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2015/11/28 日本のガガーリン。羽生結弦はさらに二つの宇宙的記録を樹立した

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2015/11/28 日本のガガーリン。羽生結弦はさらに二つの宇宙的記録を樹立した

====Sport everydayの無名記事より引用====

男子シングルオリンピックチャンピオン羽生結弦は、長野におけるグランプリ大会二日目でも、引き続き歴史を作った。彼は自分のプログラムを非凡に演じきり、近い将来はもとより、恐らく遠い将来においても誰も超えることが出来ないような宇宙的得点を出して見せた。そして同時に合計得点も新記録となった。

[滑りは練習に応じている]
グランプリシリーズ男子シングルのロシアのファンたちには、悲しい結末だった。わがロシアの誰一人グランプリファイナルに進めなかった。特に残念だったのは、マクシム・コフトゥンだ。途中で中止されたボルドーの大会では、ショート2位だったが、その成績が最終成績となったため、彼のチャンスはほぼ100%だと思われた。バルセロナへの切符を得るためには、コフトゥンは長野で5位に入れば十分だった。ところが彼は、こう言っては失礼だが、10位だった。

今マクシムを中傷して、彼はいつも期待を裏切るというのは何よりも簡単だ。でもそれはすべきではない:少なくともマクシムには、このシリーズを成功のうちに終了することを期待するには極めて困難な二つの理由があった。一つ目は足の怪我だ。そのせいで彼はシーズン開始が大きく遅れた。フィギュアスケートで運良く事が運ぶなどということは非常に稀なことだ。大抵の場合は、「スケートアメリカ」での勝利の後若いジェーニャ・メドヴェージェワが口にした「滑りは練習に応じている」という法則が通用する。あるいは、別の言い方をするとすれば、「薄いところが破ける」ということだ。それが長野でも起こったのだ。

第二の理由は、日本大会には、マクシム・コフトゥンのコーチのエレーナ・ブヤーノワが病気でいなかったのだ。心理的なものが大きなウエートを占めるスポーツ種目において、決定的で最も重要な指示を出す人間がリンクサイドにいることは、極めて重要なことだ。その人がいなかった時、選手は働くことが出来るかもしれないが、あるいは砕けてしまうかもしれない。コフトゥンの場合は、残念ながら後者だった。

[不朽の記録か?]
一方、日本のグランプリ大会男子シングル競技の最後で私たちは今日、アスリートは決してあきらめてはならないという、もう一つの証明を見た。羽生結弦に対しては、彼がいつも転倒するといって、どれ程のいやみが言われただろう! また今シーズンのカナダでのグランプリ大会で、笑い話になるようなばかばかしいショートプログラムの滑りで6位になった時には、彼はどんなに自分自身を笑っただろう! その時、誰が一体、一ヶ月後にこの日本人が全ての世界記録を塗り替えるばかりでなく、この先当分は誰も到達出来ないような高さにまでバーを持ち上げるだろうと想像しただろうか? 結弦自身もその時、このことを考えたかどうか疑わしい。

この二日間、羽生の演技で見たものを冷静に評価し、この記録が不朽のものであるかどうかを見ていこう。金曜日(27日)、彼はショパンの音楽に乗せて二つの四回転ジャンプを組み込んだショートプログラムを滑った。二つジャンプのうちの一つは、小さな欠陥付きで実行された。すなわち、改良の余地が少しそこにはあるということだ。しかし土曜日(28日)、結弦は日本的テーマの作品を、文句をつけようがない程クリーンに滑りきった。三つの四回転ジャンプ、そのうちの一つは、プログラム後半でのトリプルトウループとのコンビネーション、二つのトリプルアクセルもコンビネーション・・・ただ、アクセルの一つには、二回転ではなくトリプルトウループを付けて、少し得点を増やすことも出来た。恐らく、これが全てだ。

しかし、羽生がこれ程我を忘れて、全身を使い、格段に質の良い滑りを見せたのが最初のことだったことを、もし考慮するとすれば、次のこのような機会はすぐには訪れないかもしれない。そうなると、長野のビッグハットスポーツアリーナでソチオリンピックチャンピオンの滑りを見て、歓喜で文字通り唸っていた人たちを羨むことしか出来ない。彼らの目の前で、歴史的規模の出来事が起こった:羽生が宇宙的としか言いようのない得点をものにしたのだ。今のジャッジシステムが導入されて初めて、スケーターがフリープログラムで200ポイント、二つのプログラムの合計で300ポイントという点数を超えたのだ。しかも大幅に。

