すことに他ならない」。プリューシェンコはこのように語った。

国際スケート連盟(ISU)は6月の総会で、ルール変更導入に関して審議する。エレメンツの評価におけるGOE幅の拡大、一つのプログラム内で同じ種類の四回転ジャンプの使用は1回だけ認める、ペアと男子シングルのフリープログラムの長さを短縮、プログラム後半でのジャンプエレメンツへのボーナスを減らすことなどが提案されている。

文:マリーヤ・セレンコワ  / 出典:championat

  1. 2018/04/27(金) 15:02:00|
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2018/04/19 ポリーナ・ツールスカヤ「決してあきらめてはいけない」

http://fsrussia.ru/intervyu/3704-polina-tsurskaya-ne-nado-nikogda-sdavatsya.html

2018/04/19 ポリーナ・ツールスカヤ「決してあきらめてはいけない」

====ロシアフィギュアスケート連盟公式ページより。一部抜粋====

(オリガ・エルモーリナ)
ユースオリンピック勝利者、ロシアジュニア選手権女王および銅メダリストである16歳のフィギュアスケーター、ポリーナ・ツールスカヤは、自分にとって初めてのシニアでのシーズンについて、また一視聴者として見ていたピョンチャンオリンピックの何が記憶に残ったかを語った。

—ポリーナ、昨シーズンがあなたの初めてのシニアシーズンだったとは信じられないくらいに、あなたは既に長いことフィギュアスケートにいるように感じられます。その昨シーズンはどうでしたか?

「シーズン始めは、上手く行きました。自分にとって初めてのシニアグランプリ大会だった日本での試合は、自分としては良い滑りを披露しました。この2年間で最も良いものでした。このことは私に力を与えてくれ、ロシア代表チームのメンバーを目指して戦う価値があるし、全てが上手く行くかもしれないという希望が湧きました。

シーズンに向けての準備開始が遅れたにもかかわらず、日本での大会へは良いコンディションで臨めました。それは自分にとっての最初のシニアグランプリで大事な大会なのだと考えることもなく、完全に落ち着いて会場入りしました。そこでの環境自体は、『ホーム』のものでしたし、ジェーニャ(・メドヴェージェワ)とエテリ・ゲオルギエヴナ(・トゥトベリーゼ)と私は、何か特別に暖かいことばを掛け合いました。このことは、私が3位になるのに大きな助けになったと思います。

アメリカでの次のグランプリ大会も、悪くはなく、私は4位になりました。ショートプログラムは少しダメでしたが、フリーは上手くやりました。結果的には、グランプリシリーズの大会で3位から6位までに入るという目標を達成しました。

グランプリファイナルに行けなかったことで、とても落胆したとは言えません。このことを長く悲しんでいた訳ではありません。ロシア選手権に向けて準備を始めました。しかし、後になってエテリ・ゲオルギエヴナが言ったように、選手権に向けて私は若干緩んだ気持ちで臨みました。最後まで徹底的に戦わなければならなかったのに。もし私が集中して、良い滑りをしたとすれば、私のオリンピックシーズンも違うものになっていたかもしれません。しかし、今となってはもう何も変えられません」。
・ ・・
—つまり、あなたの初めてのシニアシーズンは、ロシア選手権で終了したのですね?

「はい、シーズンは短いものとなりました。それにシーズン開始も、腰の治療のためにより遅かった。正直言うと、開始の時期までに、怪我や病気のせいで私はひどく疲れていました。夏には、競技スポーツを止めたいとさえ思っていました。練習も休み、誰の顔も見たくなかったし、誰とも話したくなかった。最悪の気分でした」。

—それに対し、コーチたちやご両親はどのような反応をしましたか?

