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2020/10/23 タマーラ・モスクヴィナ「審判のかたよりにかかわらず勝つためには、頭一つ抜け出さなければならない」

https://www.sport-express.ru/figure-skating/reviews/chto-dumaet-tamara-moskvina-o-konfliktah-v-rossiyskom-figurnom-katanii-1721983/

2020/10/23 「トゥトベリーゼは素晴らしい仕事をしている。しかし、他のコーチたちも現れる」 ― 伝説的コーチ、タマーラ・モスクヴィナの予測

===一部抜粋====

(ドミートリ―・クズネツォーフ)

伝説的タマーラ・モスクヴィナが、トゥトベリーゼとプリューシェンコが直面した、グループ内の緊張関係をどう回避するかを語る。

・・・・
―今シーズンからあなたのところには二組のトップペアがいます。内部競争をあなたはどのように組織していますか? ロシアでは、このプロセスの背景に明らかな問題があります ― トゥトベリーゼのところでは移行が、プリューシェンコのところでは、時と共に引き離そう(訳注:トルーソワとコストルナヤは別々に練習している。トルーソワと一緒に移行したローザノフコーチはコストルナヤの方を教えている)としています。

「最初に言っておきますが、あなたがおっしゃるようなグループ内での問題について、私は情報を持ち合わせていません。しかし、私が働いていた期間、前世紀から努めて来たことは、逆に、技術とプログラムの芸術的内容の向上を目指して、友好的で建設的な競争を作り出すことでした。ジョークやしゃれが飛び出すような、良い心理的気分を伴った、ポジティブな環境が必要です。破壊的な競争を創出してはなりません!もし、これが生じるとすれば、それはチームが賢明に導かれていないことを意味します」。
・・・・

―他のグループ内の問題に関する情報があなたには無いとおっしゃいましたが、それにこだわってすみませんが、しかし、トゥトベリーゼから二人のトップフィギュアスケーターが離れたということ、それは問題がある証拠ではありませんか?

「しかし、あなただって多分、職場を変えたでしょう? 何故ですか?」

―他の分野よりもスポーツの方が面白いですから。

「誰かにとっては新しいグループの方がより面白いと思える。それは犯罪ですか? 私はそこに犯罪を見ません。誰もが自分の運を試す自由があります。人は、良い環境や収入を探し、キャリアの階段を上りたいものです。フィギュアスケーターだって、他のコーチの下では結果が上向くだろうと決めることが出来るのです。それは普通のことです。

私の下に新しいペアがやって来ると、私は彼らにすぐにこう言います:『あなた方は明日にでも他の学校に移ることが出来ます。それはあなた方の権利です。ただ当たり前に分かれましょう。お花やシャンパンで。お互いに感謝しなければなりません。あなた方を他のグループに招待する方もつらいのです。そのことは、多分、あなた方の現在のコーチたちもそう教えたのではないですか』。

―しかしあなたにはやはり、女子シングルにあるような対立はありません。ただ、ニーナ・モーゼルは、最近、あなたについて相当厳しい物言いをしましたが。あなたはそれを読んだのではありませんか。

「もし時間があれば、私はニュースを読みます。しかし、概して、インタビューを受けるような専門家たちを私は尊敬しています。悪い専門家たちには、意見を求めたりしませんから。私は、人が何をしゃべっているかではなく、何をしているかで、その人を判断します。ニーナ・ミハイロヴナの成果は、とても肯定出来るものです。ですから、コーチとして私は彼女を尊敬しています。

不誠実な審判に関しては声を上げなければなりませんが、しかし、それはフィギュアスケートが始まった時から存在しています」。

―唯一の自動車メーカーとあなたは先ほど口にされましたが、それは《フルスターリヌィー》の比喩ではありませんか? グループは二年間一つのスポーツ種目に君臨し独占していましたが、今や他のグループ《プリューシェンコのエンゼルたち》が現れました。競争があるのは良いことですか?

