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2020/09/16 何ら個人的なものではなく、単にビジネス:メドヴェージェワのトゥトベリーゼへの帰還は何ら驚くに値しない

https://russian.rt.com/sport/article/783348-medvedeva-tutberidze-vozvraschenie

2020/09/16 何ら個人的なものではなく、単にビジネス:メドヴェージェワのトゥトベリーゼへの帰還は何ら驚くに値しない

(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ)
二度の世界女王エヴゲーニヤ・メドヴェージェワが、以前師事していたエテリ・トゥトベリーゼコーチの下に戻ったことは、世界で起こっている最近の事件に類するものでは全くない。例えそれが短期なものであったとしても、この協働の復活からは、メドヴェージェワとトゥトベリーゼばかりでなく、彼女の直近のコーチだったブライアン・オーサーやロシアフィギュアスケート連盟にも益があるのだ。

二度の世界女王エヴゲーニヤ・メドヴェージェワが元のコーチであるエテリ・トゥトベリーゼの下に戻ろうとしている:この非公式ニュースはマスコミ界に激震を走らせた。著名なコーチと彼女のかつての生徒間に起こった過去の全てのドラマの後で、フィギュアスケート界の一体誰が、もしまともな頭を持っているなら、このようなオファーを出すリスクを冒せるというのだろうか。

このニュースがファンたちに大きな衝撃を与えた、ちょうど同じ時に、メドヴェージェフ家に近しいある人が、私に次のように書いて来た:「実を言えば、今《フルスターリヌィー》に残ったものは、ほとんどありません。一方でジェーニャには、ここで今、コーチが必要です。ですから、正直言って、私はこのような決定に驚きません。目的が一致すれば、いつだって同意出来るものです」。

自家撞着だが、しかし、感情を排除すれば、事実は現にある:ドヴェージェワがトゥトベリーゼのところに戻る決断をしたなら、それによる益は全ての者にある。ジェーニャにとっては何よりもまず、実際にコーチを得ることが出来る。

折しも、エヴゲーニー・プリューシェンコは、《メガスポルト》での公開テストスケートで二度の世界女王のパフォーマンスについてコメントしながら次のように語った:「オリンピックチャンピオンであっても、世界チャンピオンであっても、コーチは常に必要です。あなたを誰かが外側から眺め、ミスを見つけ、導かなければならないのです。重要なこと、それはフィギュアスケーターには常に支えが必要だということです」。

今既に明らかなことは、CSKAでのメドヴェージェワのトレーニングの過程で彼女を助けたタチヤーナ・タラーソワが、そのような支えになることは出来ないということだ。《メガスポルト》でのショートプログラムの進行中、タラーソワはリンクサイドでメドヴェージェワと一緒にはいなかったし、フリープログラムの日にはリンクに全く姿を見せなかったという事実が、既にこれを雄弁に語っている。

ジェーニャは二日とも、自分のカナダのコーチ、ブライアン・オーサーのスマホの画像に見送られて演技に出て行ったが、それはプロセスの実際の指導というよりは、むしろテレビ画面を意識してのことだった。

《フルスターリヌィー》に戻ったメドヴェージェワは、リンクのすぐ近くに住み、彼女を子供の頃から知っている専門家たちの指導下に入る可能性と、そして、ジュニアの頃から彼女も慣れているのに、ここ数年明らかに不足していた本物のスパーリングを得ることが出来る。

トゥトベリーゼにとってジェーニャは、(トランプの)ジョーカーであり、ラッキーチケットであり、そして大人の成熟した女性アスリートと働き始めることで、(訳注:大人のアスリートを育てられないなどという)全ての口を一度に塞げるチャンスなのだ。この状況では以前の遺憾の念など、全くのナンセンスに見える:掛け金が高いゲームではどのようなものであろうと、友も敵も無く、あるのは利益だけだということは昔から良く知られていることだ。

まして、もしメドヴェージェワに以前の安定性を戻すことが出来れば、コーチにはプラスだ。(先週末にパフォーマンスを披露したロシアシングル女子選手たちの中で、一義的に今シーズン最良の)非常に成功したプログラムを組み合わせることで、二度の世界女王は、四回転無しでさえ代表チームのメンバーに戻ることが出来る。

