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あれこれ

2016/03/28 エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ「ボストンの女子レースのリーダーは、宮原知子に見える」

http://www.sport-express.ru/figure-skating/reviews/982503/

2016/03/28 藁にもすがる思い。

(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ)  ====一部抜粋====
最も厳しい戦いが予想される女子シングルの試合は、多くの意味でコーチの試合でもある。ロシア女子たちが潜在的に、女子のフィールドでは最も脅威であることは、全世界が知っている。問題は些細なことだ:この潜在力の全てを、必要な時に、必要な場所で見せること。これは指導者たちの力量の指標でもある。

先ず、ヨーロッパチャンピオン、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワとヨーロッパ準チャンピオン、エレーナ・ラジオーノワだが。二人のアスリートは冬の諸大会で素晴らしいコンディションだったし、二人のうちのどちらも、二つのプログラムを完全にミス無く滑れば、世界選手権で勝利出来る。

この戦いはラジオーノワにとって、より容易でもあり、より難しくもある。一方では、彼女は既にシニアの世界選手権で滑った経験があり、それがどんなものなのかを知っている。また他方では、全ての主要な大会で他の誰とも違う素晴らしい滑りを見せ、優勝争いが出来ている彼女だが、2シーズン連続でより強い力に遭遇している。昨シーズンは、エリザヴェータ・トゥクタムイシェワが、今シーズンはメドヴェージェワがエレーナを金メダルから遠ざけている。

メドヴェージェワにとっても容易ではない。一月末にヨーロッパ選手権で勝利はしたけれども、彼女のコンディションのピークはそれより一ヶ月前の、グランプリファイナルとロシア選手権で勝利した時にあった、と私なら言うだろう。ブラチスラバではコンディションは低下し始めていた:女王の滑りは申分がないとは既に言えなかった。エヴゲーニヤは再びコンディションを高められるのかどうか(心理的なものも含めて) — これは最も興味深い問題の一つだ。ただ彼女には、大きなプラス面がある — 全ての出場者のなかで最も高い自己ベスト記録を持っている。

女子の滑りというものは、大体、予測し難く不安定だ。荒れ狂う海の上を藁の小舟に乗ってレースをするようなものだ。そこではほぼ常時、コーチがナビゲーターの役割を果たしている。そこでは完全に全員のコーチがその役割を担っている。おそらく出場者のなかで、絶対的安定性を誇れるスケーターなどいないだろう。

願いと現実の結果がどれだけかけ離れたものとなり得るか、その最も鮮やかな例として、三度の世界女王浅田真央のソチオリンピックでの滑りを挙げることが出来よう。浅田は優勝候補としてソチにやって来た。しかし、そこでのショートプログラムでは、リーダーから約20ポイントも遅れを取って、16位だったのだ。

ボストンでは、女子レースのより明確なリーダーは、浅田ではなく、日本選手権と四大陸選手権で勝利した浅田の同胞、宮原知子に見える。
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  1. 2016/03/31(木) 01:42:51|
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2016/03/28 世界選手権、女子シングルの見所

http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/893972

2016/03/28 メドヴェージェワは、メドヴェージ(クマたち)の街へ金メダルを獲りに行く

(アンドレイ・シモネンコ)====一部抜粋====
☆ 女子シングル☆
優勝候補:
今のところ全てが象徴的になっている。エヴゲーニヤ・メドヴェージェワの星は、まさにアメリカで秋に灯った。そのアメリカのグランプリ大会で、地元のお気に入りのグレイシー・ゴールドを破って金メダルを獲得し、シニアで初めての大きな勝利を手にしたのだった。その後、この若いロシアのスケーターは、グランプリファイナルのバルセロナとヨーロッパ選手権のブラチスラバのアリーナを征服した。そして今、このメドヴェージェワが、ボストンでの世界選手権の主要な金メダル候補になっている。

主要な候補ではあるけれども、唯一の候補ではない。エレーナ・ラジオーノワとアンナ・ポゴリーラヤという二人のロシア選手たちも、技術、芸術性とも全く引けを取っていないし、そのことを、今シーズン一度ならず披露してきた。もし、三人のロシア女子が世界選手権の表彰台に上れば、フィギュアスケートの地政学の観点から驚くべきことになろうが、しかし、現実的ではない。