「あなたは二つのグループに狙いを定めて、グループ間に起こっていることにずっとかかずらっていますが、それは正しくありません。それらは一部です。既に百年近くも素晴らしいシングルスケーターを育ててきたミーシンのようなコーチもいれば、ブヤーノワ、ダヴィードフ、ルカヴィーツィン、ソコローフスカヤもいるでしょう」。

―しかし、トゥトベリーゼは二年間全く負け知らずでしたよ。

「彼女は良くやっています。疑いなく。あなただって彼女の数々の勝利の事実を悪くは思わないでしょう? それは、今世界で一番の企業Appleの仕事を悪いとみなすようなものです。だからって私も、そのような勝利の連続があったからというだけで彼女が素晴らしい働きをして来たし、またしていると考えているのではないのです。と同時に、結果を出したいと同じように思う、他のコーチたちやグループが現れることもまた素晴らしいと考えています」。

―エヴゲーニー・プリューシェンコとエテリ・トゥトベリーゼのグループが対戦した、フィギュアスケートロシアカップを見ましたか? 審判に関する多くの疑問が起こりましたが。

「フィギュアスケートに審判が登場した、このスポーツ種目の誕生の時から審判に関しては様々言われています」。

―しかし、ロシアでは現在、審判が客観的でないのですが、そこに問題はありませんか?

「《問題》とは何かによります。もしあなたが過去のオリンピックについてのニュースを紐解いてみれば、そこにはそれぞれの試合に、それぞれの問題があります。評価の客観的基準はありません、しかし、それが当たり前なのです。女の子に対する好みのように、誰かは金髪が好きで、誰かはユーモアのセンスがある娘、また他の人は、とても賢い娘が好きなのです。これらの基準の間でどのように比重を分配しますか?

確かにより著名なコーチだというファクターは、審判に影響があります。一つの街から審判団が集まるかもしれませんし。しかし、これは些細なことです。最も強い選手が、もし彼が本当に最強なら、勝つのです」。

―しかし、観客の反応が、時々口笛さえ。これは反駁ではありませんか? いずれにしても、これは何か新しいことです。

「以前はドラムも、バナーも、ガラガラもありませんでした。歓声だけです。もしかしたら、それは賛同の口笛だったのではありませんか? 不正な審判については話さなければなりませんし、何らかの調査を行う必要があるかもしれません。ほら、あなたは映画を撮りなさいよ。しかし、私が言いたいことは、ジャッジたちのかたよりにかかわらず勝つためには、頭一つ抜け出さなければならないということです。彼らがしたくても、何も出来ないように。ISUの規則ではそれが出来るのです。そこにはまだ非常に多くのものが、数学的に記載されているのですから」。
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  1. 2020/10/29(木) 17:40:54|
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2020/10/17 エレーナ・ラジオノワ「《ダイエット》ということばは好きじゃない。女子選手たちに《口を縫い合わせなさい》などと言ってはいけない」


https://www.sports.ru/tribuna/blogs/figureice/2843470.html#supertop

2020/10/17 エレーナ・ラジオーノワ「《ダイエット》ということばは好きじゃない。女子選手たちに《口を縫い合わせなさい》などと言ってはいけない」

====Sports.ruのインスタグラムより一部抜粋====

9月にエレーナ・ラジオ―ノワは現役引退を表明したが、先週末ロシアカップモスクワ大会でエキシビションナンバーを披露した。以下は、ラジオ―ノワとのインタビューの主要部分 ― ジャンプについて、余分な体重、ダイエット、音楽、フィギュアスケート界の特殊性について。(訳注:ここではジャンプ、体重、ダイエットの箇所だけ訳出)

「可能なら、今、温かい地方の海に出かけたいものです。久しく行っていませんから。でも飛行機に乗るのは今危険ですから、規則を守って、マスク、手袋をして歩こうと努めています。

ヨーロッパがとても恋しかったし、フランスにも行きたい・・・ 私のトップに入る国々の中で一位は日本です。あそこは完全に別世界で、別の人々、別の精神構造です。それに加えて私には、フィギュアスケートと結びついた非常に暖かい思い出があります。あそこには熱心なファンたちがいて、私はいつも良い気持ちになりました」。

「わたしにとって最も難しいジャンプはダブルアクセルです。練習の時、いつだったか私たちはトリプルアクセルを試したことがあります。トリプルアクセルに到達するのは非常に遠かったと分かっています。しかし私は、空中で何回廻っているかを感覚で感じ取るのを止めました。

私には特徴があって、全てのジャンプを、目を閉じて跳ぶのです。競技会の写真で確かめることが出来ますが、ジャンプの時、目を開けて跳ぶ人と、目を閉じて跳ぶ人がいます ― 押しなべて皆変な顔です。全てのトリプルジャンプを私は目を閉じて跳んでいましたが、ダブルアクセルの時は目を開けていました ― なぜなら、何回廻っているかを何とか空中で理解しようとしたのです。

