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2020/04/24 アリョーナ・コストルナーヤ「アクセルに入る時はいつも、自分に何が起こるか分からない」

http://sport.business-gazeta.ru/article/254323

2020/04/24 アリョーナ・コストルナーヤ「自分自身を好きになりたいとは思わない。私は難しい性格」

====一部抜粋====

(ルスターム・イマーモフ)
—シニアグループの他の女子選手、トルーソワ、シェルバコーワ、ザギートワを二言三言で、どのように特色付けますか?

アリョーナ・コストルナーヤ:「サーシャ(アレクサンドラ・トルーソワ)から始めましょう。彼女は突っ走っています。アーニャ(アンナ・シェルバコーワ)は、真の知識人と呼ぶに値する人。アリーナ(・ザギートワ)は、不撓不屈。何が起ころうとも、彼女をへし折ることは出来ません。彼女のエキシビションナンバーの中のサバイバーのように」。

—あなたは彼女たちから何を学びましたか?

「アーニャ(アンナ)を、私は時々行動のお手本にします。なぜなら私の、心に正直なスタイルが皆に気に入られる訳ではなく、そのスタイルを厚かましいと考える人もいるからです。時々、インタビューの私のことばに対して、ファンたちが私に《すっ飛んでくる》ことがありますが、この面でアーニャはもっと気を付けて話しています。

アリーナ(・ザギートワ)からは、自分の感情をコントロールすることを学びました。感情を見せる必要がある時と、それらを隠した方が良い時があります。私はまだこの境界を遵守する勉強をしているところなのです。

サーシャからは、恐らく、私は大胆不敵さを学んでいると思います」。

—あなたは、シニアグループの女子選手たちとジュニアの選手たちとでは、どちらと頻繁に話をしますか?

「私たちは皆、どちらとも同程度に話をしていますし、シニア、ジュニアの区別はありません。私たちのグループでは、皆が平等で、年齢で区別することはしません。何らかの話題を、ジュニアたちが賛同出来ないこともありますが、基本的に私たちは、ジュニアの選手たちが興味を持てないようなことは話題にしません。誰もが自分の意見を言い、全員の意見に耳を傾けます。誰かが声高に自分の意見に固執するというようなことはありません。

私たちの《フルスターリヌィー》には、自分が他の選手よりも年長だからというだけで自分の言うことを聞くようにというような、何らかの初年兵いじめが無いということは、正しいことだと思います。年上だからといって、より優秀だという訳ではありません。タイトルや勝利も、私をより優秀にはしません。誰にでも自分の意見を持つ権利がありますし、他の人の意見は、その人の年齢に関係なく尊重する必要があります。私たちはお互いに耳を傾け合います」。

—ジュニアの中では誰とより多く話をしますか、もしかして、性格とか関心などで誰かがあなたにとってより近くに感じるとか?

「基本的に誰と話をするのも面白いですが、特によく話すのは、ダーシャ・ウサチョーワとソフィヤ・アカーチエワです。私たちはノヴォゴルスクのベースで二ヶ月間同じ部屋に住んでいました。とても親しくなり、どんな時でも何の話題でも話し合うことが出来ます。性格的には、一番私に近いのはアデーリヤ・ぺトロシャーンです。彼女は自分自身に非常に強く、不屈の意志があります。それは共感を呼び起こします」。

-側から見ている限りでは、あなたのグループでのウルトラCの取り組みは現在次のようなことが伺えます:アレクサンドル・トルーソワが新しい四回転を学び、アーニャ・シェルバコーワは四回転ルッツのコンビネーションを跳び、あなたはトリプルアクセルを実行しています。練習で一緒に滑ることで、常に難易度を高めたり、新しいエレメンツを練習したりすることの動機付けにお互いがなっている。皆一緒に一人のコーチについていることは、あなた方にとってラッキーだったと言えますか?

「その通りです。私たちが一緒だったことは、私たちにとってラッキーでした。だって他の女子選手たちのどのような行動もモチベーションになりますし、プログラムを難しくすることを考え始めます。私たちがお互いに競争していることは良いことだし、私たち全員を前進させます」。

—もし、あなたが彼女たちと一緒に滑っていなかったとしたら、トリプルアクセルを跳ぶという考えは果たして生まれたでしょうか?