ダークホース:
この種目では、素晴らしいロシアトリオのライバルたちは、全選手だ。最も重要なダークホースは、日本の宮原知子で、彼女は素晴らしい点数で四大陸選手権を勝利した。また同じ日本の、三度の世界女王浅田真央の力は議論の余地が無い。彼女がジャンプを回りきる時には、大きなことが出来る。そして、グレイシー・ゴールド。アメリカのフィギュアスケートファンたちは、目もくらむばかりの美女がどのようにしてホームの氷で勝利するかをを何も手につかずに見ている。

見所のポイント:
今シーズン、日本のシングルスケーター羽生結弦は、次々と得点の世界記録を打ち立てた。われわれロシアのエヴゲーニヤ・メドヴェージェワは、世界記録に限りなく近づいただけだった。ボストンでは世界記録を越えられるだろうか? 今シーズンのメドヴェージェワの得点の動きから判断すると、世界選手権では完全なプログラムに対してジャッジたちは、出し惜しみをしない用意がある。大事なことは、ジェーニャ自身が出来ることの全てを見せる準備をしておくことだ。それに地元ホッケーチーム「ボストン・ブルーインズ」のホームリンクが彼女を助けてくれるだろう。選手たちはメドヴェージ(Bears)と呼ばれているのだから。
  1. 2016/03/30(水) 03:17:33|
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2016/03/28 世界選手権、男子シングルの見所

http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/893972

2016/03/28 世界選手権、男子シングルの見所

====ロシアの「ソヴェツキー・スポルト」、アンドレイ・シモネンコの記事「メドヴェージェワはメドヴェージ(クマたち)の街へ金メダルを取りに行く」より。(訳注:ボストンのアイスホッケーチーム「ボストン・ブルーインズ」の選手たちがBearと呼ばれていることから)。一部抜粋====

☆男子シングル☆
優勝候補:
理論上、世界選手権の金メダル候補は一人だけ — 日本の羽生結弦だ。今シーズン、男子シングルスケートの記録の歴史を書き換えた男だ。今の採点システムを作った時、10年ちょっと後にその変更について考えなければならないとは、思っていなかっただろう。つまり、実質的に天井まで届いてしまうフィギュアスケーターが出現しようとは。

しかし、このことは、羽生にボストンでライバルたちがいないことを意味している訳では全くない。三度の世界チャンピオン、カナダのパトリック・チャンは、四大陸選手権での輝かしい演技によって、彼を勘定から外すのはまだ早いことを証明した。ヨーロッパ最強のフィギュアスケーター、スペインのハビエル・フェルナンデスは、いま少しの間、公式的に世界最強のフィギュアスケーターだ — だって彼は、昨年の世界選手権で結弦に勝利出来たのだから。

ダークホース:
中国のジン・ボーヤンは、早い話、ダークホースだ。彼は超難度のルッツを含む四回転ジャンプを型でも押すように簡単に跳ぶのだから、まさに彼こそが、羽生—チャンーフェルナンデスというトップ3に割り込んで行く主要候補者だ。しかし、そのためにはリーダーたちがミスをしなければならない。

ロシア最強のフィギュアスケーター、マクシム・コフトゥンにもメダルのチャンスがある。もし、ますます習慣化しているミスを回避し、出来ることの最大限をやることが出来れば、少なくとも表彰台に非常に近いところまで行くだろう。また、世界選手権にデビューするミハイル・コリャダーが、神経を克服出来たなら、ロシアチームは、次の世界選手権の男子出場枠を3つにすることさえ可能だ。