「コーチたちは最初、説得したり、説明したり、信じさせようとしました。次に叱り、競技スポーツから離れたら私は後悔するだろうと言っていました。でも私は誰の言うことも聞かず、何かのトンネルの中か、自分の波長の中に閉じこもっていました。両親も、もちろん、心配しました。彼らは最初、私のことばを信じずに、それはすぐに過ぎ去る気まぐれだと思っていました。しかし、事態が長引いた時、ママとパパは、多分、恐ろしくなったと思います。夜毎、私は泣いていました・・・やっと9月になって、私はノーマルな状態に戻れたのです」。

—どのようにして?

「試すことが出来るようになると、氷に出ることを強いられたのです。『気まぐれはもうたくさん。自分の泣き言ももう十分だろう。行って滑りなさい』と。

何の意欲も無しに氷に出たのを覚えています。ただ強いられたからでした。でも少し時間が経つと、滑るのが自分には気に入っているのを感じました。ただ滑るのが。以前は、頭にあるのは一つのことのみ — ジャンプだけで、練習ではどうか飛び跳ねること、ジャンプをやらせてください、だったのに。結局、自分はフィギュアスケート、練習、氷・・・を求めているのだということが分かりました。徐々にジャンプも復活し、リズムが確立しました。

この時私を捨てずに、時間を与えてくれ、耐えてくれて、私が穴から抜け出るのを助けてくれたコーチたち、両親、ロシア連盟、友人たちにはとても感謝しています」。

—あなたは本当にフィギュアスケートを捨てることが出来たのかしら?

「その時は、簡単に離れることが出来ると思えました。私はそれを恐れていませんでした。ママは尋ねました:『どういうことなの? 今までの人生の全てをスポーツに費やして、そして離れるの? 残念じゃないの?』と。でも私は心の中で思っていました。遅かれ早かれ競技スポーツは終了するのだし、切り替えて、自分にとって何か新しいものを探さなければならない時が来る。それがどうして今じゃないと言えるかしら? と」。

—何に取り組み始めるのでしょう? 勉強?

「はい。今10年生ですから、来年は統一国家試験を受けなければならないし、上級学校に入らなければなりません。私が競技スポーツから離れたいと思い、自分の人生をフィギュアスケートとは結びつけないし、そうしたくないと考えた時、経済学の上級学校を考え始めました。私は今もこの自分の考えを捨てていません:将来コーチにはなりたくありません。高等経済学院で学びたいのです。これは簡単なことではないし、スポーツと学業を両立させるのは難しいと分かっています。でも、もしこのようなチャンスがあれば、試して見るでしょう。

私は数学が得意で、作文を書くよりも、方程式や問題を解く方が簡単です。私のパパは、地理学や生物学が好みです。ママは — 医者ですから、生物学には同じく親しんでいます。さらに彼らは二人とも、読書が非常に好きです。しかし、私は読書が好きではありません。でもそれは、私が読書をしないということではありません。読みますが、しかし読書は私を虜にしません。もちろん、これは良いことではありません。両親は、これが大事なことだと認識する時期がまだ来ていないのだと考えています。しかし私は、正直に言うと、座って方程式を解く方が良いのです。もっとも最近は、人文教科のなかで気に入っているのは、社会科なのですが・・・

多分、学校が終わったら体育大学に入学するでしょうが、その後現役を引退したら、第二の高等教育を受けたいのです」。

—競技スポーツから去ることを考え直した後、あなたの中で何が変わりましたか?

「私自身が変わりました。練習に対する私の態度が変わりました。もし自分自身が今日何かをやらなければ、明日もそれは上手く行かないかもしれないと理解したのです。全てのことを後に延ばさないで、今やらなければならない、なぜなら、もし一日一日十分な仕事をしないで、今日ではなく明日と考えていたら、それはいつまでも通過しないからです。そのような気持ちでは、良いコンディションで試合に臨めません。働かなければなりませんし、いつの練習でもいつの試合でも自分と戦わなくてはなりません。

