あれこれ 2016/09/29 音楽を止めてくれ。何がユリヤ・リプニツカヤのシーズン初戦を邪魔したのか

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2016/09/29 音楽を止めてくれ。何がユリヤ・リプニツカヤのシーズン初戦を邪魔したのか

 http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/930046
 
2016/09/29 音楽を止めてくれ。何がユーリヤ・リプニーツカヤのシーズン初戦を邪魔したのか。
 
(アンドレイ・シモネンコ)
2014年オリンピック団体戦女王ユーリヤ・リプニーツカヤは、スロバキアのオンドレイ・ネペラ・メモリアル大会ショートプログラムでリードしている。ただシーズン初戦は、彼女に関係のない理由によってあわや失敗するところだった。
 
スロバキアの首都ブラチスラバで行われているオンドレイ・ネペラ・メモリアルは、何故存在しているのかを自らも分かっていない大会に属する。人々のため、と言えるかも知れないが、しかし不幸なことに人々はこの大会に足を運ばない。観客席に取り残されたように座っている二、三百人の観客は、ヨーロッパフィギュアスケートが今日陥っている危機を際立たせているだけだ。
 
「チャレンジャー」シリーズに統一することによって、ヨーロッパの地で行われるシーズン序盤の大会に命を吹き込もうとしたISUの、ああ懸命なる努力は、報われなかった。観客が多少なりともそれでも足を運んで来る伝統的な大会 — 例えばドイツのオーベルストドルフや、ヘルシンキ郊外のエスポーでの大会は、悪くない状態で生きている。しかし、その他のものは、ただ存在しているというに過ぎない。
 
ところで、アスリートたちにとってはネペラメモリアルのような大会に出場する意味を見出すことが出来る。新しいプログラムを滑って見ることが出来る。新しいコスチュームの様子を見ることも出来る。それに何よりISUランキングのポイントを稼ぐことが出来る — そのランキングの順位によって、シーズンの大きな大会でのくじ引きが有利になる。まさにこのような目的を持ってロシアのスケーターたちは、4種目中3種目(男女シングルとペア)で最大限の出場枠、三人ずつを選択したのだ。
 
オンドレイ・ネペラ・メモリアルの女子競技が始まった。そこでロシアを代表するのは、オリンピック団体戦女王ユーリヤ・リプニーツカヤ、2016年世界ジュニア準女王マリーヤ・ソーツコワ、2012年世界シニア準女王アリョーナ・レオーノワだ。これらに相応するようなスケーターは、今大会には他にエントリーしていないのだから、もし金曜日に三人のロシア女子が全ての表彰台を独占しても、驚きでも、ロシア女子シングルスケートの偉大さの刻印でも何でもなかった。一番の興味は、彼女たち三人の表彰台の立ち位置だった。
 
ところが、ショートプログラムが終わって見ると、そうスッキリとは行かなかった。ロシア女子のなかで最初に氷に登場したのはリプニーツカヤだった — そしてスタートのポーズに立つ準備の段階で途端に、突然音楽が鳴り始めた。何が起きているのか理解出来ない彼女は、いわゆる「臨機応変に」対応したが、幸いなことにレフェリーが技術的エラーを示す笛を直ちに鳴らした。音楽は停止され、少しの休止の後ユーリャは新たに滑り始めたが、理想的には行かなかった — 二つのジャンプエレメンツでジャッジたちは回転不足を見つけた。故に得点は比較的低くなった。しかし状況を考えれば、もっと悪くなることもあり得たのだ。
 
しかしながら、ロシアの残る二人の出場者も、チャンスを生かしリードを奪うことが出来なかった。この夏の間に目に見えて身長が伸びたソーツコワは、重い感じの滑りで、コンビネーションジャンプで深刻なミスを犯した。
 
一方のレオーノワは、プログラムの冒頭は素晴らしかったのに、フリップで転倒した。そして滑り終わると、もう習慣になりつつある悔しさのジェスチャーで、自分の頭を手で叩いた。
 
結局マリーヤはショート終了時点で2位、レオーノワは4位となった。しかし、二人とも勝利のチャンスを失ってはいない。もしリプニーツカヤが、2年前に失った、難しいエレメンツを装備したフリープログラムをクリーンに遂行する能力を取り戻したことを示せなかったなら。
 
競技初日の夜を締めくくったのは、ペアのショートプログラム競技だった。ここでもロシア勢は全ての表彰台を独占する可能性がある。主要な優勝候補は、エヴゲーニヤ・タラーソワ/ヴラジーミル・モローゾフ組で、彼らは2箇所のミスを許したにもかかわらず、その力強く、軽快な滑りのおかげでリードを奪っている。2位のユーコ・カワグチ/アレクサンドル・スミルノフ組は、滑りのなかでミスは無かったが、その代わり慎重さが目立った。ナターリヤ・ザビヤーコ/アレクサンドル・エンベルト組もミス無く滑り、他のロシアの二組のペアとともに優勝争いのチャンスを保持している。
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