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2019/11/29 ユーコ・カワグチ「ロシアで友情を築くにはどうしたら良いか? 一緒に飲むこと!」日本のスケーターがサンクトペテルブルクでロシアのスケーターになった

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2019/11/29 ユーコ・カワグチ「ロシアで友情を築くにはどうしたら良いか? 一緒に飲むこと!」日本のスケーターがサンクトペテルブルクでロシアのスケーターになった

=====一部抜粋=====

(マリーナ・クルィローワ)
ユーコ・カワグチは、タマーラ・モスクヴィナの下でトレーニングを受けるために日本のパスポートを断念した。そして史上初めて一つのプログラムの中で二本の四回転スロージャンプを跳んだ。

—ペア競技は、もっとも危険な競技の一つです。自分が危機に瀕していると感じた経験はありますか?

ユーコ・カワグチ:「深刻な命の危機というものは、一度もありませんでした。しかし、日本でのショーの時に一度、嫌なことがありました。サーシャ(アレクサンドル)・スミルノフがスケート靴で(私の)手を傷つけたのです。それまで見たこともないような血の量でした。幸いなことに、結果的には指を救うことが出来ました。それは、私たちがペアを結成した直後のことでした。

私たちは双方とも、どうしてそのようなことが起こったのか、理解することさえ出来ませんでした。私も、サーシャを非難することは何も出来ません。ただ、その瞬間彼が私に何も言わなかった、謝らなかったという小さな遺憾の念が残りました。恐らく彼自身が怯えて、どう正しく反応したら良いのか分からなかったのでしょう。

このようなことは簡単に忘れて、許さなければならないと理解しています。『ごめん』と言うことも、基本的に簡単です、一言なのですから。それだけでどんなに全てが変わるでしょう。私もすぐに気分が良くなったことでしょうし、まして12年も前のことなのですから、それで終わりで、それ以上の何の考えも、状況に関する議論も無いでしょう。しかし、罪を認めることが非常に難しい人々がいます。彼らにとって、それをするのは本当に大きな不快なのです。私はそのことは良く分かりませんが、しかし受け入れることを学んでいます」。

—私が知る限りでは、あなた方のペアはかなり難しい関係だった。

「多分、そう言うことが出来ます、確かに。しかし、サーシャは多くのことを教えてくれました。彼は善良な人間です、難しい人でもありますが。一緒に競技会で滑っていた時も、実生活では、私たちはほとんど会話をしませんでした。

私は彼の目付きを半分見て、彼の気分を理解し、それによって私たちの関係を作り出すことを学びました。実際、これは非常に重要なことです。例えば、スロージャンプをする時に、サーシャが、機嫌が悪い状態で氷に出たり、私に対し腹を立てたりしてはなりませんでした。これは、結局のところ、私の安全、ひいては命の問題なのです」。

—タマーラ・ニコラエヴナ(・モスクヴィナ)は、あなた方の間のコンタクトを取らせようと何かと試みたのでしょうね?

「もちろんです。特に最初は。バンクーバーの前は、私たちにはほとんど時間がありませんでしたから、彼女は私たちの間の媒介者の役割を引き受けました。私たちは、お互いにほとんど会話する必要さえ無く、全てはタマーロチカを通したのです。そして全ては非常に簡単でした。しかし、オリンピックの後は、私たちが会話を始めるようにと、彼女は少し距離を置くことにしたのです。

ある時私は、サーシャとコンタクトを取るには一緒に飲む必要があると理解しました。これは、ロシアで友情を築くための最も簡単な方法です。彼は飲むと、もっと陽気になり、社交的になり、リラックスします。私は飲めますから、問題はありませんでしたが、現役のアスリート間の関係を築くための最も正しい方法ではありません。この計画を実行するためには、トレーニングの害にならないような適切なタイミングを見出さなければならず、それはほとんど非現実的なことでした。

ある巡業ツァーの時、ソチ後のことですが、私たちは汽車のコンパートメントで、二人で約12時間過ごすことになりました。何をしたら良いか — 少し飲んで、遂にしばらくおしゃべりをしたのです。お互いについて本当に多くの驚くべきことが分かりました。例えば、サーシャは、彼自身が私をイライラさせてしまい、私は彼をあまり好きではなく、嫌ってさえいると、ずっとこの間思っていたと知ったことは、私にとって発見でした。また、私はさらに少し年上なので、何らかの技術的なことに話が及んでも、私は彼のアドバイスなどまともに受け入れないと彼が思っていたことも。

