富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ あれこれ 2015/12/16 アレクサンドル・ラケールニクISU技術委員長による羽生結弦の記録の解説

あれこれ

2015/12/16 アレクサンドル・ラケールニクISU技術委員長による羽生結弦の記録の解説

http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/867814

2015/12/16 アレクサンドル・ラケールニクISU技術委員長による羽生結弦の記録の解説

====Sovsport.ruのアンドレイ・シモネンコ「記録の解剖。ISUはフィギュアスケートの判定システムを変えるかもしれない」の記事より一部抜粋、引用。ISUペア、シングルスケート技術委員会委員長アレクサンドル・ラケールニクが、羽生結弦のファイナルでの得点を解説しているインタビュー記事====

「結果として、バルセロナのショートプログラムにおいて羽生はプログラムエレメンツ(技術点)で61.81ポイントを獲得した。この点数を超えるのは限りなく難しい。エレメンツの難度を上げることは出来る。しかし、どのようにして? 彼にはトウループとサルコウという二つの四回転ジャンプがもう入っている。もっと難しい四回転 — 例えば、中国のジン・ボーヤンがやっているようなルッツ — に挑戦するかもしれない。あるいは、ステップシークエンスのレベルを上げる — レベル3から最高のレベル4に — かもしれない。

エレメンツ実行の質(GOE)は、既に至る所で実質限界値(+3)が付けられている。それ以上は、全てを+3のみにすることだが、それは多分非常に現実的とは言えないだろう。それにもしそのようなことが起こったとしても、この点数(61.81)にそれ程多くの上乗せとはならない。日本の大会では59.44だった。

プログラムの5コンポーネンツ(スケーティングスキル、つなぎのステップ、動作・身のこなし、振付け、曲の解釈)は、10点満点で評価される。それぞれのジャッジが採点し、最大と最小の点数が切り捨てられてから、平均点が算定される。最大で10.0になる可能性がある。羽生はファイブコンポーネンツでそれぞれ、9.71、9.61、10.00、9.93、9.89ポイントを得た。合計で49.14ポイントだ。エレメンツ(技術点)では、難易度を高めることが出来るから理論的最大値は存在しないが、ショートプログラムのコンポーネンツ得点の最大値は50ポイントだ。

羽生のフリープログラムにおいても、実質的にショートと同様だった。ただエレメンツが多くなり、7つから13になる。羽生は3つの四回転ジャンプ、2つのトリプルアクセルをやっている。そして5つのジャンプエレメンツはプログラム後半にやるので、そのそれぞれのジャンプに10%の割増ポイントが与えられる。ジャンプ以外のエレメンツの難易度レベルは、ステップシークエンスがレベル3だった以外は全てが最高のレベル4だった。GOEに関して言えば、さあ、掛け算してみよう。13エレメンツ×9人のジャッジ=117個の評点だ。この117個の評点の内、羽生の場合、+1が五つだけで、あとの残りは全て+2か+3だったのだ。

フリープログラムの合計技術点(120.92)にさらに上乗せすることは非常に難しいだろう。日本のグランプリ大会では素晴らしい滑りの後、彼が得たのは118.87ポイントだった。この差異はほんの小さなもので、単に審判団が少しだけ優しい人たちが揃ったか、少しだけ厳しい人たちが揃ったかによるかもしれない。ちなみに、若干のジャッジたちには、結弦は日本での方がより霊感に満ちて滑ったと思われている」。

—あなたの考えでは、羽生はどのようにしたらプリープログラムの点数を上げられると思いますか?

「もしかしたら、彼は2つの四回転トウループと1つの四回転サルコウではなく、2つの四回転サルコウと2つの四回転トウループに挑戦するかもしれない。しかし、実践上120ポイントは、実質マックスだ。同様にコンポーネンツに関しても、それらはオール10点にとても近いし、フリープログラムで彼が得た219.48点以上を得ることが出来るのかどうか、私には確信がない。見てみよう — 羽生は卓越したアスリートだし、彼がコンディションを整えた時には奇跡を起こすことが出来るのだから」。

—ジャッジたちは、理念上コンポーネンツの5つの基準のそれぞれを個々に採点しなければならない訳ですが、時々、「病院の平均体温」の統計を取るみたいに、あまり意味のない数字を羅列してコンポーネンツを採点しているように感じることがあるのですが。

「コンポーネンツは5つだ。それぞれのコンポーネンツの評価の際には、一定の数の判定項目を考慮しなければならない。その数はさまざまだが、仮に平均で、一つのコンポーネントに6個の判定項目があるとしよう。全部で30項目だ。人間の脳は一度にこんなに多くのパラメーターの評価を果たして出来るのだろうか? 私はある研究で読んだのだが、脳が一度に評価出来るパラメーターの最大限は19だと書かれていた。ゆえに、ジャッジたちの前にあまり現実的ではない課題が提起される時、彼らは、最も抵抗の少ない道を進み始める。何らかの平均的点数を付けて、こちらのコンポーネントでは少し高いだとか、あちらのコンポーネントでは少し低いだとか・・・コンポーネント間の差異が非常に大きいこともあり得るけれども。コンポーネンツの判定は難しいし、これに携わって非常に多くの経験を積んだ人間として、ジャッジが直面している問題を理解していると言うことは出来るのだ」。
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