とりわけ、移行のために選択された時期が特に成功して見える:テストスケートでメドヴェージェワが見せたものと比べれば、転倒とパンク無しのパフォーマンスであればどのようなものであれ、大きな成功と見えるだろう。

ロシアフィギュアスケート連盟にとっても、ここではブラスになる:アスリートたちがロシア国内にいる時は、いつだってより安心だ。パンデミックの状況下ではそれは特に現実的なものだ。それに加えて、コスト削減になる。おそらく、それはかなりの数字だろう。

ここではブライアン・オーサーでさえ益を得る。だって、メドヴェージェワが世界で最も人気があり、引き合いがある女子スケーターの一人として今まで残り、相変わらず滑る欲求を持ち、トレーニングの面でも自分に高い目標を掲げる能力を保持しているのは、何と言おうと正にオーサーの仕事が導いたのだ。実際、このロシア女子アスリートを筋肉と速度の質の喪失無しに思春期を通して首尾よく導き、彼女を世界選手権のメダリストにしたのは正にオーサーである。すなわち、彼の功績であり、称賛すべきだ。

さらに、オーサーと彼のトレーニングスタッフがロシア女子アスリートに投資した全て ― 時間、エネルギー、感情 ― に対しては、全額清算された。学校の他のコーチたちや専門家たちの全てに対してと同様に。アスリートたちが一人のコーチから他のコーチに移行したからと言ってヒステリックになる習慣が無い西側世界では、重要なのは評判とお金だ。それ以外の全てのことは、副次的なものだ。

考えなければならない唯一の問題は、かつてトゥトベリーゼからオーサーに移行することで免れた負担とストレスに、メドヴェージェワが耐え抜くことが出来るかどうかだ。タラーソワのことばによれば、テストスケートの進行中メドヴェージェワはひどく腰の心配をしていたと言う。CSKAでのトレーニングの最後の二週間は、その腰の痛みのためにかなりめちゃくちゃになったのだそうだ。

エヴゲーニヤの最初の試合は、今週末に(ロシアカップ第一戦)が予定されており、もし新しいトレーニングスタッフが、出場辞退が必要だと考えて、国内デビューをより遅い時期に延期するとしても、問題は消えない。その上、《フルスターリヌィー》でも、アスリートたちがどこか痛いからといって彼女たちを甘やかすことはあまりしない。15歳の子供たちと対等に、つまり消耗して、練習しなければならない恐れがあり、二度の世界女王は既にそれは出来ないだろう。

もちろん、もう一つのパターンもある:かつての祖国への帰国―それはCSKAでのメドヴェージェワがそうだったのと全く同様に一時的に《かくまうこと》だとするものだ。とすれば結局ジェーニャは以前同様、正式にクラブ《サンボ-70》に登録され、他のリンクで《居候》の身分でいるよりも、全ての権利を持つ場所で、個人的なものを抜きにすれば、はるかに矛盾なくシーズンに向けて準備出来るのだ。もしそうだとするなら、メドヴェージェワの生活は大局で何も変わらないことを確認出来るだけだ。

さて、ここで、恐らく、ジェーニャと元コーチとの対立と、インターネット上でのありとあらゆる手段を駆使してこの女子アスリートを中傷することを、自分の存在の目的としたファンたちを憐れんでもよいかもしれない。彼らは今後どのように生きるとかするのだろうか、哀れな者たち・・・

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  1. 2020/09/20(日) 20:15:43|
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2020/09/02 ニーナ・モーザー 「ペアスケートの現状、ヨーロッパフィギュアスケートの現実、コーチと生徒間の契約について」

https://www.sport-express.ru/figure-skating/reviews/realny-li-kontrakty-v-figurnom-katanii-intervyu-niny-mozer-1706601/

2020/09/02 ニーナ・モーゼル「フィギュアスケーターの移行には良識的ルールが存在しなければならない」 ― 焦眉の問題について ― 

(ドミートリ―・クズネツォーフ)