ダブルアクセルを私は常に小さなスピードから跳んでいました。何回か、私はスピードを上げ、音楽も、どう離氷するかも、空中でどうなっているかも全く感じずにやったことがあります。ですからジャンプはあまり見る価値がありません。しかしそれは非常に美しく、2、3メートルの幅があり、ジャンプから美しく出たのです。しかし、それは男性のジャンプであり、女性のものではありません。

多くの女子スケーターたちはダブルアクセルに少し恐れを持っていて、小さなスピードから跳んでいますから、多くの選手はこのジャンプに問題があります。非常にトリッキーなジャンプなのです」。

「体重が増えると、調整が失われ、ジャンプがちょっと1㎝分くらい低くなり、落下して行きますから、これは回転に影響します。もし、身体のどこかの部位が増えれば、身体の軸が変わることになります。それがどこであれ文字通りミリメートルが技術に影響を及ぼすのです。あなたが軽量になればなる程、呼吸に関しても、身体部位に関しても、プログラムを滑るのが楽になるのです。これは私たちにとって、キーとなる準備セグメントの一つです。

私は《ダイエット》ということばが好きではありません。なぜなら、これは心理的にすぐに頭の中に座を占めるからです。本当は一日分の食事量を処方する専門家のところへ行かなければなりません。そうすれば身体やホルモンがどうなっているのかを見ることが出来るのです。

いかなる場合でも、口を閉じ、一日食べないで過ごすようなやり方で、体重を減らしてはなりません。6時以降は食べない方が良いというのは明白なことで、私たち皆が知っていることです。しかし、何らかの重大な手段 ― それは正しくありません。バランスのとれた食生活が必要です。ファストフードやチョコレートは食べてはいけません。今は安心して全てを代用出来る、健康に良い甘味がたくさんあります。

私はファストフードには関心がありませんが、例えば、甘味や菓子パンは好きです。子供の頃はファストフードを食べることが出来ました ― 10歳の頃は、まだ食べられたのです。今は、ハンバーガーは気が進みませんし、それよりもカツレツを食べる方が良いのです。もし、ファストフードかチョコレートを選べと言われたら、もちろん、チョコレートを選ぶでしょう。

私は自分の食生活について深く再認識しました。 なぜなら、競技スポーツから退けば、あなたには全てが許されるのですから。躊躇なく全てを食べることが出来るし、誰も自分を観察していない、そのような日々があったのです。しかし、時間が経つにつれ、自分の身体はゴミ箱じゃないと理解するのです。何か良くないものを食べたい時には、それは常にあなたの体や肌に影響を及ぼす可能性があることを思い出すべきです。

体重計にまつわる話は、私にとって全く笑いごとではありません。最後の数シーズンは、毎日体重計に乗せられました。1グラムも増えないように。それは心理的トラウマのようなものです。神様、余計な200グラムをどうかお与えになりませんように! さらに朝、家で体重を計ります ― 同じ体重です。ところがその後、家を出て元気に歩きCSKAに着くと、増えるのです。一体どういうことかしら?と思います。私はもっと少なかったとコーチたちに信じてもらえるように、朝写真に撮り、彼らに送るようにしたのです。

これらがあまり順調に行かなかった最後のシーズンは、罰として氷に出して貰えませんでした。十字架にかけられたのです。全て皆が体験することです」。

  1. 2020/10/19(月) 19:00:59|
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2020/10/11 トゥトベリーゼチームが、2019年1月以来の敗北。ロシアカップでプルシェンコの生徒のトルーソワが勝利

https://www.sports.ru/figure-skating/1089883475-gruppa-tutberidze-proigrala-pervyj-turnir-v-zhenskom-katanii-s-yanvary.html

2020/10/11 トゥトベリーゼチームが、2019年1月以来の敗北。ロシアカップでプリューシェンコの生徒のトルーソワが勝利

ロシア功労コーチ、エテリ・トゥトベリーゼグループの選手が、2019年1月以来初めて大会で敗北した。

今日、ロシアカップモスクワ大会で、5月にトゥトベリーゼグループからエヴゲーニー・プリューシェンコアカデミーに移行したアレクサンドラ・トルーソワが勝利した(240,59)。2位はトゥトベリーゼの生徒のカミーラ・ワリーエワ(233.70)、3位は《フルスターリヌィー》のもう一人の生徒、ダーリヤ・ウサチョーワ(233.20)。