多分、人生の困難な時期はそれ程簡単なものではないでしょう。私が腰の治療をしていた間、これからどう生きるかを考え、理解する時間がありました。今、氷に出て行く時、私は満足、喜びを感じ、スケーティング、ジャンプ、全て・・・から爽快感を得ています。もし競技スポーツから去っていたら、私は何をしているか分かりません。後になって復帰することは、非常に難しかったでしょう。私は背が高い女の子で、身体的負荷が無ければもう少し大きくなったかもしれません。きっと体重も増えていたことでしょう。そして私の氷への復帰の可能性は、まず無かったことでしょう。

今年、私は多くのことを再認識しました。そして今、私は新しいプログラムの作成と滑り込みが始まるのを待っています。それは困難なことでしょうが、自分に打ち勝つことが出来なければならないと分かっています。日本でのグランプリの時のような、プログラムをクリーンに滑った時の気持ちは、私はそれまで感じたことがありませんでした。捨てないで、去らないで、打ち勝ち、克服した自分を私は本当に誇らしかった。

かつて私が子供だった時、全てはより簡単でした。出て行って、やって、ジャンプして、上手く行って、勝利した。しかし、困難な道を歩んでいる今は、どのような勝利でも、たとえそれが自分自身に対する勝利であったとしても、より尊いものになっています。年齢、経験、失敗、喪失、復帰を重ねるに連れて、かつては無造作に気づかなかったことを尊び始めるのです」。

  1. 2018/04/26(木) 00:32:18|
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2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その③〜

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2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その③〜

====一部抜粋====

(ヴェロニカ・ソヴェートワ)
—四年のオリンピック周期が、ミラノの世界選手権で終了しました。世界選手権の結果を持って今期の結果を判断出来るのですか、だってオリンピック後の大会はいつも孤立した感じでした。

アレクサンドル・ラケールニク:「確かにオリンピック後の選手権は、いつも独特だ — 多くのアスリートたちのコンディションは低下している。そんなに長期にわたってコンディションを維持していることは難しいからね。その上、オリンピックと世界選手権の間の期間に、皆が皆、ずっと通常の練習が出来る訳ではない」。

—しかし、アスリートたちはそれでも世界選手権に行かなければならない。

「もちろんだ。だってそれは世界選手権のメダルのみならず、次の大会の出場枠を決めることでもあるからだ。アスリートたちは、自分の国のためにそれをやらなければならない。それはロシアだけの話ではない。例えば日本の宇野昌磨は、ミラノで怪我を押して、健康とは程遠い状態で滑った訳だが、男子競技で最大の3枠を日本にもたらした。彼が滑らなかったら、日本は2枠になる可能性もあった。ミハイル・コリャダーとドミートリー・アリーエフのパフォーマンスのおかげで、ロシアも今度は3枠だ」。

—同様にロシアは、ペアと女子シングルで3枠ずつ獲得しましたが、アイスダンスだけはそれが叶いませんでした。

「ペアスケートでの選手権は、ロシアにとっては十分に成功だった。2位、4位、7位は、非常に良い結果だ。多分それ程期待されてはいなかった。だってオリンピックでの滑りと結果は、それよりも若干悪かったのだから。だから、ペアスケートにおけるシーズンは、様々な保留条件はあるにせよ、成功だったと言える」。

—しかし、ロシアのアスリートたちは常に1位を目指して来ました。

「第一に、そのためにはプログラムを非常に慎重に選ばなければならない。例えばタラーソワ/モローゾフ組のショートプログラムは『行け! 行け!』だったし、あのプログラムで誰とでも競うことが出来た。しかしフリーは、あれをクリーンに滑るには、あまりにも難しかった。その上、あのプログラムは観客に強い印象を残さなかった。

第二に、全てのエレメンツをミスなく滑らなければならない。確かにロシアのペアたちは悪い滑りではなかった。しかし、全てのペアにミスが出た」。

—それではドイツペアのオリンピックチャンピオン、アリョーナ・サフチェンコ/ブリュノ・マッソ組のフリープログラムをあなたはどう評価していますか?