著名な専門家であるモーゼルが、コーチと生徒間の契約について、また、ロシア選手たちが上げたバーの高さは、現在のヨーロッパの選手たちにとっては到達困難であることを語った。

モスクワでは五か月ぶりに公式戦がスタートした。《メガスポルト》では、約30人の観客のもとジュニアたちがモスクワ市選手権で戦っている。9月3~4日の女子の試合では、観客はもっと増えると思われるが、今のところ大方の関心は男子競技にある。そこでは、《プリューシェンコの天使たち》の生徒アルチョム・コヴァリョーフがショートプログラムを競り勝ち、《フルスターリヌィー》の生徒マルク・ルーキンとフセヴォロド・クニャーゼフがそれぞれ5位と6位という予想外の展開となった。またマクシム・マリーニンの息子でCSKA代表のアルチェーミーは、15位だった。

ペアではアルトゥール・ドミートリエフの生徒のエカテリーナ・ベローワ/ドミートリ―・チギリョーフ組が、他の全ての組よりも強い印象を放っている。この種目を最初から注意深く見守っていたのは、ロシア功労コーチ、ニーナ・モーゼルで、ここでは将来の2026年オリンピック出場者たちが滑っていると確信を述べた。

またニーナ・ミハイロヴナ(・モーゼル)は、エヴゲーニヤ・タラーソワ/ウラジーミル・モローゾフ組の計画について、ヨーロッパフィギュアスケートの危機に対するロシアの影響、コーチとスケーターの契約問題の難しさについても語った。

―ニーナ・ミハイロヴナ、私たちはモスクワジュニア選手権の会場にいる訳ですが、エヴゲーニヤ・タラーソワ/ウラジーミル・モローゾフ組について質問しない訳にはいきません。彼らはロシアカップにも、グランプリにも間に合わせたいと思っているのでしょうか?

「私の知る限りでは、現在二つのオプションが検討されています。彼らは今アメリカにいますが、おそらく、やはり帰らなければならないでしょう。9月11日の線で話し合われていましたが、航空便の関係で難しさがあり、多分、もっと早く、9月7日に帰国するかもしれません。しかし、私は彼らの個人コーチではありませんので、彼らの計画は、マリーナ・ズーエワとマクシム・トランコフが書くでしょう。私は《ヴォロビヨーヴィ・ゴールィ(雀が丘)》学校の上級コーチですから、私の職務は今、もっと広いものです」。

―このような中で、ペテルブルクからのニュースでは、タマーラ・モスクヴィナのところの何組かのペアは、滑りから判断すると非常に良い準備が出来ているということです。

「有難いことです。彼らのために嬉しいです。彼らは、国内でほとんど唯一、リンクから離れなかったのです。そうでなかったら、彼らだってまだほとんど準備が出来ていなかったでしょうに!モスクワでもいくつかのリンクはオープンしていましたが、そこにはアスリートたちはいませんでした。

今は、ペアがどうなるのか、全く予想が付きません。ですから私は、モスクワジュニア選手権で、私たちの学校の若い生徒たちを見にやって来たのです。彼らは4ヶ月滑らなかったのです。彼らの年齢でこれは、深刻な体験です。しかし、彼らは氷に出て行き、夢中になってエレメンツを回復しようとしています。ここには2026年オリンピックのための将来性のある少年少女たちが何人か出場しているのです」。

―2022年の出場候補者たちが誰も来なかったのは残念です。今14歳の選手たちを出場させることは急激には始まらないということでしょうか?

「一体何のために? ロシアではフィギュアスケートの非常に奇妙な認識があります。他の諸国とは全く違った見方です。もし私たちがまさに滑りを評価したいのであれば、より成熟した選手たちが滑らなければなりません。それなのに今は、全てが子供の滑りに変容しているのです。いろいろ詰め込まれていますが、しかし子供っぽいものです」。

―芸術プログラムと技術プログラムを分けるというのは、助けになるでしょうか? 将来、メダルも別々に授与することは。

「そのような大きなものは判断しかねます。もちろん、自分の考えはありますが、それを今口にすることが良いことなのか、分かりません」。

―若い選手たちは、今どうですか? 聞いたところでは、一部の学校ではペアの募集自体がないそうです。ペアスケートの人気は本当に低下しているのでしょうか?

