http://sport.zakon.kz/4697583-glavnyjj-trener-rk-po-figurnomu.html2015/03/18 カザフスタン代表チーム主任コーチ「表面的な遠慮なく言えば、テンが世界選手権の優勝候補だ」
「フィギュアスケート世界選手権で、カザフスタンを代表するのはデニス・テンだけです」。(カザフスタン代表チーム主任コーチの)クラライ・ラハトヴナは語る。「中国には彼の個人コーチであるフランク・キャロルと、わが国(カザフスタン)の国際的カテゴリーでの常任ジャッジ、ユーリー・グスィコフ、それに私が行ければと思います」。
—わが国のフィギュアスケーターの主要なライバルは誰か?
「デニスの主要なライバルは、ソチオリンピックで勝利した日本の羽生結弦だ。ソチ-2014の銀メダリスト、カナダのパトリック・チャンは、今シーズン休養して、少しの間タイム・アウトを取った。日本のこのフィギュアスケーターは、非常に鮮やかで、軽く、スケーティングに優美さがあるアスリートだ。もっとも、私たちは男子競技で優美さは言わないけれども。しかし、フィギュアスケートというものは、芸術的で優美でなければならないスポーツ種目だ」。
—わが国のフィギュアスケーターが羽生結弦よりも勝っている点は何か?
「デニスにはより経験がある。彼(羽生)は、見事ななジャンプを跳び、軽さ、柔らかさ、考え深さを持っている。彼がパフォーマンスをする時、氷上にはスペクタクルが創出される。往々にして選手たちは、全てのジャンプを武器として使うが、しかし、パフォーマンスに心が無いことがある。
偉大なテノール、カルーソのボーカルによるデニスのショートプログラムは、人々に鳥肌を立たせる。わが国のアスリートであるから私たちはもちろんのこと、全ての人々に。これは素晴らしいプログラムで、デニスは心の中でそのプログラムに入り込んで、体験している。彼は哲学者で、このナンバーに取り掛かる際には、歴史も、作者についても、作品の土台になっている全てを調べている。全ての面での素養を身につけてから正しくアプローチしているのだ。
また演技構成点に関しても勝っている。デニスは、全ての動きを最後まで丁寧にやるし、正しくアクセントを付け、スピンへの興味深い入り方をしている。今私は、彼の広く、柔らかな滑りに感銘を受けている。彼がアメリカへ行ってから、それを身に付けたのだ。
私や、フィギュアスケートを追っている人たちは、今日の時点で、表面的な遠慮なく言うことができる:デニスが優勝候補者だと。少し前に私たちは四大陸選手権に行ったが、そこでデニスは、彼こそが最良の選手だと証明した」。
—現在デニスは、アルマトイで練習しているが、試合前の準備はどうか?
「彼は練習のなかで、飛び跳ねたり、陽気になったりということは無い。彼は自分の目標を立て、音楽をかけ、全ての動きを正確に遂行している。彼は集中し、何にも振り回されずに、目標に向かって進んでいるように見える。彼は何時間も滑っていると言うことは出来ない。彼は自分がどれだけ陸上で練習しなければならないか、どれだけ氷上でやらなければならないかを、明確に知っている。デニスは今のところ、アルマトイで自主練習をしており、彼の教師のフランク・キャロルはアメリカにいる」。
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- 2015/03/19(木) 01:13:02|
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