見所のポイント:
世界選手権で勝つためにはいくつの四回転ジャンプをやらなければならないのだろう? グランプリファイナルでは、素晴らしい羽生結弦は5つの四回転ジャンプを跳んだ。ジン・ボーヤンは今シーズン、6つの四回転を跳んだ。しかし、数は、いつも質に転化する訳ではない:今シーズン、ボーヤンは、全ての彼の四回転を持ってしても国際大会で一度も勝てなかった。より芸術的な誰かが常にいた。
  1. 2016/03/30(水) 01:01:59|
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2016/03/28 パトリック・チャンの重要な試合

http://www.sport-express.ru/figure-skating/reviews/982503/

2016/03/28 パトリック・チャンの重要な試合

====エレーナ・ヴァイツェホフスカヤの記事「ボストンの勘定。アメリカの世界選手権で何が待っているか」より、男子シングルの部分のみ抜粋====

ボストンで三度の世界チャンピオン、パトリック・チャンを応援する価値があるのは、まさにここで彼の最も重要な問題を決めようとしているからだ:オリンピックまで滑り続けるか、あるいは公開の瀕死の苦しみを長引かせることなくこの仕事を終了するか。男子シングルのリーダーたちとの比較においてチャンは既に競争力が足りないとは言いたくはないが、しかし、読者自身が判断してみれば良い:ここ二回の世界選手権に、ソチオリンピック準チャンピオンは出場しなかった。12月のグランプリファイナルでは、5位だった。四大陸選手権では勝利したが、その勝利は説得力のあるものには見えなかった。その大会のショートプログラムでは、パトリックは5位に止まり、フリーはボーヤン・ジンに勝ったものの、それは、中国の彼の演技構成点が80.72ポイントだったのに対し、カナダの彼には97.14ポイントを「振りかけた」からだった。合計点でのチャンと2位との点差は、0.38ポイントしかなかった。言い方を変えれば、かろうじて生き延びたのだ。

おまけにあの大会には、不倶戴天の関係にあるオリンピックチャンピオン、前世界チャンピオン羽生結弦が出場していなかった。

もし、これが類似の成績を持つ他のアスリートについての話だったのなら、おそらく、疑問が出されたかもしれない:パトリックが今後も滑るのと、戦闘靴を釘に引っ掛ける決心をするのと、そこにどのような違いがあるの?と。しかし、チャンは単なるフィギュアスケーターではない。彼は、センチメンタルな表現で申し訳ないが、羽生が男子フィギュアスケートの懲罰の剣であるとすれば、彼は男子フィギュアスケートの魂なのだ。しかし、この魂はか弱く、脆く、ただそれがチャンの側にファンの好感を引き寄せるのだ。

ただ、男子の氷の上で年を追って起こっていることを、どのような側面から評価しようが、全ては、大変単純な結論に帰する:技術的エレメンツ構成がユニークなプログラムを持つフィギュアスケーターは、世界のなかで何十人も労なく集めることが出来るけれども(この中には、三度のロシアチャンピオン、マクシム・コフトゥンも入る)、そこで真にカリスマ的人物はといえば、依然として、羽生、チャン、ハビエル・フェルナンデスの三人だけだ。その他の選手たちは、この三人のスターの戦いに定期的に割り込む成績を出すけれども、しかし、三人と同等だと考えるには、大きな無理がある。

とはいえ、世界選手権は、ボーヤン・ジンか日本の宇野昌磨にとって、世界地図を塗り替える大きなチャンスである。出来るか出来ないか、それはまた別の問題だ。
  1. 2016/03/29(火) 04:52:21|
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2016/03/28 インナ・ゴンチャレンコ「ロシア女子が、ヨーロッパ選手権の結果を世界選手権で再現するのは難しいだろう」

http://tass.ru/sport/3155895

2016/03/28 インナ・ゴンチャレンコ「ロシア女子が、ヨーロッパ選手権の結果を世界選手権で再現するのは難しいだろう」

モスクワ、3月28日、TASS。
ロシア女子シングルスケーターたちが、2016年世界選手権で、2016年ヨーロッパ選手権時と同様の結果を出すことは難しいだろう。CSKAオリンピック予備青少年特別スポーツ学校コーチであり、二度のヨーロッパ準チャンピオン(2015、2016)、世界選手権銅メダリスト(2015)、エレーナ・ラジオーノワの個人教師であるインナ・ゴンチャレンコは、このような考えを示した。CSKA広報部が彼女のことばを提供した。

世界選手権は3月28日〜4月3日までボストン(アメリカ)で開催される。1月にスロバキアのブラチスラバで行われた2016年ヨーロッパ選手権大会では、ロシア女子選手が表彰台を独占した。