「ペアを組めるアスリートは、基本的により少ないのです。ロシアに伝統的に根付いているものは ― 最も小さく、機敏な者たちはシングルスケートに残し、大きめの者たちはダンスに行かせますから、ペアに取るべき者たちが誰もいなくなるのです。

このこともあって、現在背の低い男性パートナーが非常に多いのです。あるいは、他の町からスケーターを連れて来なければならないのです。私の学校には、15組のペアがあって、新しい良いペアもいますから、彼らの成長を見守っています。4つのグループに分けて私たちは一日中働いています」。

―他の国々、ヨーロッパを見てみると、そこではこのような《問題》があることさえ、うらやましい夢のような話となっています。

「ヨーロッパでのフィギュアスケートの状況は全く悪いです。なぜなら、ロシアの選手たちが上げたバーの高さは、現時点において彼らには到達不可能だからです。彼らには選択肢も可能性もありますません。国内では、大きな大会に出場を目指す一人か二人のシングルスケーターが何とか滑っている状況で、これではもはや最高レベルのスポーツとは呼べません。それが現実です」。

―これを変えることは現実的ですか?

「規則がこうだからです。私は、技術委員会の委員たちと、大会のフォーマットを多様化する必要について話しました。一方の大会では、最高レベルで競技出来る選手たちが滑り、別の大会ではもっと弱いアスリートたちがメダル争いを出来るようにと。なぜなら、25位の選手に資金援助することに興味を示す国は一つもないからです。彼らにとって重要なのは、どのようなものであれ受賞することなのです。しかし、今のところこれは私一人の掛け声だけにとどまっています」。

―しかし、オリンピックメダルは、やはり各種目一個ですからね。

「もちろん、メダルを割ることは出来ません。しかし、ヨーロッパの国々では多くの人たちはオリンピックメダルのためにフィギュアスケートをやっているのではなく、自分の喜びのためです。様々な技術的要件を単に呈示しているだけかもしれません」。

―ペアスケートではその意味で全てが非常に一様に見えますね。

「そうです、技術委員会の要求というものが、最も抵抗の少ない道を行くというものだからです。全ての選手たちが、技術点を上げるためにレベル4をやろうとします。その結果が、皆さんが今見ているものです ― 同じスピン、デススパイラルへの同じ入り、リフトでの同じポジション。全てが本当に陳腐になっています。そして、より安定しているか、振付の観点からより強い者が勝利するのです」。

―ISUは、ペアスケートを《叩いた》と言えますか? 技術委員会には、先にフョードル・クリーモフが入るまで、この種目からは長いこと誰もいなかったのですから。

「いいえ、何故そのような? これは委員会メンバーの数とは関係がありません。全ての専門家たち、コーチたちに新シーズン前に前もってオファーが届くのです。単に誰かは怠慢で、誰かはこのプロセスの重要性を考えていないのです。あることには注意を払っても、他のことは引き受けないのです。全てが陳腐だから、興味さえ沸かないのです」。

―今年のロシアカップは、唯一無二のステータスを獲得しました。このプログラムを他の(開催地の)町々に広げることは現実的だったのでしょうか?

「私たちは、今ある駒をもっと使っていくべきでしょう。どうか誰も大会をキャンセルしませんように。私たちは相変わらずパンデミックの時代を生きており、明日どうなるかも分かりません。どのような形であれロシアカップがあり、アスリートたちに競技の機会があることに感謝しなければなりません」。

―この夏の大きな話題は、移行でした。アリョーナ・コストルナーヤの移行の後、契約が盛んに議論されています。契約の導入を支持しますか?

「私にとっては哲学的問題です。一方では、何らかのルールが存在すれば良いと思います。このような移行に際して第一に良識的ルールが。他方で、仕事が余りにもやりにくくなるかもしれない関係に陥るのが怖いです」。

―つまり、コーチ会議で投票があった場合、あなたは棄権するのですか?

「まず契約のひな型を読むでしょう。ディスカッションを行うためには、何を検討しているのか理解しなければなりません」。


  1. 2020/09/05(土) 23:52:08|
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