トゥトベリーゼグループで練習を積んでいるスケーターが敗北したのは、2019年ヨーロッパ選手権でアリーナ・ザギートワが、アレクセイ・ミーシンの下で練習していたソフィヤ・サモドゥーロワに負けて以来のこと。

それ以降、トゥトベリーゼの生徒たちは、出場した14試合の全てで勝利した。

2019年世界選手権ではザギートワが、ロンバルジア・トロフィーではアンナ・シェルバコーワが、フィンランディア・トロフィーではアリョーナ・コストルナヤ(夏に同じくプリューシェンコのところへ移行した)が、オンドレイ・ネペラ・メモリアルではトルーソワが勝利した。

その後も《フルスターリヌィー》のフィギュアスケーターたちは、2019/20シーズンのグランプリシリーズで6大会を勝利し、コストルナヤはグランプリファイナルと2020年ヨーロッパ選手権でタイトルを獲り、シェルバコーワはロシア選手権で勝利した。

文:マリーヤ・セレンコワ   / 出典: Sports.ru

(参考)
カミーラ・ワリーエワのロシアカップ第2戦ショートプログラム(85.10):
https://www.youtube.com/watch?v=nfi8FBVsEQM

アレクサンドラ・トルーソワのロシアカップ第2戦フリープログラム:(164.82)
https://www.youtube.com/watch?v=qmwaLzBWcpQ&feature=youtu.be

ロシアカップ第2戦男子シングル優勝者アルチョム・コヴァリョフ(プリューシェンコアカデミー)のフリープログラム(171.97)
https://www.youtube.com/watch?v=1Z8POe2ApZo

  1. 2020/10/12(月) 14:35:10|
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2020/09/30 セルゲイ・ドーブリン(コーチ) 「トルーソワとコストルナーヤは決断を急ぎ過ぎた」

https://matchtv.ru/figure-skating/matchtvnews_NI1247161_Trusova_i_Kostornaja_pospeshili_so_svoim_reshenijem_Sergej_Dobrin__o_skandalnyh_perehodah_sezona

2020/09/30 セルゲイ・ドーブリン -シーズンのスキャンダル的移行についてー 「トルーソワとコストルナーヤは決断を急ぎ過ぎた」

(アナスタシーヤ・パーニナ)

コーチの倫理について、《プリューシェンコアカデミー》の長所、問題点について、またトゥトベリーゼグループにおけるむき出しの競争について。

シーズンオフを通してロシアフィギュアスケートを揺さぶったのは、移行のニュースだった:最初、アレクサンドラ・トルーソワが《フルスターリヌィー》のコーチの一人セルゲイ・ローザノフと共に、トゥトベリーゼからプリューシェンコに移行し、次にアリョーナ・コストルナーヤが、彼女に続いた。この戦争の陰でほとんど注目されなかったが、実は最も効果的なものだったかもしれないものが、ミハイル・コリャダーのアレクセイ・ミーシンへの移行だった。

そして最後に、テストスケートの後でエヴゲーニヤ・メドヴェージェワが、自分が気に入っていたカナダのコーチ、ブライアン・オーサーをパンデミックが広がる国外に残して、エテリ・トゥトベリーゼの下にセンセーショナルに戻った。

これらの移行について、数年前にトゥトベリーゼと一緒に働くことを断ったコーチ、セルゲイ・ドーブリン(訳注:2006、2007年ロシア選手権銅メダリスト)が、《Match TV》に語った。

―トルーソワとコストルナーヤの移行に関して、このオフシーズンに非常に声高に議論されていますが、あなたは、アスリートのこのような誘引の問題に直面したことがありますか?

「私の仕事の中では、このようなことは無かった。もし誰かが移りたいと思い、私のところに来るなら ― 両親であれ、アスリート自身であれ ― 私はコーチとして、常にコーチングチーム内でこれについて話し合う。コーチング倫理が存在した。

われわれは一つの船で航海している。もしある時あまり美しくない行動をとったとすれば、遅かれ早かれブーメランのように戻ってくる ― 恐らく二倍の強さで」。

―この場合のコーチング倫理とは、何を念頭に置いているのでしょうか?