「非常に多くの人たちが、私がトリプルアクセルを跳ぶべきだと言い、まるで強制しているかの様でした。私には非常に良い、高いダブルアクセルがあり、もう一回転加える余裕があると主張したのです。私が早い時期になぜそれをやることを急がなかったのか、彼らは理解出来なかったのです。ですから、私のトリプルアクセルは、アーニャやサーシャが四回転を跳ぶのを見て私がやり始めたという筋書きではないのです。

確かに、彼女たちがウルトラCをやることが出来て、私は出来ないということは、悔しかったです。それにも関わらず、新しいエレメンツを学ぶことを自分自身に強制することは、私には難しかったのです。私を突き動かしたのは、9月にあった代表チームの公開スケートでの批評だけでした。この時の全ての話はこんな具合でした:あなたがトリプルアクセルを跳べたならなあ、皆ウルトラCを跳んでいるのに、あなたは跳べないのだから・・・

このことは私を立腹させました。なぜそうなるの:彼女たちは出来て、私は出来ないですって? この様な会話は、良い意味で私を奮起させました。私は全てを決心しました。次の試合で私はトリプルアクセルを跳ぼうと。降りられるかどうかは重要ではなく、私のプログラムにはアクセルが入るだろうと。その後、ジャンプ習得のプロセスはより簡単になりました」。

—練習で、初めてトリプルアクセルを跳んだのはいつですか?

「今シーズンで言えば、アーニャ・シェルバコーワがイタリアのチャレンジャー大会に行っていた時です。本当の最初のことを思い出すとすれば、それは最初のジュニアシーズンの後、世界選手権の後のことでした。私は四回転トウループ、サルコウを、ハーネスを使って学ぼうとしていました。その後セルゲイ・アレクサンドロヴィチ(・ローザノフ。トゥトベリーゼグループのコーチ:編集部注)が、ハーネスでトリプルアクセルを試してみようと提案しました。私は特にやりたいと思わなかったので、断ろうとした程です。

二、三回練習で飛びましたが、夕方彼は、補助道具無しで跳ぶように言いました。驚きましたが、試してみる決心をしました。最初の挑戦は斜めに曲がって転倒しました。コーチは、もっと強くジャンプに入れば全て上手く行くとアドバイスしました。2回目からは、本当に降りました。翌日、ビデオを撮影してくれました」。

—もしエレメントの準備が出来たなら、なぜあなたはその後試合で跳ぼうとしなかったのですか?

「アクセルを私は休暇の前に学んだのですが、夏が過ぎると長いことジャンプエレメンツを回復することが出来なかったのです。コンディションが整ったのは、やっとシーズンの半ば近くになってからでした。新しいジャンプを習得する時間は既に無かったのです:シーズン途中で新しいエレメンツを学ぶことはありませんから」。

—あるインタビューであなたはトリプルアクセルが怖かったと打ち明けました。どのように恐怖を克服したのですか?

「私は今も、完全には恐怖を克服していません。アクセルに入る時は、いつも自分に何が起こるのか分かりません。全てをコントロールしようとしていますが、最初の何回かはやはり非常に難しいのです。私は時々、自分の体が自分をどうしようとしているのか分からないことがあります。

この状況で唯一助けてくれるものは、自分で考えることです。それでもいつも降りられるとは限りませんし、ごく小さな動きが私を脇に外れさせ、ただでは済まないような転倒をする可能性があります。ですから練習で最初の数回は、少し慎重に跳び、その後勢いよく全力で飛ぶのです。なので今回の中断の後では、ジャンプを新たにどのようにまとめられるのか、想像すら出来ません」。

—ゼロから仕事をするということになりますか?

「残念ながら、そうなります」。

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  1. 2020/04/27(月) 13:50:00|
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2020/04/18 セルゲイ・ダヴィードフ「強いアスリートは、どのような状況でもやる気を保持しなければならない、彼らが強いアスリートであるためには」

https://fsrussia.ru/intervyu/4997-sergej-davydov-silnye-sportsmeny-dolzhny-derzhat-udar-v-lyuboj-situatsii-na-to-oni-i-silnye-sportsmeny.html

