あれこれ

過去記事(2012/12/11)  羽生結弦、ソチで戴冠式か?

http://news.sportbox.ru/Vidy_sporta/Figurnoe_katanie/m/spbnews_NI350233_YUzuru-Hanyu-Koronaciya-v-Sochi

過去記事(2012/12/11)「羽生結弦、ソチで戴冠式か?」

羽生結弦、フィギュアスケート界にとってこの新しい名前は、2010-2011年シーズンで燦然と輝き始めた。その時、四大陸選手権で、彼は初めて2位となった。それぞれの若いフィギュアスケーターたちが探し求めている記憶に残る演技スタイル、それをこの日本人は、カナダ人のスペシャリスト、ブライアン・オーサー氏の指導のもとで見い出した。オーサー氏は、バンクーバーオリンピックで無条件の勝利を収めて歴史に名を刻むこととなった別のアジア人スケーター、ユナ・キムの指導者だ。

2012年ニースで勝ち取った、世界選手権での人生初の受賞の後、17歳の羽生は、コーチを変えることを決心する。「トップレベルの大会で勝てるようになる」ために、それまでずっと仙台で指導を受けてきた阿部奈々美コーチの元を去ったのだ。羽生は、オーサー氏のいるトロントと祖国を頻繁に往復することによって、日本の高校で勉強を続けようと計画した。そうして、これらの出張は、すぐさま結果をもたらした。今シーズンのグランプリ大会で、3度自分のパーソナルスコアを塗り替え、ホームの大会ではショートプログラムで95.32点を出して世界記録を更新し、観衆を熱狂させた。

大体において、ショートプログラムは羽生の強みだ。まさに、そこで彼は一定の仕事を成し遂げてしまうために、フリーでの不確実性が可能となる。スケートアメリカでのショートは、ほぼ申し分無かったし、ホームのNHKトロフィーのショートでは、去年までの記録保持者であった同国人高橋大輔の記録を1点上回ることで彼に打ち勝ち、世界の他のフィギュアスケーターたちにとっての指標を作った。ただ、ソチでのグランプリファイナルでは、オリンピックの氷が彼を少し凹ませた。高橋に5点差をつけられた羽生は、合計点で追いつくことができずに2位にとどまった。優勝争いには、3回(!)の四回転に成功したハビエル・フェルナンデスばかりか、1年前まではソチの主要な金メダル候補であった2度の世界王者パトリック・チャンさえ絡めなかった。

オリンピックまでには、2、3の鍵となるスタート地点が残されているばかりだが、いまだ金メダル候補者の構図は出来上がってはいない。現オリンピックチャンピオンのエヴァン・ライサチェクは、怪我のため今シーズンは、まだ一度もスタートを切れていないし、もう一つのタイトルへの誰の名乗りも、ぼんやりとしている。ヨーロッパのスケーターの中で、アジア人たちやチャンに刃向っていったのは、今シーズンはフェルナンデスだけだが、彼にしたって、理想的かつ最高難度の技術を持ち、伝統的にプログラムのコンポーネンツで強みを発揮するライバルたちに勝つことはできまい。また、ソチでのロシア一番の希望エヴゲーニー・プリューシェンコのポジションも、怪我の後で回復しつつはあるがはっきりとはしない。

このような状況のなかで、先頭に出てくる可能性があるのは、この3年間で、例えばショートプログラムで約40点上乗せした、まさに羽生ではないのか。既にここ何年間か不安定な演技をしている高橋とチャンの背後にあって、彼の可能性の限界は見えていない。チャンのキャリアの頂点を観客たちが見たのは、2011年のモスクワでの世界選手権においてであった。その時、彼は2位の選手を22点引き離したのだった。高橋が自分の力を発揮してみせたのは、それよりも1年前だ。プリューシェンコの功績や主たる勝利を知らないものは、文明の外に住む人間だけだけれども。

羽生がトップレベルでの本格的な進化を始めたのは、たったの1年前で、どのような能力があるのかを、全て開示しているわけではない。ここにこそ、昨日の新人であるこのエリートの危険性が隠されている。彼は、たった2年で、オリンピック金メダルへの道を自分で敷くことができるのだから。

文:アントニナ・ゴーリコヴァ Sportbox. ru
関連記事
スポンサーサイト
  1. 2013/07/07(日) 17:47:02|
  2. フィギュアスケート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2013/07/08 ジャン=クロード・キリー「ソチ五輪前のテロリストたちの脅かしに、ひどく心配はしていない」 | ホーム | 2013/07/06 アレクセイ・ヤグディン「オリンピックに団体戦を導入するのは浅はか」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kurkuma.blog.fc2.com/tb.php/56-eaa20e1e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)