「もしアスリートが望んだなら、彼はいつでも去るだろう。しかし、コーチたちは、問題を議論し、話し合い、共通認識とする。モスクワでは少し違って、もちろん、より難しいだろう、人が多いのだから。皆が一人のコーチから他のコーチに際限なく移動している。誰がどこへ移行し、誰と話し合っていたのか、取り違えるかもしれない。しかしそれでも、コーチング倫理は存在しなければならないと私は思う」。

―今シーズンのトレードについてどう評価しますか? どの移籍があなたにとって最も予想外だったでしょうか?

「最初にトルーソワがトゥトベリーゼから去った時、それはショックだった。コストルナーヤの離脱は、痛みを伴う程の打撃を受けた。ミーシンのところへ行ったコリャダーは、それは予想内だし、それが最善だろうとすぐに理解出来た。

メドヴェージェワに関しては、彼女はただ出口の無い状況に置かれていた。もしこのような一歩を踏み出さなかったなら、競技スポーツから引退していただろう。しかし、ジェーニャは引退するつもりはないのだから、トゥトベリーゼへの移行は彼女にとって唯一の正しい選択だった。

もし、彼女がカナダに戻ったとしても、大会に出場するために、またロシアに戻らなければならないだろうし、その度に二週間の隔離だ。困難だし、不便だし、不可能だ。

ちなみに、カナダではコーチとアスリート間にあるのは商業的関係だから、ブライアン・オーサーは彼女の決断に理解を持って対応した。ロシアでは、それよりも良心と結び付けられるから、この騒ぎだ」。

―《フルスターリヌィー》に戻ったことは、スポーツ面でメドヴェージェワに何を与える可能性があるでしょうか、またトルーソワとコストルナーヤには、新しいチームでの仕事が何を与える可能性があるのでしょうか?

「メドヴェージェワは、きっと、レベルアップして、自分を超えるだろう ― 彼女の能力の枠内で。良いプログラムと自信を持ち、安定した女子選手になるだろう。

コストルナーヤとトルーソワに関して言えば、われわれはもう来シーズンには彼女たちを、以前の彼女たちの姿で見ることはないだろう。恐らくオリンピックでも見ないだろう。コストルナーヤもトルーソワも」。

―あなたの見方では、エテリ・ゲオルギエヴナの厳しい手を失うことは、成績にとってそれ程致命的ですか?

「そうだ。《フルスターリヌィー》での訓練様式の基本は、むき出しの競争であり、成功はそれによって保たれている。エテリ・ゲオルギエヴナはそれを変えるつもりはなく、同じような型のスーパーアスリートたちとコーチたちを作り出し続けるだろう。

トルーソワとコストルナーヤは自分たちの決断を急ぎ過ぎたと思う。2020年は誰にとっても困難なのだから、耐える価値はあった。

なぜなら、もう数年後にはあのアカーチエワが、トルーソワにもコストルナーヤにも勝つだろう。歴史は繰り返される」。

―かつて起こったように、新しいヒロインたちが現れると言いたいのですか?

「問題は新しいヒロインでさえない。あそこ(プリューシェンコアカデミー)では、ひたすら彼女たち(トルーソワとコストルナーヤ)の埃を払い、面倒を見て、可愛がるだろう。彼女たちは、それを理解し、感じ取り ― そのことで頭上の王冠は絶えず膨らんで行く。エテリ・ゲオルギエヴナのところでは、頭に王冠を載せようとしたら ― あなたがスポーツマスター候補者のレベルであるとしても、出身地のホームに送り返される。エテリ・ゲオルギエヴナのところでは全員が平等であなたは、やるか、それとも『さようなら』かだ」。

―16歳の少女はコーチを変える決断を自分では出来ないと思いませんか? 恐らく、決定はやはり両親から出されたのだから、これは両親の責任ではありませんか?

「起こった全ての事は、アスリート自身の内にある野心に基づいていると思う。もし、子供が母親に『私は移ることに決めたわ』と言うとしたら、母親はどう答えることが出来るだろうか? 『いいえ、あなたはここでトレーニングすべきよ』と答えるだろうか? まあ、一度か二度はそう言うだろう。しかし、子供は何度も何度もそのことを考え、今の場所で普通に練習することがもはや出来なくなる。それで両親はこのような場合、大抵子供を信頼するのだ」。

―この袋小路から抜け出すには、どのような出口がありますか?