2020/04/18 セルゲイ・ダヴィードフ「強いアスリートは、どのような状況でもやる気を保持しなければならない、彼らが強いアスリートであるためには」

====一部抜粋====

(オリガ・エルモーリナ、タチヤーナ・フレイド)
セルゲイ・ダヴィードフは、CSKAフィギュアスケートコーチで、そのグループではソフィヤ・サモジェルキナ、エリザヴェータ・ベレストフスカヤ、その他約35人のフィギュアスケーターがトレーニングを積んでいるが、彼は、隔離という条件下での生徒たちの練習、ソーシャルネットにトレーニング動画をアップするというアイディアがどのようにして生まれたかについて語り、また、ウルトラCのジャンプを学ぶことが何故必要なのか、スポーツにおける競争が何故重要なのかを説明した。

—セルゲイ・ドミートリエヴィチ、コロナウイルスによる自己隔離中に、あなたの生徒たちはソーシャルネットに多くの詳細な練習動画をアップし続けています。彼らはこれを自分たちの主導でやっているのですね。このアイディアはどのようにして生まれ、あなたはこれを何のためにやっているのですか?

「現在、特別な選択の余地は無く、外出禁止等の条件下でも身体を動かさなければならないというところから始めよう。フィギュアスケーターのみならず、他の種目のアスリートたちも家でのトレーニングに移行して、可能な限り、状況に対処し身体コンディションを維持し続けている。

われわれも例外ではなく、何か生産的なものを考え出そうとした。生徒たちの誰かにはエクササイズのための十分な広さのスペースがあり、誰かは自分たちの部屋を《少し片付けた》 — 取り組みが出来るように適応したのだ。

動画をアップすること — それは他の人たちに、われわれのトレーニングへ自由にアクセス出来るようにするためのわれわれのアイディアだった。何故なら、われわれだけが家に閉じこもっているのではなく、多くの人たちも同じ状況にあるからだ。皆練習したいと思っているのだから、われわれは手助けしようとした。自分のインスタグラムに2週間マラソンを組織し、われわれのアスリートたちの詳細なトレーニングをアップした。非常に多くの人たちが登録して、われわれの動画に基づいて取り組み始めた。それぞれ自分たちの動画が送られてきた。誰かの手助けが出来て嬉しい。皆も、一人でトレーニングするのではなく、誰かのトレーニング方法で、誰かの指導で練習することを喜んでいる。素晴らしく良い取り組みになったと私は感じている」。

—あなたの生徒たちは全員このトレーニングに参加しているのですか?

「われわれのグループには約35〜40人のアスリートがいるが、今正確な数字を言うのは難しい:誰かが始め、誰かが終了するから。3つのグループがある。当初私は、全員が参加することを計画したが、問題に突き当たった。最初の撮影が、皆遠くにいたので、非常に困難だった。35〜40分の動画のために約2〜3時間の撮影時間がかかった。何故なら動画は皆に分かり易くなければならないので、全ての角度から撮影したから。それに撮影はプロではなく、素人が行なった:子供たちがやったり、両親が撮影したり、それに並行して私が全てを見て、修正しなければならず、仕事は手間のかかるものだった。最初の何回かのレッスンは、非常に大変だったが、その後は速くなった。われわれはソフィヤ・サモジェルキナとリーザ・ベレストフスカヤのトレーニングで、それ程長くならずに、面白く、有益ないくつかの動画を撮影した」。

—その他のあなたの生徒たちは、自分で練習したのですか?

「そうだ、このトレーニングに従って。しかし原則として、やりたい人がトレーニングした。というのも、今の状況だから子供たちは休暇を取ったから。われわれは、いつもは5月にある休暇をこの時期に移動した。子供たちの生活日課が落ち着いていて、普段通りであるように、刺激しないようにと。それでアスリートたち自身が、トレーニングするか、しないかを決定した。しかし、結果的に全員がトレーニングした。というのも家に居るのは退屈だし、取り組めるものがあれば、時間を持てあまさずに済む。だって今は全員が昼も夜も家にいるのだから。だったら取り敢えずレッスンをしてから・・・と」。

—アスリートにとってトレーニングシステム、体制がいかに重要であるかは説明するまでもありません。今は、いつシーズンが始まるのかもはっきりしません。あなたの考えでは、アスリートがこのような強制的なスケジュールの結果、それが過ぎたら全てゼロから出発しなければならなくなるような、何らかの《取り返しのつかない分岐点》というようなものがあると思いますか?