「非常に難しいと私は思います。なぜなら、世界選手権というものは、最良のフィギュアスケーターたちが集まるところだからです」。ゴンチャレンコは語った。「それはシーズンの主要な大会であり、そこには容易な相手はいないでしょう」。

また、ゴンチャレンコは、アメリカのリンクサイズ(ロシアやヨーロッパのものよりも4m短い)が、競技会の結果に影響を及ぼすかどうかに関しても考えを述べた。「全てはそれぞれの選手個人が、どう対処するかにかかっています。私たちの場合は、既にあのようなリンクで競技した経験がありますし、私どものCSKAには、いわゆる「カナダボックス」というリンクがあって、最も小さな子供たちがそこで練習を始めるのです。ですから私たちは対処出来るでしょう」。ゴンチャレンコはこのように語った。
  1. 2016/03/28(月) 23:36:02|
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2016/03/26 世界で最初に全てのトリプルジャンプをクリーンに跳んだイーゴリ・パシュケーヴィチが、マイアミにて悲劇的死去

http://www.fsrussia.ru/news/2036-v-majami-tragicheski-pogib-trener-igor-pashkevich.html

2016/03/26 コーチのイーゴリ・パシュケーヴィチがマイアミにて悲劇的死去

コーチのイーゴリ・パシュケーヴィチがマイアミで悲劇的に死亡した。
ソ連邦国際クラススポーツマスター。ヨーロッパ選手権銀メダリスト(1996)。世界ジュニア選手権チャンピオン(1990)。1997年よりアゼルバイジャン代表。

イーゴリ・パシュケーヴィチは、モスクワに生まれた。ヴィクトル・ニコラエヴィチ・クドリャフツェフとマリーナ・グリゴーリエヴナ・クドリャフツェワの指導の下、トレーニングを積んだ。近年はアメリカでコーチとして働き、また、ロシアのフィギュアスケーターや、特に「サンボ-70」学校のコーチやアスリートたちを援助していた。

享年44歳。
ロシアフィギュアスケート連盟は、イーゴリ・パシュケーヴィチの近親者たち、友人たちに哀悼の意を表する。

(訳注:1994年リレハンメルオリンピック、1998年長野オリンピック代表。ISUテクニカルスペシャリスト)

http://www.sport-express.ru/figure-skating/reviews/982085/

2016/03/27 自由な画家の最後の一筆

(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ)
====一部抜粋======
結果として、パシュケーヴィチは、フリープログラムのなかでミス無く全てのトリプルジャンプを遂行し、しかもそれらの内の5つは、3分過ぎにほぼ連続で跳んだ世界最初のフィギュアスケーターになった。

それは、1997年スイスのローザンヌで行われた世界選手権でのことだった。イーゴリはそこに、1996年のヨーロッパ準チャンピオンのタイトルを携えて出場したのだ。しかし、プログラムの革新的構成(非常に質の良い実行とともに)は、当時は評価対象にならなかった。旧採点システムでは、プログラム後半でのジャンプエレメンツの実行は、別個に採点されることは無く、その上、滑りの得点は、リーダーとみなされた選手たちや彼らの国々に対して、著しい敬意が込められた点数になっていた。プレオリンピックシーズンであったその時の世界選手権ではリーダーたちに不足はなかった:エルヴィス・ストイコ、トッド・エルドリッチ、マイケル・ワイス、アレクセイ・ヤグージン、イリヤ・クーリック、ヴャチェスラフ・ザゴロドニュク….