「両親は子供に、過去の経験や目の前の実例を分析することを提案すれば良かった。『離れて行った人たちを見てごらん。同じようになりたいの?』と。ロシアでは皆が何故だか、自分の歴史は唯一無二のものだと思っている」。

―セルゲイ・ローザノフを失ったことは、トゥトベリーゼ《チーム》にとって実際に深刻な打撃なのでしょうか?

「セルゲイ・ローザノフは私の古くからの知人で、私と彼は一緒にジャンナ・フョードロヴナ・グローモワの下で練習していた。彼が現在どれだけ凄い専門家なのか、私は分からないし、噂でそれを聞くだけだ。プリューシェンコが彼を、最もクールなテクニカルスペシャリストとして宣伝している。トゥトベリーゼも、彼は良い専門家だと話していたが、彼女が悪い専門家をチーム内に抱える筈はないだろう。

しかし、お分かりのように、ローザノフはチーム全体の鎖の中の一つの環だ。彼がどれ程素晴らしくても、上手く機能しているチームが無ければ、結果も出ないだろう。もちろん、彼は頭のあるコーチだし、ハイクラスのアスリートたちと働くことを学ぶ機会もあった。しかし、自分一人で、ゼロから一人のフィギュアスケーターをトップに導くことを試みること、それは別の話だ。子供たち相手から《抜け出す》ことが決して出来ないかもしれない。彼らを怒鳴ったり、駆り立てたりすることに慣れ、その内に彼らは成長し、他のコーチのところへと離れていくだろう、するとあなたは再び子供たちを募集するのだ。

飛行機を操縦するよりも、滑走路内で目標物まで移動させる方が常に簡単だ。もし、セルゲイが全て上手く行けば、私は嬉しいだろう。しかし、彼がプリューシェンコのチームで過ごすのも最大で二年だと私は感じる。彼は非常に野心的な男だ。もしあなたがいつか彼と個人的に話をする機会があったなら、すぐに分かるだろう。恐らく彼は、時が経つにつれて、自分の学校を創設したいと思うだろう。プリューシェンコとの仕事の経験を、名前、財務、組織等の面で跳躍台として利用するだろう」。

―現在プリューシェンコアカデミーがデモンストレーションしている、巨額な財政、ハイクラスな専門家たち、最高のアスリートたちを集中させようというアプローチに、あなたは親近感を持ちますか? このような資源をもってすれば、この活動は成功が約束されていると、傍目には感じるかもしれません。

「あそこでの職員の入れ替わりをご存じだろうか? 彼らが活動しているこの三年間で、30人位のコーチたちがあの学校を通過した。有能な専門家たちだ。どこにでも問題はあるものだ。

予算に基づき、何らかの仕事に取り組むわけだが、そこに商業活動がある。誰もがそう簡単にお金を出してくれる訳ではないから、手に入れなければならない。だから商業的学校は、裕福な両親無くして存在しない。そのような親たちに、乱暴な言い方をすれば、スタッフ全体がお尻に接吻しなければならないだろう。

ヤーナ・ルトコーフスカヤ(訳注:プリューシェンコの妻、テレビ司会者、音楽などのプロデューサー、事業家)がコーチのところへやって来て、そして言う:『この子たちとあなたは仕事をしてください。なぜなら彼らの両親がチーム全体の給料の半分をカバーしているのですから』。これがあなた方にとっての成功の負の面だ。

アミール・ハビブリンを覚えているだろうか? グノム・グノームィチ(訳注;エヴゲーニー・プリューシェンコの二番目の息子アレクサンドル・プリューシェンコの異名)の最初のコーチだ。当時彼のことも大いに宣伝された。最近私は彼と少し話をした。彼の言うことには  ― 何とかして私は結果を出す仕事をしたかったのだが・・・。現在彼は、スヴェトラーナ・パノーワのグループ(Match TV注:《スネージヌィエ・バールスィ(スノー・レオパード)(ユキヒョウ)》スケートリンク)で教えている。

この計画全体が実現するためには、悪魔に魂を売らなければならないと、私は感じる。これら全ての組織的局面を統括する豊富な経験無しには、このような学校の仕事を円滑に運営することは不可能だ。ヤーナ・ルトコーフスカヤには、もちろん、豊富な経験がある ― これが彼らの有利な点だ」。

  1. 2020/10/04(日) 20:14:20|
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