「今は誰もが同じ条件にあり、皆が家にこもっている。もし誰かが無為に過ごしている時に、他の人たちが励んでいる、というなら話は別だが、われわれ皆が、自己隔離状態にある — アメリカでも、オーストラリアでも、ヨーロッパでも・・・もしかしたら、厳しい隔離が行われていない国があるのかも知れないが、そこで果たして誰かがトレーニングしているだろうか? 何れにせよ、私はそのようなことは耳にしていない。

そのような可能性が現れた時には、誰もがトレーニングに着手するだろう。その場合でも、全ては各選手の意欲に左右される。意欲がある人は、仕事をするだろう。大きな問題は全員をレールに載せることだとは私は思わない。

確かに困難にはなるだろう、何故なら、誰もが制度に慣れていたし、明確なスケジュールに慣れていたのだから。そこでは全てが意図され、計画されていた。しかし、残念ながら状況は、今こうなっているのだから、誰もが同じようにしてここから出ていくのだろう。われわれだって同様だ」。

—あなたのグループのアスリートたち、ソフィヤ・サモジェルキナ、リーザ・ベレストフスカヤなどの選手たちは、ウルトラCのエレメンツ、トリプルアクセル、四回転ジャンプを行なっています。トレーニングにおける強制的中断は、シーズンへの準備にどう影響するでしょうか? もしかしたら、アスリートたちの準備が間に合わずに、私たちは、難易度が低いジャンプを見ることになるのでしょうか?

「分からない。それぞれのアスリートは、全てが皆違っている。誰かは非常に速く仕事に入り込み、誰かはより時間がかかる。恐らく長い中断は影響を及ぼすだろう。何故なら、難易度の高いエレメンツは、大量の仕事を必要とするのだから。そしてもし、事を強行し、氷に出て行き全速力で全てを準備しなければならなくなるとしたら、われわれは、もちろん、困難に直面するだろう。それは確かだ。それはわれわれだけではない。

しかし、またしても、全ては意欲に左右される。もし意欲があれば、全てをやり切ることが可能だと感じる。だからこそ、われわれは今トレーニングし、ウルトラCの《ベース》を床の上で準備している。それ以外の可能性は、われわれには無い。練習で学んだことを維持し、氷に出た時に、迅速に全てをやらなければならないことに対し準備が出来ている状態に持って行こうと努力している」。

—韓国でのオリンピック以前に、近い将来女子選手たちは四回転ジャンプを跳び始めると専門家たちが言っていましたが、それが現実となりました。それ程の時間をこれに費やしていない訳ですが、その理由は何だと思われますか?

「私の考えでは、スポーツが、何をするべきかという要求をわれわれに突きつけるのだ。これが第一。第二には、四回転は、もちろん、子供の身体には大きな負荷だが、これを拒むことは出来ないのだ。もちろん、子供たちを守ろうとするだろうし、最後まで絞り出すことはしないようにしようとするだろうが、しかし競技スポーツの現実が、スポーツの原則を突き付けるのだ。誰かが実行し、跳んだとなれば、バーは自動的に上がるのだし、われわれに選択の余地は無い。もし勝ちたいのであれば、これに巻き込まれるしかない。従って、われわれも巻き込まれた。誰かは出来て、誰かは出来ない — これはまた別の問題だ。しかし今、四回転は競技スポーツの不可欠部分だ。子供たちの健康にとっては、残念ながらと言えるかも知れないし、フィギュアスケートを観戦している人たちにとっては、幸いにもと言えるのかも知れない。しかし、競技スポーツとはこういうものだ。もし、然るべく全てにアプローチし、然るべくトレーニングし、予防を行えば、怪我を回避しやっていくことが出来る。とはいえ、どうやってもやはり、傷害率は高まる」。

—あなたのグループでは、マクシム・ベリャフスキーがトレーニングしていますが、彼はハーネスを使って五回転を跳び、大きなセンセーションになりました。ハーネスを使って五回転を跳ぶことにどんな意味があったのでしょうか? 氷上で五回転を跳ぶことは現実的でしょうか?

