楽天市場 あれこれ 2015/05/31 イリヤ・アヴェルブーフ「リプニツカヤの『ジュリエット』は完全に逃げ道が塞がった状態で作られた」
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2015/05/31 イリヤ・アヴェルブーフ「リプニツカヤの『ジュリエット』は完全に逃げ道が塞がった状態で作られた」

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2015/05/31 イリヤ・アヴェルブーフ「リプニーツカヤはソチ五輪のシンボルとしていつまでも残る」

(抜粋)(対談者:エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ)

「リプニーツカヤの五輪フリープログラムでは、重要なこと、つまり、正しい気持ちを捉える、ということが出来た。ユーリャの滑りには、ある種の寄せ付けないものがある。彼女は内向的だ。つまり、アデリーナ・ソートニコワが素晴らしくやることが出来るようなホールを征服することをしようとはしない。その代わり、すぐに、あるがままの私を受け入れてください、ということを理解させる。それは見せかけのイメージではなく、彼女の本質そのものなのだ。もし、リプニーツカヤが観客に向かって演じながら『シンドラーのリスト』を滑り始めるとすれば、そのプログラムは、月並みで平凡なものに非常に簡単に落ちていく可能性があった。しかし、僕たちのケースでは、夥しい心情の爆発になった。非常に私的な、他人の目を前提としない、ストーリーになったのだ」。

—それでは、翌シーズンのプログラムが、そのような水準にならなかったのは何故なのですか?

「僕が思うに、ユーリャは次の段階に進み、流行の作り手にならなければならなかったからだ。それに、僕たちが作ったけれども日の目を見なかった最初のプログラム案は、一定の突破口になったと僕は今でも思っている。そこにあったのは、無名の、常套的ではない音楽で、もしかしたら奇妙な、抽象的な振付けだったかもしれないが、しかし、このプログラムはリプニーツカヤに似合っていただろうと、今でも僕は信じている。本質を簡単に言えば、極端に閉鎖的な人間が、周りの世界に自分を投げ出し、完全に自分の本質をさらけ出すのだ。

このプログラムは、トゥトベリーゼには大層気に入られた。しかし、このプログラムのなかに自分の娘が『見えなかった』ユーリャのママ、彼女の考えがより重かった、というケースの最たるものだった。一方ユーリャは、こういう面ではママの言うことを非常に素直に聞くのだ」。

—説得しなかったのですか?

「しなかった。もし選手が、作品のなかに心地良さを感じないとすれば、彼は跳ばないだろう。結局プログラムはいずれにしろ音色を発しないのだ。プログラムは、好きになってもらわなければならないのだ」。

—もしかして、より月並みに? 少女たちは一定の年齢で皆、ジュリエットになりたいのでしょうか?

「結局僕たちのところに現れた『ジュリエット』は、良好な生活のなかで作られたものでは既になかった。言ってみれば、完全に逃げ道が塞がった状態で作られたのだ。僕は自分が失望しているのが分かったけれども、自分をなだめた — 問題はプログラムにあるのではない、オリンピック出場者の誰一人、ネガティブな結果から逃れられないのだから、と。例外なく全員が、時化(しけ)に襲われたのだから、と」。

—なぜかこのフレーズは、ロシア代表チームの大部分に当てはめて言われます。

「そう、なぜなのか? オリンピックチャンピオン羽生結弦にだって、シーズンを通して何が起きたか。そもそも多くの選手たちは引退した。あるいは、最低でも、一年間まるまる出場していないのだ」。

—ソチオリンピックは、リプニーツカヤを団体戦の勝利者にし、国中のアイドルにしましたけれども、彼女の心理にあまりにも強いダメージを与えた、という思いから、ずっと今まで逃れることが出来ません。そして、彼女はこういったものに対して何の準備も出来ていなかったのだ、と。

「それに、彼女の人生にもう一度のオリンピックがあるのかどうかも誰にも分からない。この点ではスポーツというものは、全く予想不可能なものだ。まして、女子シングルスケートの話であればなおさらだ。今回の場合、全てがうまくいった:成功した二つのプログラム、年齢、小さな無垢な女の子の容貌、それに加えて、われわれ皆にオリンピックの英雄が非常に必要だったという状況。シンボル。ソチオリンピックそのものでは、アデリーナ・ソートニコワが勝利したにもかかわらず、彼らのなかには、リプニーツカヤが永久に残るだろう。僕個人にとって、カーチャ・ゴルデーエワがカルガリーオリンピックのシンボルとして永久に残るのと同様に。そして、ユーリャが自分の人生でさらに別の競技会で勝利するか、しないかといったことは、全く重要ではないのだ」。

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