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2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その①〜

http://tass.ru/opinions/interviews/5078235

2018/03/30 アレクサンドル・ラケールニク「フィギュアスケートはどう変わるか」〜その①〜

====一部抜粋====

(ヴェロニカ・ソヴェートワ)
四年サイクルの主要シーズンである今シーズンは、エヴゲーニヤ・メドヴェージェワとアリーナ・ザギートワの戦い、13歳のアレクサンドラ・トルーソワの信じがたい四回転ジャンプ、7年間メダルが無かった世界選手権男子シングルでのミハイル・コリャダーのメダルがロシアのフィギュアスケートファンたちの記憶に残るだろう。国際スケート連盟(ISU)副会長アレクサンドル・ラケールニクは、TASSとのインタビューのなかで、オリンピックシーズンの総括を語り、今後の表彰台の顔ぶれに大きく影響する可能性がある、今後の規則変更について述べた。

—来シーズンからジャッジのGOE(Grade of Execution)の評価はどのように変わりますか?

「評価の幅が相当広げられる。現在アスリートは、エレメントに対して、実行出来なかったエレメント、あるいは立派に実行したエレメントとして−3ポイントから+3ポイントまで獲得しているが、来シーズンからこの幅が「−5ポイントから+5ポイントまで」になる。この新機軸は、過去のISU総会の主要な決定だった。だから今後、アスリートたちはジャンプの数ではなく、その質を追い求めるだろう」。

—つまり、素晴らしく実行すれば5ポイントを貰えるかもしれない?

「まさしく。一方で大きなミスをすれば、当然、5ポイント失うかもしれない。平均的ジャンプの場合の結果は、実質、同じままだ」。

—つまり、今後アスリートたちは、プログラムに高難度エレメンツを組み込む前に、真剣に考えなければならないことに?

「彼らは、悪い演技は以前よりも厳しく罰せられることを理解しなければならない。確かに以前は、転倒してジャンプの基礎点から『−3』を引かれたとしても、高難度ジャンプに向かって行くという考えがあった。そしてその後でしばしば、『自分は転倒したが、回り切った』というフレーズが聞こえた。今後は、もし『−5』の評価を得たとすれば、エレメントの価値が半減するだろう。

コーチたちの前にもより大きな問題が現れるだろう — 四回転ジャンプの全ての持ち札のセットに突き進むべきか、それともプログラムの何かを残すために四回転の数を削減すべきかと」。

—世界選手権でショートプログラムの難易度を下げたミハイル・コリャダーが採ったあの決断のように?

「あれも正しい決断だった — 彼はプログラムをクリーンに滑り、プログラムは皆に気に入られ、そしてそれは十分に良い評価を得た。フリープログラムでは、ミハイルはもっと多くの問題を頭で考えなければならなかった — だから彼はそれを十分に感じて演技の後、自分の頭を突いたのだ」。

—イタリアでの世界選手権では、特に男子スケートで多くの転倒がありました。それは疑いもなく四回転ジャンプにあると推察出来ます。

「ISUの六月の総会では、四回転ジャンプのそれぞれの種類がプログラムのなかで、現在のように2回ではなく、1回のみ披露出来るという提案が審議されるだろう。確かにこの決定は、四回転がとても少ない人には不利に働くだろう。しかし、コリャダーにはルッツ、トウループがあり、安定していないとしてもサルコウがあり、これで既に3種類のジャンプだ」。

—でも、1種類だけしか備えがないフィギュアスケーターは?

「まさにそれ故に、多くの国々が、特に、選手たちが1種類の四回転のみを跳んでいるヨーロッパの国々がこのような決定を支持しないかもしれない。しかし、既に次の試合からは、クロアチアのドゥブロヴニクでの前総会で発表された変更が待っている。

同様に新シーズンから男子シングルとペアスケートでは、フリープログラムの長さが30秒短縮され、プログラムも既にこれを考慮に入れて作られている。GOEの『−5~+5』の評価付けに関しても同様だ」。

—それでは基礎点は、以前のものが残るのですか?

「基礎点は低くなるが、著しいものではない。そこでの考えは、一方で質の良いスケーティングが不可欠だというもので、他方ではただ挑戦するだけのための挑戦は必要ないというものだ」。

—それでは、これら全ては女子シングルにはどのように関係してくるのでしょう? 例えば、アレクサンドラ・トルーソワはジュニア世界選手権で四回転を2本跳んでいます。

「数日前にアリョーナ・コストルナヤが練習時にトリプルアクセルを跳び、私も自分の目でビデオを見た。このジャンプの評価は、+4~+5になるだろう。今優秀な女子選手たちが練習しているエテリ・トゥトベリーゼのグループのアイディアの一つは、プログラム後半へのジャンプの移動だ。総会は、それらの評価を低くするかもしれない。それでもそれらのジャンプは(前半に行うものより)若干は高く評価されるだろうが、しかし、今程ではないだろう」。

—それではライバルはどのようにして勝つのですか?

「クリーンなプログラムによってだ」。

—もし皆がクリーンに滑ったら?

「次に進むのだ。男子たちが四回転ジャンプを跳べるのなら、どうして女子たちが出来ないことがあるだろう? トリプルアクセルは珍しいが、しかし実行されて来た。最初の女子選手は、日本の伊藤みどりだった。しかも彼女は素晴らしく跳んだ。その次にリュドミーラ・ネリジナ、浅田真央、エリザヴェータ・トゥクタムィシェワがいた。論理はこの方向での発展を促すだろう。

これを学ぶことは、まだ身体が小さくすばしこい、若い年齢での方がより容易だ。しかし、もしそれを正しく習得すれば、身体寸法が大きくなっても能力を維持するチャンスが存在する。トリプルアクセルを跳んでいる日本人、ミライ・ナガス(長洲未来)を見たまえ。彼女は全く小さくない。だから問題は技術にあるのだ」。・・・

—つまり、女子シングルでの四回転ジャンプは、稀な事象ではなくなるのですか?

「そう、非常に急速に。現在それはトゥトベリーゼのグループでのものだが、もうすぐ他の例も見るだろう — それは現実的だ。もし女子アスリートのジャンプが高く、速い回転だったら、全てが現実的だ。それに私は、女子が男子よりも何が劣っているのかが分からない」。

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コメント

よかった!

asappo さま
はじめまして。
年末から年始にかけて、お休みだったんですね。
オリンピック前まで毎日開けていたのですが、更新がないので、終わってしまったのかと諦めていました。
久しぶりに開けてみて、あ、始まっていた!と嬉しくなりました
終了でなくてよかったです。
これからもよろしくお願いします。
  1. 2018/04/04(水) 17:49:24 |
  2. URL |
  3. にゃあこ #W3LOcRG6
  4. [ 編集 ]

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