パシュケーヴィチは、ちょうどそのシーズンからロシア代表をやめてアゼルバイジャン代表になっていた。そしてローザンヌでは8位にしかなれなかった。
・ ・・・
(1998年長野オリンピックで)引退した後、一時アラスカでコーチとして働いたが、その後ロシアに戻り、頼まれる全ての人たちを助けた。トゥトベリーゼのグループで滑っていた選手たちをたくさん援助した。最初はポリーナ・シェレーペン、次にユーリヤ・リプニーツカヤ、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワ。

(同時にアメリカの)パームビーチでのコーチ生活も円滑に行き始めたようだった。そこでイーゴリは、才能あるイスラエルのシングル選手ダニエル・サモーヒンを教えた。彼は一週間前に世界ジュニアチャンピオンになったばかりだ。

デブレツェンでのその大会にパシュケーヴィチは行かなかった:イスラエルの連盟指導部の決定によって、彼はチームメンバーに含まれなかった。近しい友人たちのことばによれば、イーゴリはこの事実に、表には出さなかったけれども、非常に落胆していたという。大体彼は「無頓着」の評判があった:外面的にはどんな不幸も非常に簡単に受け入れて、苦しんでいることや気分を害していることを誰にも決して気付かせないのだ。多分それだから、彼と働いたアスリートたちはいつも無条件でパシュケーヴィチを愛したのだろう。
  1. 2016/03/28(月) 03:02:29|
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2016/03/20 なぜイスラエルのフィギュアスケーターが、ロシアのスケーターにしばしば勝利するのか。

http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/892095

2016/03/20 Have fun. なぜイスラエルのフィギュアスケーターたちが、ロシアのスケーターにしばしば勝利するのか

(アンドレイ・シモネンコ)

=====一部抜粋====

イスラエルのフィギュアスケーター、ダニエル・サモーヒンは、既に今シーズンの秋、サランスクでのチャレンジャーシーリーズ「モルダヴィアン・オーナメント」で鮮やかに輝いた。「僕には目標があります — イスラエルのスケーターたちは良くやっていると皆が分かるように、二つのプログラムで5度の四回転ジャンプをすることです。それにそもそも僕がここにいるのは、『ファン』のためです」。彼はその時、モルダビアの首都でこのように語った。

自分自身が嬉しい時こそ、ファンたちも幸せになる。自分自身の喜びのためという意味をも含んだ、「僕はファンのためにここにいる」というこのキーフレーズを、サモーヒンは一瞬ごとに自分の様子で皆に示す。彼はお祭り男だ。彼は四回転ジャンプを回っている時でさえ、観客の誰かにウインクする用意があるかに見える。確かに、これらの四回転を彼はいつも出来る訳ではない。しかし、上手く行かない時でも、アラブ-イスラエル戦争に単独で敗北したばかりでいかなる罰も受ける用意がある、というような様子でミッスクゾーンに現れることはない。いつも同じスマイルで現れるのだ。「僕はファンのためにここにいる」と。

デブレツェンでサモーヒンは、ショートプログラムで躓き、9位と出遅れた。しかし、この後、どのようにして自分の祖国を救って、来季の世界ジュニア選手権のためにせめて2枠でも持ち帰ろうなどと思い悩むことはなかった。競技会の後、もし全てが悪かったら、イスラエルフィギュアスケート連盟が彼の頭を叩くだろう、などと彼は考えなかった。そうではなく、彼はいつもと同じくファンのためにフリープログラムに出て行き、自分の三つの四回転ジャンプに突進し、その他の全てもほぼクリーンに遂行し、そして金メダルを獲得した。そして表彰式では、もし、四回転を一度もせずに何も獲得出来なかったなら、通りかどこかでやったかもしれなかったような、そんなおどけた真似をしてみせるのだった。

大体、「イスラエルのフィギュアスケーター」と言ったら、20年前位だったなら、ひどく突拍子もないものに聞こえた。「ブラジルのアイスホッケー選手」と同じくらいに。しかし何らかの時点で、イスラエルではフィギュアスケートに大きなお金を投入するようになった。そして2002年には世界選手権のアイスダンスでガリト・チャイト/セルゲイ・サフノフスキー組というメダリストが生まれた。この冬には、アレクセイ・ブィチェンコというヨーロパ選手権メダリストも出た。そして今や世界ジュニアチャンピオンだ。しかし、彼らのうち誰一人、氷に出る時に、テルアビブが勝利を待ち望んでいるとは思わなかっただろう。全ては、「ファン」のためだった。