「あのプログラムは、彼らのマイナス面を隠し、プラス面を強調している。だってあのペアは結成されて日が浅いし、二人の『ユニゾン』に関しても、マッソの滑りに関しても問題がある。正直言って、アリョーナの滑りの方が良い。しかし、これら全てが、プログラムのおかげで隠され、表面には、GOEの大きなプラスで実行されたエレメンツのみが見える。すごいエレメンツが観客やジャッジたちに強く印象に残るのは明らかだ」。

  1. 2018/04/12(木) 00:10:00|
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2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その②〜

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2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その②〜

====一部抜粋====

—怪我を負う頻度はどうですか? だってジャンプの難易度が増す程に、怪我の危険性は高くなるのではないですか?

「ペアスケートにおけるスロー四回転ジャンプに比べれば、(シングルスケートでは)それ程の危険性は見られない。必要なことは正しいウォーミングアップ、準備であり、もしあなたが今日それへの準備が無いのであれば、ジャンプに向かって行かないことだ。

怪我はどこででも起こり得る。四回転トウループを跳んだアンナ・シェルバコーワは、トリプルループで足を骨折した。彼女はフィギュアスケートに復帰したが、私の知っている限り競技会ではまだ高難度ジャンプを跳んでいない。

スポーツでの怪我は避け難いものだが、それらのリスクを減らすことが出来る確実な一定のメソッドが存在する。怪我の回避は現実的だ。ネイサン・チェンは数年前、足に非常に重い骨折をしたが、見たまえ、今や彼がどんな風に跳んでいるか。

ペアスケートでのスロージャンプに戻れば、それはシングルの四回転ジャンプよりも遥かに恐ろしいものだ — このエレメントを学んだ実質的に全ての選手が、様々な形で怪我を負っている。スロージャンプの踏切でのごくごく小さな不正確さによって、身体がどこか分からない方向に飛んで行くのだ。ツイストは、それに比べれば危険度は少ない — 女性パートナーは、男性パートナーによって支えられているから。

クセーニヤ・ストルボーワとフョードル・クリーモフが、どのようなスロー四回転サルコウジャンプをやり、どれだけ飛んで行ったかを思い出して欲しい。あるいは、どんなスロートリプルアクセルジャンプでナターリヤ・ザビヤーコが落下し、氷に頭を打ち付けたかを」。

—かつて四回転ジャンプは、男子たちにとっても何か例外的なことに思われていました。

「フィギュアスケートは前に進んでいる。そして今では、かつて自分たちには不可能だと思っていた人たちでさえ四回転ジャンプを学んでいる。

ドイツのパウル・フェンツはトリプルアクセルと四回転トウループを跳んでいる。自分の体格(TASS注:彼の身長は179㎝)の条件下で。それに彼は、例えば(同じように背が高い)ジョージアのモーリス・クヴィテラシヴィリのようにすばしこくもない。しかし彼は、同じように飛ぶし、全て上達している」。

—一方で芸術的表象に関しては、大量の高難度エレメンツの下で二義的なものに追いやられる可能性があるのではないですか?

「その通りだ。だって高難度ジャンプが多い時でも、芸術的表象への準備はやはりやらなければならない筈だから。しかし、若干のアスリートのプログラムでは、所々で『助走 — ジャンプ』を想起させ始める。

だからこそ、一方で四回転ジャンプが二種類以上なければならないのであり、他方で — プログラムは完璧なプログラムであらねばならないのだ。そして、フィギュアスケート発展の次なるプロセスは、スポーツ的要素と芸術的要素の統一というコンセプトによって定義されるだろう」。

—それでは、芸術的表象は「滅びる」ことはないのですね?

「それは哲学的質問だよ。ある者は、アリーナ・ザギートワと彼女のコーチを、後半に立て続けに6つのジャンプを跳んでいるといって非難している。しかし、これをするのは恐ろしく難しいのだ — 身体的のみならず、心理的にも。この壊れやすいトランプの家では、たった一枚のカードが飛んでしまえば、もう全てのカードが飛び散り始める。これが世界選手権で起こったことだ。他の選手たちが勝利へ向かってこのような道を選んだとしても、それは出来ないかもしれない。全てが簡単なことだ、などと思ってはいけない」。

—なぜプログラムを短縮するのですか?

