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2017/05/21 ニーナ・モーザー「世界のペアスケートが発展しなかったなら、私たちは誰と戦うのでしょうか」〜その①〜

http://www.fsrussia.ru/intervyu/2995-nina-mozer-esli-ne-razvivat-parnoe-katanie-v-mire-to-s-kem-my-budem-sorevnovatsya.html

2017/05/21 ニーナ・モーザー「もし世界のペアスケートが発展しなかったなら、私たちは誰と戦うのでしょうか?」〜その①〜

====ロシアフィギュアスケート連盟公式サイトより一部抜粋====

(オリガ・エルモーリナ、タチヤーナ・フレイド)
二度のオリンピックチャンピオン、タチヤーナ・ヴォロソジャール/マクシム・トランコフ組、ソチオリンピック銀メダリスト、クセーニヤ・ストルボーワ/フョードル・クリーモフ組を準備したコーチのニーナ・モーザーと、私たちは、ノヴォゴルスクで行われている国際ペアスケートサマーキャンプの場で会った。トレーニングの合間の休憩時間に、ニーナ・ミハイロヴナは私たちの質問に答えた。

外国のフィギュアスケーターたちが参加したサマーキャンプを何故行う必要があるのかを説明し、自分の生徒たちのペアの新シーズンに向けた準備について語り、韓国でのオリンピックのフィギュアスケート競技のオリンピックスケジュールに関する疑問を語った。

—ニーナ・ミハイロヴナ、ノヴォゴルスクでの国際サマーキャンプの情報を読んで、多分誰かが疑問を感じたのではないですか、何故われわれがライバルたちを引き上げる必要があるのか?と。

「競い合う相手がいるようにするためです。最近の例ですが — アルマ・アタ(アルマトイ)でのユニバーシアードでは、ペアスケート競技が中止されました。なぜならロシア以外の国が自分たちの出場選手を出すことが出来なかったからです。

世界のペアスケートの現状を見てみると、この種目が成長している国の数が増えています。それは、ペアスケートの選手とコーチたちのための国際学習サマーキャンプを組織し、実行し始めた国際スケート連盟(ISU)の努力によるところが大きいのです。

ペアスケートは、フィギュアスケートの最も難しい種目の一つであると私がいうとすれば、それはアメリカでも同じです。今日の傾向を考えれば — スロー四回転ジャンプ、ツイスト、多回転のサイド・バイ・サイドのジャンプ、難しいリフト — ペアスケートはますます難しく、怪我の危険を孕むものとなっています。ですから、それを理解し学ぶ必要があるのです。

この種目が成長し始めているどの国にとっても、これに通暁している専門家やコーチがいないために、非常な困難のなかでやっているのです。それゆえ、ISUもイニシアチブを取って、ノービスやジュニアから国際キャンプを行っているし、今、さらにこれをもっと進めるアイディアもあるのです。
・・・

今回ノヴォゴルスクには、チェコ、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、ハンガリー、オーストラリア、そしてもちろん、ロシアのペアも集まりました。これらのアスリートたちは、既に多くのエレメンツが出来ますが、しかし彼らを、さらに競争力をつけ大きな大会に選抜されるようなレベルまで導かなければなりません。

キャンプ参加者の中にはペルミやエカテリンブルクからやって来たロシアの若いデュエットがいたことは重要です。これらの町からは、常に良いスケーターが育ち、ロシア代表チームに供給しているのですから。

周知の事実ですが、長年ソ連邦代表チームは、ペルミやスヴェルドロフスクのペアが主体だったのです。一方で、スキルに磨きをかける必要があった時には、これらの場所では振付師や演出家の問題が生じました。そのために、スケーターたちは、より高いレベルで自己実現をするためにレニングラード(現サンクトペテルブルク)やモスクワに移転しました。

この意味でISUの国際キャンプは非常に重要な役割を果たしています。全てのペアたちが自分の個人コーチとともにキャンプにやって来るのですから。それは、見る、学ぶ、話す、意見交換する、質問する機会を与えています。ロシアの若い専門家にとっても、これは非常に重要だと私はそこにも注目しています。

ロシアでペアスケートのキャンプが行われるのは、3回目です。この期間に私たちはシステムを構築しました。それは時計のように機能し、9日間のキャンプでコーチと選手たちに多面的な知識を与えられるように、振付師、劇場ダンサー、心理学者、医師たちをも参加させているのです。

6月に同様のキャンプを、実は少し違うフォーマットで、アメリカのデンバーで行うのですが、そこにも既に27組が申し込んでいます。この期間私のスケーターたちは、レオニード・ライツィンと一緒に一般的身体訓練の合宿に行くのです。クシューシャとフェージャ(ストルボーワとクリーモフ)はプログラム作りですので、私とヴラッド・ジョブニルスキーとロビン・ゾルコーヴィには数日の時間が出来るからです。

デンバーには経験豊富なアメリカのコーチたちがやって来ます。そこで議論することを計画しているテーマの一つは、現代の環境のなかでアスリートはどのように競技にアプローチすべきか、というものです。これは非常に重要で、デリケートな点です。

私が全てを話した後には、例のごとく一定の批判を受けるかもしれませんね。次のような質問が出るかもしれない:「あなたにそのようなことが何故必要なのか? これはあなたの仕事、あなたの職業です。それなのに自分の秘密を明かすなど、あなたはどうかしている」。

しかし、私はこう言いたいのです:フィギュアスケートの世界は非常に狭く、ペアスケートの世界はもっと狭い。この種目がどのように発展するのか、どの方向に動いていくのか、観客の関心、いや重要なのはアスリートたちの関心を維持するためにはどうすれば良いのかを理解するために、コーチと専門家たちは交流しなければならないのだと。

もしペアスケートが世界中で強くなれば、転倒の数を数えるためではなく、最高級の滑りを楽しむために試合に足を運んでくれる観客たちにも、ジャッジにも、アスリートにも — 皆に面白いものとなるでしょう。

イメージの面でも、このような触れ合い、セミナー、ロシアの専門家たちが参加するキャンプは、重要な役割を果たしています。何故なら、ロシアフィギュアスケートの権威を高めるからです」。

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  1. 2017/05/24(水) 03:23:00|
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