一方で私は、常に彼の考えを尊重しようと努めていたし、彼はこのことを見て、感じていると思っていたのでした。何年も一緒に滑り、どれ程お互いのことを思っていたか — それなのに少し話し合うこともどうしても出来なかった・・・本当にどうしてだったのか腑に落ちません。これは大発見でした。

この後私たちはお互いを理解し始め、お互いをもっと信頼し始めました。そしてこのことは滑りにすぐに反映したのです。私はトレーニングに通い、何かを考え出すことが、何倍も興味深いものになりました。なぜなら、一緒に働いている人間をちょっと多く身近に感じられるようになったからです」。

—最後の数シーズンの一つで、あなた方は二本の四回転スロージャンプを入れたフリープログラムを滑りました。現在、このような難易度の高いエレメンツは、ペアスケートにはありません。これは後退でしょうか、それともアスリートたちへの配慮でしょうか?

「正直に言うとすれば、四回転スロージャンプを何か非常に危険なものとして認識したことは一度もありません。危険ということであれば、いくつかのリフトの方がはるかに危険です。

もちろん、女性パートナーはスロージャンプをする際にリスクがあります。しかし、恐怖心を抱きながら氷に出て行ってはなりません。何度も気づかされたのですが、一番怖がっている、正にそのことが起こるのです。そこではトリプルスロージャンプであるか、四回転スロージャンプであるかは全く重要ではありません。時々練習で、私はトリプルスロージャンプをするのを怖がりました。それは単に私たちがその日トリプルスローを練習していなかったからです」。
・ ・・・・
—万一のために、コーチになる教育を受けようとは思わなかったのですか?

「思いませんでした。私にとっては今のところ、自分にある二つで十分です。サンクトペテルブルク国立大学での学位の外に、国立海洋技術大学の学位もあります。そこでは機械工学企業における経済学と経営学を学びました。

私は、在モスクワ日本大使館で働くか、日本にあるロシア企業の何らかの代表部で働くことに興味があるのです」。

—サンクトペテルブルク国立大学ではあなたは国際関係学部で学びましたが、学位論文では千島列島をめぐる露日対立を考察しました。何故このテーマだったのでしょうか?

「日本とロシアに関係する、より焦眉のテーマであり、選択の余地はありませんでした。この四島に関してロシアは何故、これ程厳しい姿勢を取っているのかを私は理解しています。沖縄にはアメリカの軍事基地があり、もちろん、これは潜在的脅威として受け取られています。しかし、日本では何らかの政治ゲームのためにこれらの島々を利用しようと計画している人は誰もいません — 魚が必要であり、新しい領域が必要なのです。島国にとってこれは現実的差し迫った問題なのです。日本は非常に人口密度が高く、国の大部分は危険ゾーンにあります。何かことが起これば、人々はどこにも隠れ場所がないでしょう。全ての都市が廃墟から立ち直れる訳ではありません」。
・ ・・・・
—フィギュアスケートは、スポーツと芸術の共生であるが故に、日本人たちの美意識に理想的にマッチしているという説があります。

「かつてはそうでした。今日本にはファンの二つのタイプがあります。一方の人たちは、スポーツとして、芸術として本当にフィギュアスケートを愛しています。他方の人たちは、単に自分のためにある種のアイドルを選んでいるのです。彼らは、大抵、他の男性スケーターや女性スケーターのことは気にも止めません」。

—それでは、ロシアの女性スケーターたちへの、メドヴェージェワやザギートワへのあれ程の愛情は、どこから来るのでしょうか?

「彼女たちは非常に美しいからです。現代の基準です。彼女たちは本当の外国人に見えるのです。日本では現在、ちょうどスラブ人的顔やヨーロッパ人的顔が流行です。これはフィギュアスケートに限ったことではありません。今トップクラスにいる俳優たちの中でも、アジア人的顔はほとんどいません。外見が全てを決めるのです。

そもそも、日本でのフィギュアスケートは急速にショービジネスに変わりつつあります。フィギュアスケーターたちを、ポップスターのように認識しているのです。

それに、日本のファンたちは全てのアスリートたちを応援することが出来るというのは、大きな神話です。フィギュアスケートファンたちが狂気になるのは、ロシアだけではありません。日本でも多くのヘイターたちがいて、深刻なファン戦争があるのです。

フィギュアスケートのことを心から心配して、好きな男性スケーターを自分のボーイフレンドだとは考えていない日本の熱い女性ファンたちは、ヨーロッパの競技会に行くことを好みます。そこでは自分の考えを落ち着いて表現することが出来るし、アイドルの誰かに対する不注意なことばのために袋叩きに合うことを恐れなくても良いからです」。

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