「大会時間の短縮という流れがある。道具や機械、方法によって、プログラム、審判、ウォームアップ時間の短縮が可能だ。

例えば、ISUの活動のおかげで滑りのレベルが高まっているなかで、16組のペアでフリープログラムを競うのは少し少な過ぎるのではないかという問題が、今後持ち上がるだろう。世界選手権の結果でわれわれが知ったのは、28組のペアが相当なレベルで滑ったということだ。ランクからの彼らの出口をわれわれ自身が塞いでいるとすれば、われわれにどうして彼らを鼓舞することが出来るだろう?

もう一つのジレンマもある:フリープログラムでのシングルスケーターたちの人数を24人から30人に増やすという提案が届いている。しかしそうなると、スケジュールがあまりにも高密度で、全く融通が利かないものになるだろう。全てのプラス、マイナスを計量して、今後どのような道を行くべきかを判断しなければならない。

時間よりも、もっと遥かに散文的な事象がある — それはテレビとスポンサーの関心だ。これはお金であり、それによってフィギュアスケートが生きている。もしわれわれが変更を行うとすれば、われわれはそれらを調整しなければならない。そこには、客観的現実に関係する非常に多くの問題がある。しかし、このプロセスはその場で立ち止まっている訳にはいかない。だってわれわれの主要な課題は — スポーツ種目を見せることであり、その結果としてのファンたちの興味関心なのだから」。

  1. 2018/04/06(金) 00:34:00|
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2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その①〜

http://tass.ru/opinions/interviews/5078235

2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その①〜

====一部抜粋====

(ヴェロニカ・ソヴェートワ)
四年サイクルの主要シーズンである今シーズンは、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワとアリーナ・ザギートワの戦い、13歳のアレクサンドラ・トルーソワの信じがたい四回転ジャンプ、7年間メダルが無かった世界選手権男子シングルでのミハイル・コリャダーのメダルがロシアのフィギュアスケートファンたちの記憶に残るだろう。国際スケート連盟(ISU)副会長アレクサンドル・ラケールニクは、TASSとのインタビューのなかで、オリンピックシーズンの総括を語り、今後の表彰台の顔ぶれに大きく影響する可能性がある、今後の規則変更について述べた。

—来シーズンからジャッジのGOE(Grade of Execution)の評価はどのように変わりますか?

「評価の幅が相当広げられる。現在アスリートは、エレメントに対して、実行出来なかったエレメント、あるいは立派に実行したエレメントとして−3ポイントから+3ポイントまで獲得しているが、来シーズンからこの幅が「−5ポイントから+5ポイントまで」になる。この新機軸は、過去のISU総会の主要な決定だった。だから今後、アスリートたちはジャンプの数ではなく、その質を追い求めるだろう」。

—つまり、素晴らしく実行すれば5ポイントを貰えるかもしれない?

「まさしく。一方で大きなミスをすれば、当然、5ポイント失うかもしれない。平均的ジャンプの場合の結果は、実質、同じままだ」。

—つまり、今後アスリートたちは、プログラムに高難度エレメンツを組み込む前に、真剣に考えなければならないことに?

「彼らは、悪い演技は以前よりも厳しく罰せられることを理解しなければならない。確かに以前は、転倒してジャンプの基礎点から『−3』を引かれたとしても、高難度ジャンプに向かって行くという考えがあった。そしてその後でしばしば、『自分は転倒したが、回り切った』というフレーズが聞こえた。今後は、もし『−5』の評価を得たとすれば、エレメントの価値が半減するだろう。

コーチたちの前にもより大きな問題が現れるだろう — 四回転ジャンプの全ての持ち札のセットに突き進むべきか、それともプログラムの何かを残すために四回転の数を削減すべきかと」。

—世界選手権でショートプログラムの難易度を下げたミハイル・コリャダーが採ったあの決断のように?

