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2016/04/12 アレクサンドル・ジューリン「パパダキス/シゼロン組は、簡単に見えるプログラムから、何故金メダルを獲得出来たのか」

http://rsport.ru/interview/20160412/912510423.html

2016/04/12 アレクサンドル・ジューリン「イリイヌィフにはカツァラーポフが必要だ」

ロシアのコーチ、アレクサンドル・ジューリンは、今シーズン、アイスダンスのエカテリーナ・ボブローワ/ドミートリー・ソロヴィヨーフとともに、ロシア選手権で勝利し、ヨーロッパ選手権で銅メダルを獲得したが、ボブローワの体内からメルドニウムが検出されたことから、ボストン世界選手権には、他の組が出場した:ヴィクトーリヤ・シニーツィナ/ニキータ・カツァラーポフ組は9位、アレクサンドラ・ステパーノワ/イワン・ブーキン組は11位となった。世界のリーダーたちのなかでのロシアのアイスダンサーたちの現状についての考えを、1994年オリンピック銀メダリストが、R-Sport通信員アナトーリー・サモフヴァーロフに語った。なぜ、フランスのガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン組は、簡単に見えるプログラムから金メダルを獲得出来たのか?

=====一部抜粋=====

—アレクサンドル、ロシアのアイスダンスはどのような位置にあるのでしょう? われわれは北米勢にひどく遅れを取っているという意見もあれば、他方では、何の遅れもない、ただプログラムに恵まれれば良いだけだという意見もある。

「全体的情況は、こうだ:二度の世界チャンピオン(パパダキス/シゼロン組)は、特別なステータスにある。素晴らしく滑り、自分の仕事の絶対的信奉者であり、素晴らしく身体、スケート靴を使いこなし、その上最も重要なことは、彼らのエレメンツは非常にクリーンだ。水晶体のように、ダイヤモンドのように、全てがレベル4で、+3だ。彼らにとっては、+2でさえ稀なこと。全く輝かんばかりのクリーンプログラムで、これが彼らの成功の秘密だ。どんなペアにとっても、彼らと戦うのは非常に困難だ」。

—ロシアのペアにとっても?

「残念ながら、僕のところのジーマとカーチャは世界選手権に出場出来なかったが、しかし、彼らは、あそこで5、6位争いをしただろうという感じがする。一年間休場したし、ジャッジの判定からも遠ざかっていたという条件の下で。それに今度は、このメルドニウムとの関係から、情況はさらに困難になった。しかし、僕はあなたに言いたいが、彼らは5度のロシアチャンピオンだ。彼らは強く、力強い。

ニキータとヴィーカに関して言えば・・・美しいペアだ。しかし、エレメンツや膝の仕事、プログラム自体のなかに、より正確に言えば、滑っている時のコミュニケーションの取り方を含めてプログラムの思いのなかに、何かが不足している。全体としてまだ、世界のトップ3を目指して戦えるようには見えない。

サーシャ(アレクサンドラ)とワーニャ(イワン)は、良いペアだし、美しいが、僕の見方では、欠点が除かれていない。非常に良いエレメンツ、独占的ツイズル、思いの籠ったハイクラスのスピン、そのスピンから僕は目を離すことが出来ない程だが — このデュエットは、あたかもジュニアからシニアに移って来たばかりのように見えるのだ。僕はもちろん、この問題の最終審判を下した訳ではないが、僕のなかにまさにそのような考えが形作られつつあるということだし、そう思う権利はある」。

—シュピリバンドは、フランスのペアは、「ツーフット」で滑っていて、あまりに簡単だ、と言っていましたが。

「彼らのプログラムは基本的に、ランニングステップ(ラン)、クロスロールと美しいつなぎで作られていることは、僕自身良く分かっている。しかし、美しいのだ! これが第一。第二には、ジャッジたちはエレメンツを評価する義務があるが、フランス人たちのそれらは+3だ。第三に、エレメンツ間の全てが雰囲気を作り出している。非常に興味深い多くの再編と素晴らしいエレメンツを伴った非常に大きな速度の下で、大変に雰囲気のある滑りになっている。僕が思うに、彼らの氷上での「ツーフット」、スリーフット、フォーフット・・・が、全くプログラムを損なっていないという文脈のなかで魅惑的に行われているので、ジャッジたちはそのことをただ忘れているではないか。

一方で、全てのこれらのブランケットターン、ロッカーターン、カウンターターンを伴う1分半位の二つのステップシークエンスの他に、同様の最難度のステップを、それが出来ることを見せるために、滑りの残りの部分にも組み込んでいる多くのペアを僕は見ている。しかし、実際のところ、ロッカー、カウンターを眺めるのは、非常に退屈なことだ。それらを見るのが面白いのは、パトリック・チャンや羽生結弦のように出来る時だけだ。あるいは、そう、シゼロン自身のもの。つまり、これらのロッカーに気附かない時だ。氷を眺めて、他のやり方ではダンスを作りたくないという思いに捉われるのだ。パパダキス/シゼロン組は、何の問題も無しという統一性によって、普通のものを張り替えているのだ。

パトリック・チャンがブランケットターンをすれば、それは愉悦だ。しかし、選手たちが、プログラムの飽和性の効果を狙って同じことを欲張って繰り返しても、ジャッジたちに何の印象も与えない。それを見て、言うだろう:そうだね、彼らには難しいね。挑戦していることは立派だね、と。芸術というものと仕事というものは違う。前者の方が何倍も値打ちがあるのだ」。
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  1. 2016/04/14(木) 01:27:01|
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コメント

こんにちは~。コメント初です。いつもスムーズな翻訳有難うございます。

パパジセ、なんであんなに別次元v-353アイスダンスなんだろう・・・とうっとり観てました。
アイスダンスは好きですが、まだまだ不勉強で。

でも、私のような素人がみても、宇宙空間で浮いているような演技、特にジセロンさんだけに注視して観ていると、
彼の動きが他の男性とは、違うエレガントな動きをとることが、今ワールドでわかりました・・・いまさらの素人意見ですが。

専門家であるズーリン先生(すいません、長年ズーリン♪って日本語で脳内変換されるので・・)の言っていることが、
私達素人の感じることと同じなんだ!(ツーフットが多いってのはわからなかったですが)、
難しい技も簡単な技も必然として、流れの中に入れているってこと、だから美しい、別次元にみえるんだ!って
思わず膝を打ちました。

余談ですが、
タイトルがイリカツ・・・(JrGPFで観てから、大好きだったんですv-406)、
元コーチも惜しんでるんですね・・・
私もです。イリニフのじゃじゃ馬娘感&ニキータの俺様感の化学反応が楽しかったのに。

今年はもっとアイスダンス勉強しなきゃ!
ズーリン先生のとこのボブソロ組も、今回は残念でしたけど、実はお気に入りなんで、来季は表彰台争いしてほしいです。v-220
  1. 2016/04/14(木) 13:00:57 |
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  3. ふらっとさん #Ybw1CIdM
  4. [ 編集 ]

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