「これに関しては、センセーションになった後、私は幾度も話して来た。正直言って、これがあれ程の反響を呼ぶとは思っていなかった。ハーネスを使った五回転ジャンプ — これはわれわれの氷上練習の一部だった。それまでもわれわれは同様の取り組みをしていた。四回転ジャンプが安定し、良質なものになっていた。ハーネス無しでも。五回転を試みるアイディアが生まれ、やってみた。われわれの中のインスタグラムにアップロードした。われわれの中のだ! 仕事の一部として、われわれが前進しているということが目で確認出来るように。ところがあのようなセンセーションに・・・

氷上での五回転ジャンプの実行について? かつて、まだ誰も跳んでいなかった四回転ジャンプに関しても同様な質問がなされたが、その後跳び始めた。かつて、それを跳ぶためには強さ、力が必要だと常に言われていたし、何故男子はそれを跳んでいるが、女子は跳んでいないのか、問題はここにある・・・などと説明されていたものだったが、今では、小さな子供たちが四回転を跳んでいる。同じことがいつか五回転でも起こるだろう。それはフィギュアスケートの次の段階だ。五回転を跳ぶ選手が現れるだろう。羽生は四回転アクセルを跳んでいる。私自身がそれを見た。だからこれは、自分の前に設定する仕事と目標の問題なのだ」。

  1. 2020/04/23(木) 14:07:00|
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2020/04/07 タマーラ・モスクヴィナ「既に起こってしまったことで、何度も苦しむ必要はない」

https://fsrussia.ru/intervyu/4990-tamara-moskvina-iz-za-togo-chto-uzhe-sluchilos-ne-nuzhno-perezhivat-dvazhdy.html

2020/04/07 タマーラ・モスクヴィナ「既に起こってしまったことで、何度も苦しむ必要はない」

====一部抜粋====

(オリガ・エルモーリナ)
ソ連邦功労コーチ、ロシア文化功労者、フィギュアスケートロシア代表チームコーチ、タマーラ・モスクヴィナフィギュアスケートスポーツクラブ主任コーチであるタマーラ・モスクヴィナが、モントリオールでの世界選手権中止、コロナウイルス、新しい環境での準備と練習、モチベーション、そして今世界で起こっていることの結果について語った。

—タマーラ・ニコラエヴナ、今全ての話がコロナウイルスに関することではありますが、しかしモントリオールでの世界選手権中止の決定は、多くの人たちにとってショックでした。あなたの反応、あなたのクラブのアスリートたち、コーチたちの反応はどの様なものでしたか?

「私にとって世界選手権の中止は驚きではありませんでした。他国のコロナウイルスに関する状況の進行によって、私は経験を積んだ人間として、このプロセスは長引くと分かっていました。人々が何も怖いことは無いと思っている最初の段階から、どれだけそれが深刻であり、どの様な結果につながる可能性があるかを認識する迄には、常に一定の時間を要します。ですから私は、多くの観客がいて、世界の様々な国のスケーターたちが出場する世界選手権は、今の状況下ではむしろ延期するか中止するのが妥当だろうと予想していました。いずれにせよ、それが合理的なことだと私には思えました。

他のコーチたちはどうだったのか知りませんが、私は常に起こり得る可能性を見ていますし、勘定に入れています。世界選手権が行われるか、中止となるかは、どちらの場合も可能性は100パーセントでした。ですから私は、世界選手権が行われない可能性への覚悟はありました」。

—最終決定が公表された後のショックをいくらかでも緩和するために、あなたはそれに向けてアスリートたちに何らかの準備をしたのですか?

「世界選手権が近づいて来ると、練習の度に(例えばイタリアでのウイルスを巡る状況が非常に悲惨で、困難なものになった時)、私は選手たちに、あたかもついでの話の様にして言うようになりました:世界選手権は中止になるかもしれないが様子を見ましょう・・・と。すなわち、ネガティヴな展開も可能性としてあることに、少しずつ彼らの心の準備をさせたのです。だってその時には、どうなるかなど恐らく誰も分からなかったのですから、私たちは普段通りにトレーニングを続けていたのです。

サーシャ・ボイコーワとジーマ・コズローフスキーは、非常に良いコンディションにありました、非常に良い。一方で彼らには、準備が出来ているものが実現出来ないというような、『打ちのめされる』(乱暴なことばですが)人生経験がありませんから、世界選手権中止に対する彼らの反応は、複雑なものだったと言えるでしょう。

私たちは日曜日にカナダに出発しなければなりませんでしたが、その数日前に、火曜日だったと思いますが、選手権中止の発表があったのです。私たちはすぐに、選手たちに休日を与えました。何故なら、彼らがこれに慣れ、我に返らなければなりませんでしたから。確かにこれは彼らにとって、もし悲劇ではないとしたら、深刻な衝撃と不幸になりました。