「あれも正しい決断だった — 彼はプログラムをクリーンに滑り、プログラムは皆に気に入られ、そしてそれは十分に良い評価を得た。フリープログラムでは、ミハイルはもっと多くの問題を頭で考えなければならなかった — だから彼はそれを十分に感じて演技の後、自分の頭を突いたのだ」。

—イタリアでの世界選手権では、特に男子スケートで多くの転倒がありました。それは疑いもなく四回転ジャンプにあると推察出来ます。

「ISUの六月の総会では、四回転ジャンプのそれぞれの種類がプログラムのなかで、現在のように2回ではなく、1回のみ披露出来るという提案が審議されるだろう。確かにこの決定は、四回転がとても少ない人には不利に働くだろう。しかし、コリャダーにはルッツ、トウループがあり、安定していないとしてもサルコウがあり、これで既に3種類のジャンプだ」。

—でも、1種類だけしか備えがないフィギュアスケーターは?

「まさにそれ故に、多くの国々が、特に、選手たちが1種類の四回転のみを跳んでいるヨーロッパの国々がこのような決定を支持しないかもしれない。しかし、既に次の試合からは、クロアチアのドゥブロヴニクでの前総会で発表された変更が待っている。

同様に新シーズンから男子シングルとペアスケートでは、フリープログラムの長さが30秒短縮され、プログラムも既にこれを考慮に入れて作られている。GOEの『−5~+5』の評価付けに関しても同様だ」。

—それでは基礎点は、以前のものが残るのですか?

「基礎点は低くなるが、著しいものではない。そこでの考えは、一方で質の良いスケーティングが不可欠だというもので、他方ではただ挑戦するだけのための挑戦は必要ないというものだ」。

—それでは、これら全ては女子シングルにはどのように関係してくるのでしょう? 例えば、アレクサンドラ・トルーソワはジュニア世界選手権で四回転を2本跳んでいます。

「数日前にアリョーナ・コストルナヤが練習時にトリプルアクセルを跳び、私も自分の目でビデオを見た。このジャンプの評価は、+4~+5になるだろう。今優秀な女子選手たちが練習しているエテリ・トゥトベリーゼのグループのアイディアの一つは、プログラム後半へのジャンプの移動だ。総会は、それらの評価を低くするかもしれない。それでもそれらのジャンプは(前半に行うものより)若干は高く評価されるだろうが、しかし、今程ではないだろう」。

—それではライバルはどのようにして勝つのですか?

「クリーンなプログラムによってだ」。

—もし皆がクリーンに滑ったら?

「次に進むのだ。男子たちが四回転ジャンプを跳べるのなら、どうして女子たちが出来ないことがあるだろう? トリプルアクセルは珍しいが、しかし実行されて来た。最初の女子選手は、日本の伊藤みどりだった。しかも彼女は素晴らしく跳んだ。その次にリュドミーラ・ネリジナ、浅田真央、エリザヴェータ・トゥクタムィシェワがいた。論理はこの方向での発展を促すだろう。

これを学ぶことは、まだ身体が小さくすばしこい、若い年齢での方がより容易だ。しかし、もしそれを正しく習得すれば、身体寸法が大きくなっても能力を維持するチャンスが存在する。トリプルアクセルを跳んでいる日本人、ミライ・ナガス(長洲未来)を見たまえ。彼女は全く小さくない。だから問題は技術にあるのだ」。・・・

—つまり、女子シングルでの四回転ジャンプは、稀な事象ではなくなるのですか?

「そう、非常に急速に。現在それはトゥトベリーゼのグループでのものだが、もうすぐ他の例も見るだろう — それは現実的だ。もし女子アスリートのジャンプが高く、速い回転だったら、全てが現実的だ。それに私は、女子が男子よりも何が劣っているのかが分からない」。

  1. 2018/04/03(火) 21:20:00|
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