このように、スポーツというものは、大体全て「ファン」のためにあることをわれわれロシア人は皆忘れていたと思う。すなわち、もちろん、オリンピックの勝利や月への飛行における国家の威信の本質に関する有名な発言を誰も否定はしないけれども、それをあまりにも文字通りに受け取ってはいけない。さもなければ、深刻な問題を回避出来ない。ジュニアのスポーツにおいて子供たちが、どんなことがあっても祖国を貶めたくはないという一つの思いで競技に出て行く時、この思いは彼らを頭の先から足の先まで侵食している。より正確には、侵食しているというそれこそが、「バーンアウト」と呼ばれるスポーツ上の概念自体の原因だ。それゆえに、若干のアスリートたちが、競技会を、全ての手段が許される戦争のように受け取り始め、スポーツにドーピングが存在するのではないか? 
・ ・・
もちろん、われわれには、国としての独自の道があり、それに沿ってわれわれが進んでいることは分かる。全員が祖国の防衛に着いたり、後方の働き手だし、われわれの人生の全ては — 永遠の戦いだ。しかし、16や17歳のフィギュアスケーターが氷から戻って来て記者たちに、大動脈が破裂するまで滑りました、と話しているのを聞くと、ただ彼らを抱きしめて、言いたくなる:君たち、大動脈はまだ君たちには役に立つよ。もちろん、君たちが大動脈とは何なのか、どこにあるのかを知っていればの話だけどね。Have fun.
  1. 2016/03/27(日) 05:04:52|
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2016/03/24 ツールスカヤとフェージチキナは靭帯損傷と診断された

http://www.fsrussia.ru/news/2034-u-tsurskoj-i-fedichkinoj-vrachi-diagnostirovali-nadryvy-svyazok.html

2016/03/24 ツールスカヤとフェージチキナは靭帯損傷と診断された

ロシアのフィギュアスケーター、ポリーナ・ツールスカヤとアリサ・フェージチキナは、ハンガリーのデブレツェンからの帰国後、モスクワとサンクト・ペテルブルクのクリニックで診察を受けた。二人とも足の靭帯損傷と診断された。選手たちは今後、専門家の勧告に応じた治療に入る。

二人の女子選手は、デブレツェンで行われた世界ジュニア選手権の大会期間中に怪我を負った。ユースオリンピックおよびロシアジュニア選手権優勝者ポリーナ・ツールスカヤは、競技開始前に棄権した。ロシアジュニア選手権メダリスト、アリサ・フェージチキナは、ハンガリーで、ショートプログラムで一位だったが、フリープログラムの直前練習で足を捻り、フリー演技をすることが出来なかった。
(オリガ・エルモーリナ)
  1. 2016/03/26(土) 00:57:40|
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2016/03/19 失敗を重ね、瘤をこさえ、そうして経験、技を積まなければならない

http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/891866

2016/03/19 失敗を重ね、瘤をこさえ、そうして経験、技を積まなければならない

(アンドレイ・シモネンコ)
デブレツェンの世界ジュニア選手権で、誰よりも良くショートプログラムを滑ったロシアのフィギュアスケーター、ドミートリー・アリーエフとアレクサンドル・サマーリンは、フリースケーティングでリーダーのポジションを維持することが出来ずに、メダル無しで終わった。

自分たちのチャンスを取り逃がしたアリーエフとサマーリンに対する大いなる遺憾の念が少し静まった時(三番目のロシアの出場者ロマン・サヴォーシンについては、ここでは触れない。なぜなら、彼のチャンスは初めから無かったのだから)、コップに関する哲学的問いが思い出された。それは半分も空なのか、それとも半分も満たされているのか、どちらだろう、というものだ。 だって、もしも例えば、二人が総合成績で10位以下から4位と6位に上がったのだったら、ここ6年間でロシアのジュニアシングル選手が今回よりも良い成績を収めたのは2014年の世界選手権の時だけだと、われわれは話していただろう。あの時はアジヤン・ピトケーエフが2位で、アレクサンドル・ペトローフが4位だった。それ以外の世界ジュニア選手権での成績は、今回よりももっと悪かったり、ほぼ同じようなものだった。例えば昨年は、同じピトケーエフとペトローフが5位と6位だった。