その時私はアスリートたちに次のように言いました:あなた方の計画が実現しなかったことと、人々の健康に与えるウイルスの影響の結果とを比べることは出来ません。何故なら、誰かにとってこれは悲惨な最期となっているのです — 人々が死んでいるのです。天秤の一つの皿に世界選手権出場、結果へのあなた方の野心を乗せて、もう片方に、人々が感染し、罹患している事実を乗せてみなさい。それは対比し得ないものなのです」。

—最初は、事態がどのように進展するのかを誰も予測することが出来ずに、新しい環境に迅速に順応して、準備を再構築する必要がありました。あなたはどのように行動しましたか、というのもクラブの主任コーチなのですから。

「私たちのクラブには、他の学校程多くのアスリートはいませんから、その時はまだ隔離はありませんでしたので、私たちは練習を続行しました。非常に困難なこの状況下で何が出来るかを、すぐに考え始め、来シーズンのプログラムとエレメンツの準備に切り替えました。

当然のことながら、世界選手権中止の直後に政府が自己隔離の決定をし、隔離期間中スポーツセンターが閉鎖されることなど、誰も予定していませんでした。しかし、私は常に言っているのですが、もし事が起こったなら — 世界選手権の中止、検疫、自己隔離・・・これは既に起こった事であり、これを変えることは出来ませんし、これは不可避な事なのです — つまり、代わりに何が出来るかをすぐに考えなければならないのです。言い換えれば、客観的現実として状況を受け入れ、それに基づいた解決策を探さなければなりません」。

—現在、選手たちとはどのようにやり取りをしていますか?

「私たちは常に連絡を取り合っています:電話、スカイプ・・・基本的には彼らと電話whatsAppで話しています。彼らは自分たちの間ではソーシャルネット・・・などで。シーズンに向けた計画を話し合っています。彼らは家でトレーニングをして、学業にも取り組んでいます・・・

計画に関して若干の問題があります。それは試験に関する事で — サーシャ・ボイコーワの統一国家試験です。受験期日が既に数回延期されていて、私たちは状況を見守っています。私たちのクラブにナースチャ・ミーシナとアレクサンドル・ガリャモフがやって来たので、彼らのトレーニング計画と学習計画も考えなければなりません」。
・ ・・
—コロナウイルスを巡る状況は、政治的、主として世界の経済的変化を背景として進行しています。この結果は、スポーツ、特にフィギュアスケートにとって、どれ程深刻なものとなる可能性があるでしょう。あなたの考えは?

「政治家、官僚、経済学者、アナリストたちの発言やニュースを読んで、聞いて、私は、既に起こっている、そしてこれから増大していくであろう、スポーツへの困難さを推測しています。確かに無条件で、現在の状況は財政面を含め生活の多くの側面に深刻な影響を及ぼしています。

しかし、私は生徒たちに言っていることを、ここでまた繰り返します:私たちにとって減るかもしれないもの、例えば、試合数やその延期、何かの中止、遠征費の削減等々と、様々な分野で働いている人々が被る損害や、低賃金の労働者たちを同じ天秤に掛け対比することは出来ません。ですからあなたが取り組んでいることを、自分が好きなスポーツ種目なのだからと考え、起こり得る世界的な結果と比べれば良い条件にあるのだと、客観的に評価しようではありませんか。

例えば、もしあなたの条件が今よりも悪くなれば、世界革命は起こらないでしょう。賃金を貰えなかったり、仕事を失ったりしている人々がいるのです。そのような人々はもっと多くなるでしょうし、彼らの損害は私たちよりもはるかに甚大なのです。ですから、あなたの状況と世界のネガティヴな結果を比較すれば、より相応の判断をするようになるでしょう。

何も怖くはありません。スポーツ — それはパン工場ではなく、それが無くては人々がやっていけないような必要不可欠な商品を生産する工場でもありません。これが私の説明です。

しかし全体としては、現在起こっていることの結果は、私たちの生活に影響を及ぼすことは議論の余地がありません。今、状況の進展を推測したり、予測したりすること、このことに全世界の投資家や経済学者が取り組んでいますけれども、具体的な対策を提案することは極めて困難です。

