あれこれ

2016/11/17 ラファエル・アルチュニャーン「若い年齢での四回転ジャンプは有害」

 http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/940265
 
2016/11/17 ラファエル・アルチュニャーン「一部のコーチたちは、ロケットにしがみつくようにアスリートにしがみついている」
 
 ====一部抜粋。前回のアルチュニャーンのインタビュー記事は、この箇所の続きです====
 
(アンドレイ・シモネンコ、「ソヴェツキー・スポルト」)
 
—韓国の女子フィギュアスケーターが少し前に四回転ジャンプに挑戦しました。この方向でのブレークが起こるのでしょうか、どう思いますか?
 
ラファエル・アルチュニャーン:「絶対そうなる。特に子供は」。
 
—しかし、そうなるとどこにも行き場がない — ジュニアからシニアに移行する年齢を動かさなければならないのですか?
 
「私は既に何度も言っている:若い年齢での四回転ジャンプは有害だと。未形成の骨がまだ成長している。怪我が始まる。ペアスケートで既に始まっている— 四回転スロージャンプで非常に高いところから少女が着氷している・・・
 
しかし、大人と一緒に子供たちが滑るのを禁止しなければならないだけではない。さらには、ジュニアの大会とシニアの大会の間に、賞金の格差を設けなければならない。18歳後にシニアグランプリに出場したなら、勝利に対する賞金として例えば4万ドルを受け取るとする。一方でジュニアグランプリに出場し勝利した場合の賞金を200-300ドル以上は出さない。子供の身体にリスクを冒す動機を無くすためだ。そして別の動機 — シニアの競技会まで自分の身体を守って、その時が来たら賞金を稼ぐのだという動機を与えるためだ。
 
若い年齢で四回転をマスターするのは立派だ。だからそれを周期的に練習すれば良い。そしてシニアの負荷へ向けて自分の身体を準備することだ。そうして18歳以降に身体がしっかりしたなら、しかるべき全てを身に付けることに着手するのだ。フィギュアスケーターには、槍やテニスラケットが無いのだ。あるのは身体だけなのだから、それを大切にしなければならないのだ」。
 
—アシュリー・ワグナーは、世界選手権で銀メダルを獲得して以来、仕事への態度の面で変化がありましたか?
 
「私と彼女は、夏に真剣な話し合いを持った。彼女が全てを再び、人間としてあるべきように取り掛かるまで、私はずっと、ずっと待った。しかし、彼女には困難なようだ。確かにそれは本当に困難なことだ — 彼女の年齢で毎年新しいシーズンを開始することは。モチベーションが過ぎつつある。彼女は世界選手権のメダリストになることを夢見ていた。それが叶って、その後空虚になった。
 
私は話をするために彼女を呼び、こう言った:『もしこのような状態が続くのなら、君は、コーチとしての私と一緒に仕事をすることを終わりにすることも出来る。もし勝たないのなら、何のために滑る? カリフォルニアは暖かい、ビーチに行けば良い、なぜ氷に? 私たちはシロクマでもなければペンギンでもない』。
 
彼女に考える時間を一週間与えた。彼女は身なりも整えた。必要なお金も十分あるから、もし、彼女が手を上げて、私はフリーよと言えば、彼女のところには『乗客』・コーチがワンサカ押し寄せて来るだろう。だってわれわれには、いろいろなコーチたちがいる。一方で、やっていることに責任を持っているコーチもいれば、もう一方で、『乗客』のコーチたちもいる。分かるだろう、フィギュアスケーターはロケットのように上に向かって飛んでいるのだが、『乗客』のコーチたちは、このロケットにフックのようにしがみついているのだ。
 
だから私は彼女に言ったのだ。キスand クライで君と一緒に座るために、君にしがみついていたいコーチが山ほど見つかるよ、と。もっとも私は、正直言うと、キスandクライを嫌っているのだが」。
 
—なぜ嫌いなのですか?
 
「なぜなら、あそこでアスリートと一緒に座っているのが、選手を育てた人とは限らないからだ。仕事をした人と座っている人は別なのだ。一ヶ月トレーニングして座るのだ。6年間指導した人は、これは自分の功績だといくらでも話すことが出来る。しかし耳よりも目の判断の方が強い。人々は字幕を見て、キスandクライに座っている顔を見て、頭の中に全く別のストーリ−を形成するのだ。
 
それぞれの人間には、自分のレベルでしか礼儀正しさの意味を理解出来ない、などと私が彼らに説明してどうなる? 悪事を為すことを生涯自分に、訓練している人たちがいる。一定の時間が過ぎると彼らにとって悪事は当たり前になる。オリンピックの2年前にアスリートを取って、ロケットにしがみつくように彼らにしがみつき、天国目指して上空に飛び立つことなど、彼らにとっては当たり前のことなのだ」。

 
関連記事
スポンサーサイト
  1. 2016/11/19(土) 03:19:12|
  2. フィギュアスケート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2016/11/19 イワン・ブーキン「グランプリ北京大会の成功は、Skate Canada後の猛練習の成果」 | ホーム | 2016/11/17 ラファエル・アルチュニャーン「ネイサン・チェンはまだ17歳。責任は大人にあると思う」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kurkuma.blog.fc2.com/tb.php/2087-698ddb63
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)