しかし、もちろん、ハンガリーの奥地の晴れ渡ったこの夜、コップは、ロシアのファンたちにとって空(から)以外の何物でも無かった。しかも半分ではなく、全部。最終グループのトップに滑った競技リーダーのアリーエフは、最初のジャンプを4回転トウループの代わりにダブルトウループを跳び、その後もまともなトリプルアクセルが無いまま終わった。次、2番目に出て行ったサマーリンは、4回転は無理やり遂行したが、質の良いアクセルを跳ぶことが出来なかった。おまけにループでは転倒した。もし専門用語を使わずに簡単なことばで言うとすれば、全てをまとめて「失敗」と表現出来る。

もちろん、この世界選手権をアメリカと日本の最強のジュニアたち、ネイサン・チェンと山本草太が怪我のため欠場し、アリーエフとサマーリンがデブレツェンからメダルを持ち帰るチャンスが相当に大きくなったことにも触れなければならない。なぜなら、ロシアの選手たちの二人の主要なライバル:ラトビア代表デニス・ワシーリエフ(ヴァシリエフス)とイスラエル代表ダニエル・サモーヒンは、シーズンを通して安定性には秀でていなかったのだから。特にヴァシリエフスは、フリースケーティングでも失敗し、この評判を裏付けた。

しかし、忘れてはならないのは、不安定性というのは、アスリートがある時には「プラス-パフォーマンス」を、ある時には「マイナス-パフォーマンス」を見せることを意味しているということだ。そしてサモーヒンにとっては、ここで「いいね」の順番がやって来たのだ:ショートプログラムでロシアの選手たちに、ほぼ10ポイント遅れをとりながら、フリーでは、三つの四回転ジャンプをクリーンに跳び、彼の後に滑ったライバルたちに自己ベストを破らなければならない必要性に立たせた程の総合点数を獲得したのだ。ついでに言えば、イスラエルの彼は、ショートプログラムで9位だったので、最終グループにも入れなかったのだ。

もちろん、ロシアジュニア選手権優勝者としてデブレツェンに乗り込み、ロシアの主要な金メダル候補であったアリーエフにとって、今、言い訳を見つけるのは非常に難しい。彼は自己ベストをたった1ポイント上回るだけで良かったのだし、もし彼が、プログラム冒頭のお気に入りの四回転を回りきりさえすれば、残りのものなど、早い話が、一杯機嫌で出来ただろうに。サマーリンにとっても、四回転にそれ程自信がないにしたって、クリーンな滑りをするだけで十分だっただろう。しかし、前者も後者もそれが出来なかった — ただ、彼らはこの選手権で、来年の世界ジュニア選手権へのロシアの3枠だけは確保して、最小限の課題を遂行したことは述べておこう。

しかし、上記の全ての「もちろん」は、上層部に浮動している若干の専門家たちの冗談ともつかぬ気分で、エヴゲーニー・プリューシェンコの後ロシアには男子シングルスケートは無い、と表明する根拠とは全くならない。ロシアに男子シングルスケートはある。そして今、それのために出来る最善のことは、コーチたちとその生徒たちに、体系的に仕事をする可能性を与えることだ。際どい瞬間に「バーンアウト」せず、神経を克服することを、魔法のように一瞬で学ぶことは不可能だ。「宇宙の」羽生結弦を追う前に、まず、失敗を重ねながら、瘤をこさえながら、経験、技を積み重ねなければならない。それは、実を言えば、長い間羽生自身も取り組んで来たことだし、われわれが今、取り組んでいることでもある。
  1. 2016/03/25(金) 02:45:18|
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2016/03/23 ロスチスラフ・シニーツィン「女性パートナーのことを考えなさい、とカツァラポフに言った」

http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/892863

2016/03/23 ロスチスラフ・シニーツィン「女性パートナーのことを考えなさい、そうすれば全てが上手く行くだろうと、カツァラーポフに言った」

(アンドレイ・シモネンコ)
アイスダンスでナターリヤ・カラームィシェワと一緒に滑り二度のソ連邦チャンピオンになり、現在は有名なコーチであるロスチスラフ・シニーツィンは、Sovsport.ruのインタビューで、現在のアイスダンスの傾向を評価し、ボストンでの来たるべき世界選手権の予想をした。