ですから私たちも、状況の変化に応じて自分たちの修正を加えて行くでしょう。しかし、現在ある手段を使って自分たちの仕事を遂行しようと頑張る傍で、同時に無くなるであろうものの代わりになるものを考え出して行かなければなりません。

このようなことは以前にも、ソビエト時代にありました。ソビエトのアスリートたちは、ライバルたちに比べて多くのものが不足していましたが、西側のアスリートたちに勝利しました。不平も言いませんでした。泣きもしませんでした。考えて、探しました:何が出来るか、どのように出来るか?と。

例えば、衣装の網目の袖をどのようにして作るか・・・当時ソ連邦にはそのような布地はありませんでした。私たちは網目のストッキングを集め、足首をカットし、縫い付けました — おしゃれな袖になりました・・・もちろん、これは幾分誇張的例です。しかし、皆何かを考え出したのです!

いつも氷が足りていた訳ではありませんでした — ホールやスタジアムで練習しました。補足的なエクササイズを考え出しました、体操やアクロバット・・・などから。非常にたくさん練習し、出て行き、対等に戦いました。そして今私は理解しています:当時の私たちの主要な目的は、今もそのまま残っているのだと。私たちフィギュアスケーターの演技を見て、喜び、議論し、ファンとしてプロセスに参加してくださる・・・人々に喜びをもたらすこと。そして重要なことは、私たちの町、国・・・の住民たちに喜びを届けること。このことを私たちはこれからもやるでしょう。何が起ころうとも。それが私のモットーです」。

—このような状況下にあるコーチたち、アスリートたちに、どのようなアドバイスをしますか?

「一つは、既に起こった悪いことについて二度も苦しむ必要はありません。どっちみちそれが起こってしまったなら、同じことを何度も悔やみ、起こったことを反芻する必要はありません。

二つ目の助言。自分の前に目標、向かうべき方向を見ることです。それがアパートメントや部屋を整理するとか、大学や学校のノートを整理するという目標であったとしても、あるいは何か他のものであったとしても。目標を明確にして、出来ることをやり始めるのです。今はまだ氷がありませんし、スポーツに取り組む可能性はありませんが、今後そのような可能性が現れる時に、主要な仕事の妨げになるようなものが無いように。

そして三番目は。今日私は窓を覗いてみました:太陽、木々の葉が現れましたし、緑の草も・・・さあ、皆さん、このようなものを満喫出来る季節になったのです! 私たちは日頃の忙しさの中で、このようなもの全てに時として注意を払っていませんし、肉親や近しい人たち・・に時々電話をして、おしゃべりをすることを忘れています。もしおしゃべりをするとしても、大急ぎだったり、何かのついでだったり。今人生の状況が私たちにこのような機会を提供したのです。これを利用しましょう!

—同意します。タマーラ・ニコラエヴナ、興味深いインタビューをありがとうございました。

  1. 2020/04/13(月) 22:09:00|
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2020/04/01 アリ・ザカリャン「フィギュアスケートは、コロナウイルスが無くても困難な時期にある。ロシアと日本のおかげで航行を保っている」

https://www.sports.ru/figure-skating/1084643868.html

2020/04/01 アリ・ザカリャン「フィギュアスケートは、コロナウイルスが無くても困難な時期にある。ロシアと日本のおかげで航行を保っている」

スポーツエージェントのアリ・ザカリャンは、コロナウイルスによるパンデミックがフィギュアスケート業界に与える影響について語った。

「私は何度も言っていた:われわれのスポーツ種目は、コロナウイルスが無くても今非常に困難な時期にある — 主にロシアと日本のおかげで辛うじて航行を保っている。フィギュアスケートが現在の打撃をいかに乗り切るのか、どの様な形で、どの様な可能性により普通の状態に戻るのか、アスリートたちが各自の身体的、精神的コンディションを回復するのにどれだけの時間がかかるのか、誰も予測出来ないと思う。

この状況では、フィギュアスケーターのみならず、このスポーツ種目全体が打撃を被った。ショーが行われる予定だった国々の経済も、プロデューサーたちも。それは多額の金銭的損失の話に収まらない。

最悪なのは、このスポーツでショービジネスに携わっている人々が全くの不安定性の状況に陥ったことだ。

だってわれわれは単に世界選手権を失っただけではない。多くのフィギュアスケーターたちがこの大会での成功を喜べる筈だった。それなのに今や、選手たちはこの機会を失い、彼らは足場を外されてしまった。

シーズン終了後にすぐに世界中で自分たちのショーを繰り広げる筈だったプロデューサーたちは、それに向けて何ヶ月も準備を行っていた。ロジスティックスを整え、アリーナの支払いをし、ホテルを借り、多くの企業と契約を結び、前金も支払った・・・これら全てをどうしたら良いのだろう?

