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2014/12/18 ヴァレンチン・モーロトフ「期待していなかったのに、羽生の成熟を見た」

http://rsport.ru/blog_simonenko/20141218/795604655.html

2014/12/18 ヴァレンチン・モーロトフ「期待していなかったのに、羽生の成熟を見た」

=====サンクトペテルブルクフィギュアスケートアカデミー、コーチ・振付師ヴァレンチン・モーロトフのグランプリファイナル評より。羽生結弦の部分=====

ショートプログラムでショパンの音楽に乗って演技したような羽生の成熟を見ることを、私は期待していなかった。現代的編曲や現代的リズム無しの伝統的クラシックで彼が滑ったという記憶がない。そこには、ただピアノの音だけが響き、素晴らしかった。結弦は、この音楽に溶け込み、全ての波を、気分の下降も上昇も全て載せてなめらかに滑って行く。プログラムは技術的に非常に精巧に作られている。四回転トウループやトリプルアクセルへの非常に難しい入りがあり、彼が力を省エネせずに、最高の身体的、感情的精力を出して働いているのが見て取れる。

「オペラ座の怪人」の音楽によるフリープログラムでは、ジャンプへの難しい入りと簡単な入りが交錯するのを私たちは見る。特に、フリー最初のジャンプ四回転サルコウへは、羽生は非常に簡単に入る。次のジャンプもまた、エネルギー消耗を高めること無く、簡単なステップを踏み遂行される。彼は、フリープログラムで、ショートでわれわれが見たものと同様の音楽性を披露する。そして同時に指摘したいのは、とうとう結弦は、力を抜いた、無頓着な自分の滑りのスタイルから脱却したということだ。彼には、仕上げられ、到達されたラインが現れた。ジャンプからの出の後、彼は背中も両手も保とうとしている。

羽生のフリープログラム、ステップシークエンスは、レベル3だが、+2が付いた。レベル4までには、ここには明らかに上半身の動きが足りない。シークエンスはプログラム前半に入れられている — 広く滑り、馴らし、エッジさばきのデモストレーションのためでもあり、同時にジャンプを後半に持って来るためでもある。と同時に指摘したいのは、私が前回既に指摘したプログラムプレゼンテーションの北米的スタイルである。それはジャッジたちとの非常に良いコンタクトだ。全てのジェスチャー、視線、さらにはスリーターンの様な普通のステップの後でさえ、ジャッジ側を向いているのだ。また、私の注意を引いたのは、トリプルルッツの転倒後、羽生は徒にニヤリと笑った。プログラム全体が悲劇のなかを流れているのに、彼はここで気分から脱落した。
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  1. 2014/12/19(金) 03:04:47|
  2. フィギュアスケート
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コメント

ブログでご紹介しても良いですか?

こんにちは。貴重な記事を和訳してお伝えくださり、ありがとうございます。

「そして同時に指摘したいのは、とうとう結弦は、力を抜いた、無頓着な自分の滑りのスタイルから脱却したということだ。」の部分に感動しました。

拙ブログでご紹介したいのですが、構わないでしょうか?
過去記事にも、いくつも印象的なものがあるので、併せてご紹介させていただきたいのですが。

よろしくお願いいたします。
  1. 2014/12/19(金) 09:32:43 |
  2. URL |
  3. まさ #-
  4. [ 編集 ]

Re: Re: ブログでご紹介しても良いですか?

まさ 様
お読み頂いてありがとうございます。
過去記事までお読み頂いて感謝します。
どうぞお使いください。
よろしくお願いします。 asappo
> > こんにちは。貴重な記事を和訳してお伝えくださり、ありがとうございます。
> >
> > 「そして同時に指摘したいのは、とうとう結弦は、力を抜いた、無頓着な自分の滑りのスタイルから脱却したということだ。」の部分に感動しました。
> >
> > 拙ブログでご紹介したいのですが、構わないでしょうか?
> > 過去記事にも、いくつも印象的なものがあるので、併せてご紹介させていただきたいのですが。
> >
> > よろしくお願いいたします。
  1. 2014/12/19(金) 11:10:23 |
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