しかし、かつてガガーリンの宇宙飛行が繰り返され、その後さまざまなパラメーターによって超えられたように、結弦の到達点を超えることが出来るスケーターがいつか現れるだろう。もしかしたら、パトリック・チャンが、自分のプログラムの難易度を急激に高めることが出来たなら、彼がその人になるかもしれない。彼は既に、羽生に劣らず魅惑的に滑っている。あるいはもしかして、次のフィギュアスケート宇宙の征服者は、ジン・ボーヤンがなるかもしれない。彼はまだ四回転ジャンプの数に集中しているけれども。グランプリ日本大会では、その四回転を五つ実行した。その中には、羽生が習得していない四回転ルッツ2度も含まれている。ただ、音楽の解釈、振付け、スケーティングスキルにおいては、ボーヤンとオリンピックチャンピオンの間は、月との距離程も開いている。

あるいはもしかして、いつか羽生の記録に、マクシム・コフトゥンが近づくかもしれない。2度のロシアチャンピオンのポテンシャルは、疑いなく存在する。彼に必要な全ては、体を使って、懸命にせっせと働くことだ。陳腐で申し訳ない。でも勤勉は、どんなおとぎ話をも実話にしてくれる — 正にそのことを、ウィニー・ザ・プーを愛する人が、私たちに示してくれたのを見たばかりなので・・・


(訳注:以下のコメントを頂きました。大変分かりやすいので勝手ではありますが、そのまま貼らせて頂きます。

「>ただ、アクセルの一つには、二回転ではなくトリプルトウループを付けて、少し得点を増やすことも出来た。

フリープログラムでは、羽生選手は4Tと3Aを2回ずつと3Tを1回跳んでいるので、ザヤックルールにより、2回目の3Tを跳ぶことはできない(無効になる)と思います。この訳文の内容はルールを違えています。
該当箇所について注釈が必要ではないかと思いますのでご検討ください。」

確かにシングルフリーでは、3回転以上のジャンプは2種類だけ2度行えるのですね。『通りすがりのフィギュアファン #9L.cY0cg』さま、ご指摘ありがとうございました。)
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コメント

ご検討ください

>ただ、アクセルの一つには、二回転ではなくトリプルトウループを付けて、少し得点を増やすことも出来た。

フリープログラムでは、羽生選手は4Tと3Aを2回ずつと3Tを1回跳んでいるので、ザヤックルールにより、2回目の3Tを跳ぶことはできない(無効になる)と思います。この訳文の内容はルールを違えています。
該当箇所について注釈が必要ではないかと思いますのでご検討ください。
  1. 2016/06/04(土) 13:27:00 |
  2. URL |
  3. 通りすがりのフィギュアファン #9L.cY0cg
  4. [ 編集 ]

Re: ご検討ください

通りすがりのフィギュアファン 様

ご指摘ありがとうございます。
うっかりしていました。
羽生選手はじめ、お読み頂いた方々にご迷惑をおかけしました。
申し訳ございません。

大変分かりやすいコメントだったので、大変勝手ではありますがそのまま貼らせて頂きました。
ありがとうございます。できれば今後ともご指摘等お願いします。
asappo




>ただ、アクセルの一つには、二回転ではなくトリプルトウループを付けて、少し得点を増やすことも出来た。
>
> フリープログラムでは、羽生選手は4Tと3Aを2回ずつと3Tを1回跳んでいるので、ザヤックルールにより、2回目の3Tを跳ぶことはできない(無効になる)と思います。この訳文の内容はルールを違えています。
> 該当箇所について注釈が必要ではないかと思いますのでご検討ください。
  1. 2016/06/05(日) 12:43:23 |
  2. URL |
  3. asappo #-
  4. [ 編集 ]

asappoさま。御対応有難うございました。
フィギュアスケートのロシア事情を知りたい方にとって
asappoさまのブログは大きな頼りです。
日本では英語はともかくロシア語ができる方はかなり希少ですので・・・
今後とも宜しくお願い致します。
  1. 2016/06/05(日) 16:47:38 |
  2. URL |
  3. 通りすがりのフィギュアファン #9L.cY0cg
  4. [ 編集 ]

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