世界中で今、オープンしているスケートリンクが一つでもあるとは思えない。もしかしたら、一定の時間を経て中国でトレーニング環境が正常化して行くかもしれないが、アメリカでは近い将来においてこの様なことが起こらないことは確かだ」。

—遅かれ早かれ、通常の生活に戻ると信じたいですが、しかし、人々がわざわざお金を払ってトレーニングを受ける意味がなくなるという事態になりかねない・・・

「それはもう一つの非常に現実的な見通しだ。同様に、何らかのショーに行くという考えさえ人々に起こらないだろうということも確かだ:だって今起きていることは、クライシスの始まりに過ぎないのだから。

もしこれが長引くなら、トレーニングや娯楽の問題ではなく、自分自身がどう生き残り、自分の家族をどう養うかの問題になるからだ。この面では、ホッケーも、バスケットボールも、そのほかの人気スポーツ種目も、それにショービジネス全体も打撃を受けている」。ザカリャンはこの様に語った。

文:マリーヤ・セレンコワ / 出典:Russia Today

  1. 2020/04/04(土) 12:50:58|
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2020/03/27 ズカーエフ外科医「ソトニコワは、二つのヘルニアを取り除き、椎間板はインプラントに変えてチタン板で固定した」

https://www.sports.ru/figure-skating/1084551186.html

2020/03/27 ズカーエフ外科医「ソートニコワは、二つのヘルニアを取り除き、椎間板はインプラントに変えてチタン板で固定した」

外科医のドミートリー・ズカーエフは、オリンピック女王アデリーナ・ソートニコワに施した手術について語った。

「アデリーナは12月にわれわれのところにやって来た。彼女は、首と右の肩甲骨、右手の強い痛みに悩まされていた。その上右手は定期的に麻痺が始まっていた。MRI検査を行うと、二つのヘルニアが見つかった。

私はすぐに、アデリーナに手術を提案した。その答えはこうだった:『私はアイスショーに出演していて、主役の一つを演じているのです。初演が目前です。もし、手術に同意したら、ショーは中止しなければなりません。皆に迷惑をかけることに・・・』。リハーサルや出演を取りやめることがないように、われわれは毎日アデリーナに点滴用器具を据え付け、数時間持ち堪えるだけの鎮痛剤を注入した — そして彼女は氷に戻って行った。このような体制で彼女は2ヶ月遂行した。

そしてアデリーナが遂に解放された2月の初めに、彼女の手術を行った。二つのヘルニアを取り除き、椎間板をインプラントに換えてチタン板で固定した。今、われわれのオリンピック女王は気分も良く、リハビリ中だ。

実を言えば、アデリーナにもう一つのヘルニアがあることで、状況は困難になっている。第三(頸)椎骨と第四椎骨の間の小さなヘルニアだ。比喩的に言えば、最初の二つのヘルニアは、ギャングの親玉たちだ。一方三番目のヘルニアは、今まで隠れていた、彼らの小さな共謀者だ。

ここで外科手術なしで済ますことが出来れば、そしてリハビリの過程で開発された色々なエクササイズの特別な複合によって、問題が解決されて行くことを願っている。

理論的には彼女は今、既に氷に出られる筈だった。あのプリューシェンコの様に。彼は脊椎の手術の後、一週間でスケート靴を履き、首に固定用のサポーターをして自分の学校で最初のレッスンを行った。

しかし、アデリーナは急ぐ必要はない。コロナウイルスのせいでモスクワのリンクは閉鎖され、トレーニングは中断されている。つまり、準備を強制されることなく、落ち着いてリハビリに集中することが出来る。パンデミックが後退する頃迄には、アデリーナは素晴らしい身体的コンディションになるだろうと確信している」。ズカーエフはこの様に語った。

文:マリーヤ・ヴェリーチコ / 出典:Sport-Express

  1. 2020/04/01(水) 00:32:00|
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