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2016/03/28 エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ「ボストンの女子レースのリーダーは、宮原知子に見える」

http://www.sport-express.ru/figure-skating/reviews/982503/

2016/03/28 藁にもすがる思い。

(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ)  ====一部抜粋====
最も厳しい戦いが予想される女子シングルの試合は、多くの意味でコーチの試合でもある。ロシア女子たちが潜在的に、女子のフィールドでは最も脅威であることは、全世界が知っている。問題は些細なことだ:この潜在力の全てを、必要な時に、必要な場所で見せること。これは指導者たちの力量の指標でもある。

先ず、ヨーロッパチャンピオン、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワとヨーロッパ準チャンピオン、エレーナ・ラジオーノワだが。二人のアスリートは冬の諸大会で素晴らしいコンディションだったし、二人のうちのどちらも、二つのプログラムを完全にミス無く滑れば、世界選手権で勝利出来る。

この戦いはラジオーノワにとって、より容易でもあり、より難しくもある。一方では、彼女は既にシニアの世界選手権で滑った経験があり、それがどんなものなのかを知っている。また他方では、全ての主要な大会で他の誰とも違う素晴らしい滑りを見せ、優勝争いが出来ている彼女だが、2シーズン連続でより強い力に遭遇している。昨シーズンは、エリザヴェータ・トゥクタムイシェワが、今シーズンはメドヴェージェワがエレーナを金メダルから遠ざけている。

メドヴェージェワにとっても容易ではない。一月末にヨーロッパ選手権で勝利はしたけれども、彼女のコンディションのピークはそれより一ヶ月前の、グランプリファイナルとロシア選手権で勝利した時にあった、と私なら言うだろう。ブラチスラバではコンディションは低下し始めていた:女王の滑りは申分がないとは既に言えなかった。エヴゲーニヤは再びコンディションを高められるのかどうか(心理的なものも含めて) — これは最も興味深い問題の一つだ。ただ彼女には、大きなプラス面がある — 全ての出場者のなかで最も高い自己ベスト記録を持っている。

女子の滑りというものは、大体、予測し難く不安定だ。荒れ狂う海の上を藁の小舟に乗ってレースをするようなものだ。そこではほぼ常時、コーチがナビゲーターの役割を果たしている。そこでは完全に全員のコーチがその役割を担っている。おそらく出場者のなかで、絶対的安定性を誇れるスケーターなどいないだろう。

願いと現実の結果がどれだけかけ離れたものとなり得るか、その最も鮮やかな例として、三度の世界女王浅田真央のソチオリンピックでの滑りを挙げることが出来よう。浅田は優勝候補としてソチにやって来た。しかし、そこでのショートプログラムでは、リーダーから約20ポイントも遅れを取って、16位だったのだ。

ボストンでは、女子レースのより明確なリーダーは、浅田ではなく、日本選手権と四大陸選手権で勝利した浅田の同胞、宮原知子に見える。
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  1. 2016/03/31(木) 01:42:51|
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