====一部抜粋====

—フランスのガブリエラ・パパダキスとギョーム・シゼロンを見るのは、あなたには面白いですか? 今シーズンの彼らのフリーダンスは、昨年のものと非常に似ていると多くの人たちが言っています。

「非常に似ている。スタイルが全く同じということを言っているのではない。スタイルは多分、彼らは決して変えないだろう。自分たちのためにそのスタイルを選択したのだから。プログラム自体が非常に似ているということだ。私にとって見るのが面白いかどうか・・・正直に言えば、彼らが驚かしてくれるのを期待していた。しかし、彼らは驚かしてくれなかった。私は今、テッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア(2010年オリンピックチャンピオン)の復帰を心待ちにしている。それに彼らはフランスの二人と同じグループでトレーニングするのだからね」。

—エレーナ・イリイヌィフとルスラン・ジガンシンが今シーズン滑った「フリーダ」は、全般的トレンドから距離を置く試みではなかったでしょうか?

「正直言って、私にはあれがいささか混乱して見えた。彼らはこのプログラムで主要なものを明示し、心に残るような絵を作り出すことが出来なかった」。

—女性パートナーの顔の表情は心に残りました — 以前の彼女は、あのようにはやらなかった。

「顔は、振付け的発見を伴わなければならない。彼らのプログラムは、振付けの点では私に強い印象を与えなかった」。

—あなたの考えでは、なぜレーナとルスランが新しいコーチ — イーゴリ・シュピリバンドのところへ行ったと思いますか?

「私の知っている限りでは、正式に彼らが行くのは、数ヶ月でしょう? 環境を変える決心をしたのだと思う。しかし、ここで大事なのは別のことだ。男性パートナーには、自分が上手く行かなかったのはコーチのせいだという思いが優勢なことが分かる。そしてそれには正しい部分がある。しかし、彼が自分で変わらない限り、新しいコーチは何も出来ないだろう」。

—イーゴリ・シュピリバンドのグループには、アメリカのメディソン・チョーク/エヴァン・ベイツやその他多くの強いペアがいます。

「だからレーナとルスランには特権は無いだろう。彼らがその環境で生き抜くか、生き抜けないか、どうなるか見てみよう」。

—ヴィクトーリヤ・シニーツィナとニキータ・カツァラーポフの今シーズンの高揚は、思いがけないものでしたか?

「いいや。昨シーズンでも、彼らのプログラムは悪くなかったし、何人かの外国のジャッジがわれわれに言おうとした程、それ程悪い滑りではなかった。私の考えでは、彼らをライバルと見て、抑えようとしたと思う」。

—しかし、彼らの滑りの変化をあなたは気づいたでしょう?

「もちろん。ヴィーカには心から敬意を表するが、しかし、昨年はニキータと比べてレベルに違いがあった。競技会でニキータが表情を加えると、ヴィーカは彼について行けなかった。彼女は若いし、それ程経験もない。私はその時ニキータに言った:『女性パートナーのことを考えなさい。そうすれば全てが上手く行くし、全てが良くなるよ』と。一方で、イリイヌィフとジガンシンのペアでは、イリイヌィフの経験が逆に、この差異を覆い隠す助けになっていた。その上、シーズンの終わりまでにはルスランは非常に強く成長していて、氷上では真の男になった。彼のこのことは私を非常に喜ばせた」。

—ボストンの世界選手権では、シニーツィナとカツァラーポフにメダルのチャンスがあるでしょうか、それとも再び抑えられるでしょうか?

「滑って戦わなければならない。常時抑えることは出来ないよ。ナフカとコストマローフも抑えられたが、結局何にもならなかった」。

—アメリカのマイヤ/アレックス・シブタニは優勝候補でしょうか?

「彼らの上昇には私は驚いていない。昨年だって彼らのフリーダンスを私はとても好きだった。一歩ごとのステップが音になっている。しかし、彼らが世界選手権で優勝するのは難しいだろう。パパダキスとシゼロンが、プログラムを去年のものにほとんど似せているから、非常に良く滑れている。全体としてボストンでの選手たちは、非常に力があり、興味深い顔ぶれが集まっている」。
  1. 2016/03/24(木) 04:13:47|
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